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マンガデザインで日本を描く(24/47)・宮城県

どうもどうも、吉良です。

4月、新たなスタートの月です。
マンガデザイナーズラボの入社式も3日におこないました。このnoteの「マンガデザインで日本を描く」シリーズや「SDGsをマンガデザイン」シリーズで何度も作品を採用したデザイナーが2名入社しました。

4日は大阪芸術大学入学式、そして10日から講義スタートです。今後もたくさんのマンガデザイナーをサポートするnoteであり続けたいと思っています。

マンガデザインで日本を描く特集、今回は「宮城県」について取り上げていきます。これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

まずは宮城県の僕の経験記と旅行記を紹介します。

この美しい海にもう一度親父を・・・」と言って涙ぐんだ親友であり憧れの人、元サッカー日本代表主将・加藤久氏(以下、久さん)。久さんの故郷は、風光明媚な日本三景のひとつ、松島に程近い仙台市利府町。お父様のお通夜に訪れた時、こよなく宮城県を愛する友人から、冒頭の言葉を聞かされた思い出深い場所が僕にとっての宮城県です。 

この宮城県が生んだサッカー界のスーパースターでもあり、文武両道の代名詞でもある久さんの影響を受けたかは定かではありませんが、それから数年の年月を経て、宮城県東北学院高校、中央大学出身で現在ベルギーのシント=トロイデンVV所属のシュミット=ダニエル選手と僕らマンガデザイナーズラボは最高のコミュニケーションをしています。

現在、シュミット=ダニエル選手は日本代表の正ゴールキーパーとして日本のゴールマウスを守っています。シュミット=ダニエル選手との繋がりについては、「継続は力なり」〜中大サッカー部とのパスワーク〜好きなことを仕事にする〜シュミット=ダニエル選手からのパス〜おめでとうシュミットダニエル選手〜世界をセービング〜と3回取り上げています。是非ご覧ください。

宮城県の旅行記に戻ります。松島にある瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」と言い、国宝に指定されています。

前回のnoteで書いた岩手県の中尊寺、毛越寺を妻と義父母と共に訪れた時、宮城県松島の瑞巌寺にも行きました。伊達政宗ゆかりのお寺は伊達家の菩提寺としの格調の高さを感じました。その時、近所で食べたお寿司の味も忘れられません。

電通に入社して、クリエイティブ局に配属されてコピーライターとしての最初の仕事が「お祭りシリーズ」でした。青森県の記事にも書きましたが、東北四大祭りシリーズはコピーライターとしての自分自身を成長させてくれた思い出の企画です。「百花繚乱」を仙台七夕祭りの七と掛け合わせ造語の「七彩繚乱」という言葉がお気に入りでした。

また、仙台には何度も行ったことがあります。
杜の都」と称される仙台のけやき並木が連なるメインストリートは本当に美しいです。戦国大名の伊達政宗が青葉山の上に築いた仙台城(青葉城)から一望できる市内の青葉通り、広瀬川は緑豊かで情緒たっぷりです。都市を「杜の都」と呼んだネーミングセンスは素晴らしいですね。

仙台に行ったら必ず食べるのが「牛タン」と「牡蠣」。山の幸、海の幸、ありとあらゆる食材が揃っている宮城県。お米もお酒も最高ですね。お土産の「萩の月」も大好きです。

宮城県の特徴も見ていきましょう。
宮城県は県庁所在地が仙台市、県土面積は7282平方キロメートルで、全国第16位の広さです。日本三景のひとつである「松島」や仙台を発展させた伊達政宗などが有名です。

人口約232万(日本で14位)、カジキ、ギンザケ、サメ、ホヤなどの海産物の漁獲量が日本一です。東日本大震災の影響で日本一低い山となった「日和山」もあります。

宮城県の地方新聞は石巻かほく、大崎タイムス、河北新報、三陸新報。テレビ局はミヤギテレビ、東北放送、仙台放送、東日本放送です。

有名な観光地・特産品は仙台城跡、松島、松島さかな市場、瑞巌寺、鳴子峡、仙台七夕まつり、仙台うみの杜水族館、秋保温泉、日本こけし館、牛タン、ふかひれ、ずんだもち、はらこ飯、笹かまぼこ、油麩、霜柱、カキ、凍り豆腐等です。

大阪芸術大学の学生が描いた「宮城県」を見ていきましょう。

(大阪芸術大学 デザイン学科 山崎梨乃さん)

【製作意図】
街中を鮮やかに彩る長さ10m以上の巨大な七夕飾りがすごくきれいで、実際に見てみたいと思い制作しました。

【吉良式視点】
素晴らしいマンガデザインですね。上にも書きましたが「風ふかば、七彩繚乱。眠り流しの下がり藤。」僕のコピーはこの作品にも合う気がしました。色の使い方、目ね輝き、空気感、全てが高いレベルです。

(大阪芸術大学 デザイン学科 波食まりんさん)

【製作意図】
日本三景の松島を描きました。島がひとつひとつ小さくて取りたくなったので取りました。

【吉良式視点】
日本三景松島に国宝瑞巌寺。楽しそうなジオラマタッチのデザインに創造力を感じます。ジオラマを見る女の子の表情がもう少し愉しげだともっと良かったですね。

(大阪芸術大学 デザイン学科 山口歌音さん)

【製作意図】
ずんだもちを食べる洋風な子を描きました。

【吉良式視点】
ずんだ餅はすりつぶした枝豆を餡に用いる宮城県名産の餅菓子。名前の由来は、豆を打つ「豆ん打」に由来する。主役をずんだ餅にして中央に大きく美味しそうにレイアウトしたのはいいですね。口を開けて、頬張るようにして、表情もそれに合わせたらもっと動きが出ますね。

次回は「山形県」を紹介します。お楽しみに!

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