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マンガデザインで日本を描く(5/47)・京都府

どうもどうも、吉良です。

マンガデザインで日本を描く特集、今回は「京都府」について取り上げていきます。これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県
についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

京都府の僕の経験記と旅行記は後日お話ししたいと思います。
今回は学生作品に解説を加えた新しいスタイルにしました。

京都府はスタッフの情報によると、定番スポット以外にもおすすめのスポットがたくさんあるとのことでした。今回はそちらを紹介していきます。

・宇治市
宇治には様々な抹茶の名ブランドの本店が集まってます。本家の抹茶のおいしさは本当に別格で、抹茶のために宇治に住みたいくらいの衝撃でした。

また、源氏物語ミュージアムもあります。その周辺にある平等院や宇治川は、源氏と平家が戦った「宇治川の戦い」の戦場であるため、博物館で歴史を知り、その現在の姿までを見ることができます。

・京都のモダン建築
京都には、明治以降に建てられた洋風建築や近代和風建築、モダニズム建築が数多く現存しています。モダン建築をめぐるお散歩ルートは幾つもあり、古建築と庭園だけでない新しい京都を感じることができます。

・漫画・アニメと京都
京都は名探偵コナン、けいおん!、るろうに剣心、響け!ユーフォニアム、一休さんなど多くの漫画・アニメの聖地です。好きな作品の聖地巡礼も楽しみ方のひとつとしておすすめです。

また、漫画の専門博物館である「京都国際マンガミュージアム」や、毎年開催されている「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」でマンガをより深く知ったり、イベントを楽しむこともできます。

京都府の特徴も見ていきましょう。
京都府は県庁所在地が京都市、県土面積は4612平方キロメートルで、全国第31位の広さです。清水寺、金閣寺、銀閣寺、平等院鳳凰堂など、歴史的な建物が多くあり、17のユネスコ世界文化遺産があります。

人口約260万人(日本で13位)、国指定伝統的工芸品の数、国宝の建造物(棟数)、国指定重要文化財の建造物の数など、伝統的なものにおける日本一が多いことも特徴です。

京都府の地方新聞は京都新聞、あやべ市民新聞、舞鶴市民新聞、洛南タイムス、両丹日日新聞、ローカルテレビ局は京都放送です。

有名な観光地・特産品は、清水寺、八坂神社、平安神宮、鴨川、祇園界隈、京都御所、二条城、伏見稲荷大社、天橋立、八つ橋、京つけもの、京菓子、京焼・清水焼、京扇子、京野菜、西陣織、宇治茶、京漬物、西京白みそなどです。

大阪芸術大学の学生が描いた「京都府」を見ていきましょう。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 松田 大明さん)

【製作意図】
下鴨神社の鏑流馬神事。古くから伝わる伝統的な文化を今、現在の人々が変わらず楽しむ様子を、迫力とスピード感が伝わるように意識して描きました。

【吉良式視点】
下鴨神社の近く賀茂川を挟んで反対側に電通対比寮という厚生施設があり家族で訪れていました。前に賀茂川、遠景に比叡山があり最高のロケーションでした。下鴨神社へもお散歩しました。この絵に描かれた流鏑馬神事は知りませんでした。

鎌倉の鶴岡八幡宮の流鏑馬神事は有名ですが、下鴨神社では鎌倉時代よりもずっと前の平安時代からあったようです。その古式ゆかしき行事を現代のスマホで撮るという構図が抜群の発想ですね。あらゆる"動"の表現もしっかりしています。デジタルに慣れた世界観の中でのアナログワールドにかえって新鮮味を感じます。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 波食まりんさん)

【製作意図】
宮津市の天橋立(智恵の輪)。私の母の実家が宮津市なのですが、日本三景にも選ばれているのに意外と知られていないなぁと思い制作しました。

【吉良式視点】
古くから景勝地として親しまれていた松島、天橋立、宮島が「日本三景」として登場するのは、江戸時代初期に林春斎が記した「日本国事跡考」だそうです。偶然にも昨日7月21日僕のnote1周年と同じ日を「日本国事跡考」を記した林春斎の生まれた日1618年7月21日にちなみ、「日本三景の日」になったそうです。日本三景で行った事のある場所は太平洋の松島で、日本海の天橋立、瀬戸内海の宮島はまだ行ったことがありません。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科3年 岳晟凱さん)

【製作意図】
伏見稲荷神社は京都の名所。狐はこの神社の祥端。マフラーを着けた狐の格好は現地の彫像を参考にしました。

【吉良式視点】
“お稲荷さん”と親しまれる伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。その歴史は平安遷都よりも古く、和銅4年(711)の創建と伝わります。商売繁昌・家内安全のご利益があるとされ、一年を通してたくさんの参拝者で賑わいます。特に有名なのが“千本鳥居”。朱塗りの鳥居が並んでいます。これは江戸時代以降に、願いごとが「通るように」または「通った」というお礼をこめて、鳥居の奉納が広まったことに由来しているようです。

この作品はまさにお稲荷様といえば稲荷大神のお使いである“キツネ”。そのキツネを写実的にマンガデザインしたこの作品は絶品です。2コマ割りでストーリーをイメージさせる手法も素晴らしいの一言ですね。

次回は僕の出生地である「青森県」を紹介します。お楽しみに!

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