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マンガデザインで日本を描く(40/47)・岐阜県

どうもどうも、吉良です。

暑い夏が暑い秋まで入り込みましたが、ようやく秋らしい気配がやってきました。秋といえばやはり「スポーツの秋」。前回のnoteでも取り上げましたが、セ・リーグは18年振りに阪神タイガースがアレを達成。パ・リーグはオリックスが3連覇を決めました。

海の向こうフランスではラグビーワールドカップの予選リーグが佳境ですね。

国内でもF1日本グランプリ決勝が鈴鹿で24日に行われ、オランダのフェルスタッペン(レッドブル)が優勝しました。大相撲秋場所も24日が千秋楽、大関・貴景勝が優勝決定戦で21歳の熱海富士を破り優勝しました。

パリオリンピック出場をかけたバレーボールFIVBワールドカップ女子大会も24日、日本代表vsブラジル代表の決戦でした。この大会ではオリンピック出場が決まりませんでしたが、今後に期待したいですね。

中国杭州アジア大会も23日に開幕し、日本選手が早速多くのメダルを獲得しており、これからの活躍も期待されます。

今回のマンガデザインで日本を描く特集は「岐阜県」についてお話ししていきます。岐阜県のスポーツ選手といえば、なんといっても高橋尚子選手。2000年シドニーオリンピック金メダリストで、女子マラソンの元世界記録保持者。女子スポーツ界で初の国民栄誉賞を受賞しましたね。

その岐阜県を大阪芸術大学の学生作品を交えて紹介していきます。

これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」「北海道①」「北海道②」「北海道③」「北海道④」「北海道⑤」「佐賀県」「千葉県」「岡山県」「愛知県」「福岡県」「栃木県」「高知県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

岐阜県には、社会人になってから家族旅行で飛騨高山に、出張で大垣に講演会と銀行へのプレゼンのために複数回行きました。大垣へは新幹線で名古屋まで行ってから乗り換えて大垣駅まで30分くらい。かなり近く感じました。

大垣城は、関ケ原の戦いで西軍・石田三成の本拠地となったことで知られていますね。大垣駅前は行った当時かなりシャッター商店街でちょっとびっくりしました。

学生が描いたマンガデザインの中で岐阜県の方言をテーマにしたデザインがありました。「鍵かって。」これはわからないですね。

(大阪芸術大学 アートサイエンス学科 大間美穂さん)

【製作意図】
小学校の先生が岐阜県出身で、注意してほしいこととして方言の話をしていたことを思い出して描きました。

訪れたことのあるところとして、飛騨高山は本当に思い出深く、楽しい地でした。飛騨高山ライフも充実していました。朝市に行き、白川郷の合掌造りを巡り、飛騨牛を楽しみました。

そしておやつに五平餅、お土産にさるぼぼは定番ですね。学生たちもこの世界観をマンガデザインしています。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 宮崎裕康さん)

【製作意図】
さるぼぼ、白川郷、栗きんとん、五平餅を描きました。白川郷での休憩に栗きんとんと五平餅を食べている様子を描きました。

さるぼぼについて説明します。さるぼぼとは、飛騨の方言で「猿の赤ん坊」という意味だそうです。赤い顔が猿の赤ん坊に似ていることから、そう呼ばれるようになったと言われています。

そして飛騨牛です。僕は飛騨高山ではステーキを食べましたが、飛騨牛を少し炙った握り寿司を地元横浜で食べたことがあります。まさに絶品そのものでした。このマンガデザインの通りですね。

(大阪芸術大学 デザイン学科 西岡奈都美さん)

【製作意図】
飛騨高山の飛騨牛握りを描きました。岐阜県が第二の故郷だという友人に岐阜県の魅力を聞いたときに話に出た飛騨高山を描きました。昔ながらの街並みを観ながらコロッケ、お寿司、串焼きなどを楽しむことができます。

日本三大清流の長良川は、豊かな自然と水源の聖地で、世界農業遺産に認定された天然の「清流長良川のアユ」を楽しむことができるみたいです。それにしても、このヤナで取れたアユのマンガデザイン、写真以上に動きもあり、素晴らしいですね。

(大阪芸術大学 デザイン学科 杉本真希さん)

【製作意図】
岐阜県のアユの伝統漁法である「ヤナ漁」を描きました。ヤナ、というすのこ状の台に勢いよくアユがうちあげられる様子を描きました。

鵜飼で有名な長良川は、日本の真ん中を流れており、近くにダムや大工場群がないため水の美しい風光明媚な河川として有名です。また、渓流釣りやヤナ場も近くにあり、上流ではラフティングやカヌーが盛んです。

そのラフティング体験をマンガデザインしています。楽しさがあふれていますね。

(大阪芸術大学 デザイン学科 河井愛美さん)

【製作意図】
長良川のラフティングを描きました。一度行ったこともあり、スリル満点で楽しかった思い出があるので、その雰囲気を描きました。

最後のトピックスは日本のカッコいい文化のひとつ、刃物についてです。岐阜県関市は、美しい自然環境に恵まれた「刃物のまち」です。関市で刃物作りが始まったのは鎌倉時代。

関の刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」の優れた実用性と芸術性の高さで、多くの武将たちに愛用されていたそうです。明治9年(1786年)の廃刀令後は、ほとんどの刀鍛冶が包丁などの家庭用刃物の生産に転向したそうです。

関市はイギリスのシェフィールド、ドイツのゾーリンゲンと合わせて「刃物の3S」と呼ばれています。現在では海外への輸出が4割を占めており、関の刃物は世界に誇るブランドとして認められています。

(大阪芸術大学 デザイン学科 油谷和馬さん)

【製作意図】
岐阜県の刃物について描きました。日本のかっこいい文化のひとつだと思い取り上げました。そして、岐阜県の雰囲気を出すために名物の食べ物などを登場させています。アユとライチョウは県を象徴する生き物です。

岐阜県の特徴も見ていきましょう。
岐阜県は県庁所在地が岐阜市、県土面積は1万621平方キロメートルで、全国第7位の広さです。世界遺産の白川郷の合掌造り集落があることで有名です。

人口約199万人(日本で17位)、日本一面積の広い市町村である「高山市」や日本一滝の多い町「下呂市小坂町」があります。

岐阜県の地方新聞は岐阜新聞、高山市民時報、中日新聞。テレビ局は岐阜放送です。

有名な観光地・特産品は、白川郷合掌造り集落、岐阜城、郡上八幡城、馬籠宿、大滝鍾乳洞、下呂温泉、養老の滝、モネの池、郡上おどり、飛騨牛、鶏ちゃん、ぼたん鍋、高山ラーメン、朴葉味噌、赤かぶ、元気玉、五平餅、栗きんとん、水まんじゅう、等です。

次回は「滋賀県」を紹介します。お楽しみに!

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