見出し画像

マンガデザインで日本を描く(38/47)・栃木県

どうもどうも、吉良です。

FIBAワールドカップバスケットボールの順位決定リーグで日本代表が見事にパリオリンピックへの出場を決めましたね。素晴らしいです。トム・ホーバスHCの「言い訳だよ!」という熱い檄が良いですね。最高です。

相変わらずの民放局は視聴率欲しさのあまり各局が急にワールドカップバスケットボールを取り上げ、民放は、ジャニーズ問題で問われている意味が全くわかっていないですね。こんな「視聴率至上主義」が若者たちにそっぽをむかれていることを。

とにかくスポーツと芸能、エンタメを結びつける放送姿勢は改善するべきで、大谷翔平選手の姿勢を見て、何か感じるものはないのだろうか?と思います。やっぱりNHKですべて放送してほしいですし、外国のようにNHKスポーツみたいな純粋なスポーツチャンネルを切望します。

また、セブン&アイHDの「そごう・西武」売却決定は、僕にとってとても寂しいニュースでした。電通に入社してクリエイティブ局に配属されコピーライターになった際に関わりがありました。

糸井重里氏がコピーライターを務め、百貨店の売り上げNo. 1になった西武百貨店の営業担当として、「じぶん、新発見。」の途中から「不思議、大好き。」「おいしい生活。」の時代を経験できたことは、僕にコンセプトとトータルプロデュースの大切さを教えてくれました。西武百貨店は最高でした。

さて、今回のマンガデザインで日本を描く特集は、実は妻の故郷である「栃木県」について、マンガデザイナーズラボの取り組みや大阪芸術大学の学生作品を交えて紹介していきます。

これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」「北海道①」「北海道②」「北海道③」「北海道④」「北海道⑤」「佐賀県」「千葉県」「岡山県」「愛知県」「福岡県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

はじめに紹介するこのマンガデザイン作品は、しっかり栃木県を調べて描いているので調査レベル・デザインレベルも言うことなしの最優秀作品です。

(大阪芸術大学 デザイン学科 宮崎華鈴さん)

【製作意図】
「いちご王国 栃木」を表現しました。上段の栃木県の形のケーキに、日光東照宮、日光江戸村、あしかがフラワーパーク、真岡総合公園、那須スカイパーク、那須ガーデンアウトレットなどを乗せました。栃木の名になってから150年らしいので、ろうそくは150本です。ケーキの周りではいちご王国のイメージでケーキを作らせています。

この素晴らしい学生のマンガデザイン作品で栃木県に対する大きな謎が解けました。それは、「なぜ栃木県の県庁所在地が栃木ではなく宇都宮なのか?」そして「栃木市と宇都宮市がなんであんなに離れているのか?」という謎です。

この制作意図の「栃木」になって150年ということは1873年が重要ということで僕も調べてみました。

1873年(明治6年)の6月15日に宇都宮県と栃木県が合併して今日の栃木県が成立し、県庁が栃木町に置かれたそうです。その後1884年(明治17年)に、栃木県という呼称のまま、県庁が宇都宮町に移されたそうです。大変勉強になりました。

マンガデザイナーズラボは栃木県の新聞社、下野新聞社と2021年からコラボレーションしてたくさんのマンガデザイン作品を制作しています。

栃木県には、日光東照宮や中禅寺湖、いろは坂、那須高原などの名所をたくさん持ち、いちごやラーメン、餃子でも有名なのに「魅力度ランキング」が上がらない不思議がありました。

ということで2021年に「魅力度ランキング最下位脱出企画」をシリーズで実施しました。題して「Jimmy&けんこのTOCHIGI探検記」30回シリーズ。結果として、最下位脱出に成功しました。

