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マンガデザインで日本を描く(2/47)・新潟県

どうもどうも、吉良です。

マンガデザインで日本を描く特集、今回は「新潟県」について取り上げていきます。前回2回にわたって取り上げた「沖縄県」も是非お楽しみください。

まずは新潟県の僕の経験記と旅行記を紹介します。

新潟県には時々出張で行くこともありましたが、プライベートにおいても馴染みの深い、自分にとっての魅力度ランキング上位の県です。

1982年の上越新幹線開通が僕のライフスタイルには大きく影響しています。大学時代からサッカーの次にスキーが好きで、夏はサッカー、冬はスキーというくらいはまり、冬の間はスキーロッジでアルバイトをして毎日滑っていました。

1973年に日本で初めて開催された「アルペンスキーFISワールドカップ苗場大会」は、1972年の札幌冬季オリンピックの翌年だったこともあり、鮮明に覚えています。あの時まさにスキーの聖地「苗場」が頭の中にインプットされ、電通の契約ロッジもあったため何度も行きました。

苗場以上に足を運んだのが「越後湯沢」です。スキーだけでなくゴルフ、温泉、プールなどのレジャー。へぎ蕎麦、カニ、ピザなどの食や八海山、上善如水などのお酒もたくさん楽しみました。
また、笹団子やお米、漬け物をお土産にすると大変喜ばれました。

仕事でも越後湯沢は大活躍で、クライアントを絡めたファッション誌とのゴルフ大会やスキー大会は、いろいろな雑誌イベントの草分けでした。今でも会場だった湯沢パークホテルに行くととても懐かしいです。

その他、新潟市や上越、雪深い津南、さまざまな温泉などを訪れました。
最近行った新潟を代表する銘柄・八海醸造が運営する複合施設である「魚沼の里」は楽しかったです。ありとあらゆるものがゆったりと近代的に造形されていて誰が行っても楽しめるオールターゲットアミューズメントだと感じました。

もっともっと伝えたい事はたくさんありますが、なによりも素晴らしいのは「新潟の自然」です。是非、皆様も木漏れ日の中で沢山のマイナスイオンを吸ってみてください。間違いなく元気が出るはずです。

新潟県の特徴も見ていきましょう。
新潟県は県庁所在地が新潟市、県土面積は12,584平方キロメートルで、全国第5位の広さです。県の鳥にもなっている特別天然記念物「朱鷺(トキ)」が有名です。野生では絶滅してしまいましたが、新潟県の佐渡市にある佐渡トキ保護センターを中心に飼育されています。

人口約225万人(日本で15位)、コシヒカリを中心とした米の生産量が全国1位で、そのお米から作られる日本酒の消費量も全国1位となっています。都道府県魅力度ランキング2021では22位でした。

新潟県の地方新聞は新潟日報社が発行する新潟日報、ローカルテレビ局は新潟総合テレビ、テレビ新潟、新潟テレビ21、新潟放送です。

有名な観光地・特産品は、信濃川、佐渡島、佐渡金山、苗場スキー場、長岡まつり大花火大会、護摩堂山あじさい園、ヒスイ海岸、トキ、コシヒカリ、日本酒、笹団子、柿の種(亀田製菓)、イタリアン、へぎ蕎麦、等です。

大阪芸術大学の学生が描いた「新潟県」を見ていきましょう。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 山川夏海さん)

【製作意図】
新潟県の「県の鳥」の朱鷺(トキ)を描いてみました。朱鷺の羽の色は独特の淡橙赤たんとうせき色で、「朱鷺色ときいろ」と呼ばれています。日本産の朱鷺は絶滅しましたが、中国から日中友好の証として2羽が送られ、その年から毎年ヒナが生まれています。

【吉良式視点】
特別天然記念物トキは学名「ニッポニア・ニッポン」と呼ばれる鳥です。大空を舞う姿は、「とき色」と呼ばれる羽のオレンジがかったピンク色が美しく、見る人を感動させます。まさにこの一番美しい姿を見事にマンガデザインしています。新潟県には行った事がありますが、佐渡にはまだ行けていません。是非行きたいと思わせる誘い込まれるデザインです。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科2年 倉田裕加さん)

【製作意図】
新潟に何があるのか一切わからなかったので、色々調べて魅力的に思ったものを描きました。おいしいものがたくさんある県だということを伝えたいです。

【吉良式視点】
海の幸、山の幸、陸の幸なんでも揃った新潟県。その魅力を伝えるスキー姿のキャラクターがとてもかわいいですね。少子高齢化が進む日本、どの地域も若者たちを求めています。ターゲットイメージをしっかり持って若者にしっかり新潟県を訴求していますね。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 廣瀬綾音さん)

【製作意図】
昔食べた笹団子がとても美味しくて、今回北陸地方を調べていたところ、これが新潟県産だったことを初めて知ったのでうれしくて描きました。お餅はかなり噛みごたえがあって餡子がぎっしり、笹のいい香りがして美味しいので是非食べてみてください。

【吉良式視点】
川端康成氏の「トンネルをぬけるとそこは雪国だった」の舞台である越後湯沢に行ったら必ず食べるのが笹団子。まさにこのデザイン通りのイメージです。SDGs目標2の実践の為「食を撮らずに描こう」のマンガデザイナーズラボのミッションを形にした作品です。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 宮崎華鈴さん)

【製作意図】
新潟県の米は有名ですが、地域ごとの天候やこだわり、品種の違いで生産される米も特徴が大きく変わるというのが面白かったのでこの作品を制作しました。キャッチコピーの「新潟で米」は「新潟で米を食べる」というのと「新潟で米を形取る」というところから考えました。

【吉良式視点】
魚沼産コシヒカリはまさにお米のブランドです。お米どころは酒どころ。新潟県のお酒といえば「越乃寒梅」や最近では魚沼の里にある八海山や青木酒造の鶴齢などが有名ですが、流石に学生に日本酒はまだ早いみたいですね。「新潟で米を形取る」という発想がいいですね。

次回は「石川県」を紹介します。お楽しみに!


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