その後、宇宙企画も実施しました。

そして、前述のデザイナーズを起用して「いちご」企画も実施しました。

僕の妻の実家は東北自動車道の藤岡佐野インターをおりて藤岡の方向に走ったところでした。渡良瀬遊水地が近くにあり、古河・藤岡の花火大会には毎年必ず行っていました。

佐野は佐野厄除大師や佐野ラーメンで有名ですね。大平山の麓にはいちごのハウスがあり、「とちおとめ」をよく食べました。「とちあいか」はこれからですね。

ゴルフ場も側にあり時々行きました。栃木県のコンビニやスーパーに売っているレモン牛乳は有名です。

栃木県内の製乳メーカーが生産している乳飲料の通称で、無脂肪牛乳・生乳に甘味料、香料を加えた飲料です。無果汁と書いてあるのでレモンは入っておらず、黄色い無脂肪牛乳なのでレモン牛乳という名称になったみたいです。

学生たちにもとても興味深かったようで、たくさんの学生がマンガデザインを描いてくれました。その中から秀作2点をご覧ください。

(大阪芸術大学 デザイン学科 小田穂の佳さん)

【製作意図】
レモン牛乳を描きました。昭和の戦後まもなく誕生した牛乳で、昔から愛され続けた味だそうです。私も一度飲んでみたいです。

(大阪芸術大学 デザイン学科 向優理子さん)

【製作意図】
レモン牛乳をイメージしたパターンを作りました。タオルやパッケージなどでも使えるようなかわいい柄を意識しました。

栃木県で初めて講演をしたのが、足利市でした。足利市は、栃木県南西部にある市の地方拠点都市で、古くは清和源氏義家流・足利氏発祥の地としても知られています。

フランシスコ・ザビエルが「坂東の大学」と呼び、ルイス・フロイス が日本全国で唯一の大学と記した足利学校があります。実は僕の先祖が清和源氏で足利家と言われ、我が家の家紋は「足利二つ引」です。

足利二つ引

あしかがフラワーパークは、栃木県足利市迫間町にある花のテーマパーク。大藤が有名で、学生のマンガデザイン作品でもしっかりデザインされています。

(大阪芸術大学 デザイン学科 大盛明夏さん)

【製作意図】
あしかがフラワーパークを描きました。あしかがフラワーパークを検索すると、びっくりするほど幻想的な大藤の写真がたくさん出てきたので、その雰囲気を伝えられるような雰囲気作りを目指しました。色味は紫寄りに統一し、花の前後感を伝えられるよう意識しました。

世界遺産のある日光には小学校の林間学校で行きました。豪華絢爛な日光の代名詞「日光東照宮」。滝や湿原、野鳥など自然の光景が凝縮された「戦場ヶ原」。定番スポット「中禅寺湖」。名物カーブの「いろは坂」。ダイナミックな水しぶきは圧巻!「華厳ノ滝」など思い出がいっぱいです。

その中でも日光東照宮の「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿は小学生の僕にとって徳川家康以上に心に刻まれました。まさにこの世界観ですね。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 前田詩さん)

【製作意図】
日光東照宮の三猿、見ざる聞かざる言わざるをかわいく描きました。背景のピンクはいちご(とちおとめ)をイメージしました。

栃木県の特徴も見ていきましょう。栃木県は県庁所在地が宇都宮市、県土面積は6408平方キロメートルで、全国第20位の広さです。日光東照宮やいちごの産地として有名です。

人口約194万人(日本で19位)、いちご、かんぴょう、うど、唐辛子などの生産量が日本一です。また、日本最古の学校といわれる「足利学校」もあります。

栃木県の地方新聞は下野新聞、真岡新聞。テレビ局はとちぎテレビです。

有名な観光地・特産品は、日光東照宮、佐野厄除大師、東武ワールドスクウェア、那須ハイランドパーク、あしかがフラワーパーク、中禅寺湖、華厳ノ滝、鬼怒川、いろは坂、戦場ヶ原、宇都宮餃子、佐野ラーメン、ポテト入り焼きそば、生ゆば、とちおとめ、とちあいか、御用邸チーズケーキ、レモン牛乳、益子焼、結城紬、等です。

次回は「高知県」を紹介します。お楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました! スキ、コメント欄への感想、リクエスト、シェア等、大歓迎です。 スキ、フォロー時にはランダムで吉良語録メッセージをお送りしておりますのでお楽しみください!