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マンガデザインで日本を描く(17/47)・鳥取県

どうもどうも、吉良です。

鳥取県を書こうとしたら、10年に1度(この表現やたらと聞きます。10年に1度の価値が下がっていますね)の寒波で、日本海側特に鳥取県は大雪で鳥取砂丘も真っ白になっていますね。鉄道・高速も通行止めが続き、仮想空間から送られる天気予報情報の信頼性を確信した「予防インフラ」の重要性が高まってますね。

マンガデザインで日本を描く特集、今回は「鳥取県」について取り上げていきます。これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

鳥取県は僕が行ったことのない3つの県の中の一つです。
ですが、大阪芸術大学で1回生から4回生まで4年間、文章・デザイン・アニメーションと領域を超えて学んでいた文芸学科卒業生で現在東京でクリエイターをしている山本彩透さんが島根県出身です。

「鳥取県情報頼む」の依頼に快く対応してくれましたので、その情報をもって、僕の経験記に変えさせていただきますこと、ご了承ください。
では、山本彩透さん、よろしくお願い致します。

鳥取県は山陰地方の右上に位置する県で、東部は因習弁(鳥取弁)、中部は倉吉弁、西部は雲伯方言(米子弁)と、狭いながらに別々の方言を使います。

例えば、朝ドラ「ゲゲゲの女房」でよく出てきた「だんだん(ありがとう)」は県西部でよく使われる言葉で、もしかしたら鳥取ではなく、お隣の島根県で使われることの方が多いかもしれません。県庁所在地の鳥取市がある東部では、お礼を言うときに「だんだん」と言ってしまうと、相手にきょとんとされてしまうことも。

そんな鳥取県ですが、実は西日本の中でも特に雪が降る地域だと言われるほどに雪が降るんです。写真は22年の2月末に撮った鳥取駅前の写真ですが、1月などのピーク時には、山間部だと1mを超えるほど雪が積もることもあります。

(2022年2月末・鳥取駅前)

皆さんご存知の鳥取県の観光地と言えば、鳥取砂丘を挙げられる方も多いですよね。
写真などで普段の砂丘の姿を見たことのある方も多いと思いますが、冬の鳥取砂丘は、先程の積雪の関係で、いつもと一味違う景色が見られるんです。

それは一面に広がる銀世界という言葉が正に相応しい、眼前に広がる真っ白なキャンバスのように彩られた、どこまでも続いていきそうな雪の丘陵。
クリスマスの時期は、夜には入り口付近でイルミネーションも楽しめます。
1年通してラクダの騎乗体験などもできるので、風紋の刻まれる雄大な砂丘も、白く彩られた冬の砂丘も、是非体験してみてくださいね。

さて、鳥取県は標高1510mの氷ノ山を始めとした中国山地に沿った地域ですが、山があり、雪が降るとなればスキーができるということで、毎年県の内外から多くのスキー客が訪れます。

中国山地で1番高い山は先ほど挙げた氷ノ山です。そちらにもスキー場があるため、主に関西の方々はそちらに赴くことも多いのですが、鳥取で山を語るとなると標高1729mからなる大山は欠かせません。

鳥取西部の大山町にあるその山は中国山地から独立していて、その見た目から郷土富士として親しまれています。大山のスキー場であるだいせんホワイトリゾートスキー場はゲレンデが広く、初心者からベテランまで様々なコースでのびのびとスキーを楽しめると思います。

そんな大山で外せないのがもう一つ。大山乳業農業協同組合さんのブランド「白バラ牛乳」です。都会に住んでいる方も、スーパーやコンビニなんかで白バラコーヒーというパック飲料を見かけたことはあるのではないでしょうか。

僕は今東京に住んでいるのですが、東京のスーパーでも白バラコーヒーを取り扱っているため、たまに手に取っては、ミルク主体の優しい口当たりの中で主張する香ばしい確かなコーヒーの苦みに、故郷を思い出す日もあります。

鳥取県の学校給食では白バラ牛乳を飲み物としていただいていましたが、稀に白バラコーヒーが出てきた日には、ジャンケンでの争奪戦に参加したこともありました。甘さ控えめで誰でも楽しめると思うので、もし見かけることがあったら是非ご賞味ください。

特産品としてもう1つ。鳥取には魚に豆腐を練り込んで焼き上げた、とうふちくわという食べ物があります。まったりとした優しい舌触りでちくわより柔らかい食べ物ですが、しっかりと味がついているので、子どもからお年寄りまで、ご飯のおかずからお酒のおつまみまで幅広く楽しめると思います。
低カロリー高たんぱくでダイエットにもおすすめです。
ネット通販も行われているので、こちらも是非1度試してみてはいかがでしょうか。

山本さんありがとうございました。
素晴らしい文章です。さすが僕の教え子です。笑

鳥取県の特徴です。
鳥取県は県庁所在地が鳥取市、県土面積は3507平方キロメートルで、全国41位の広さです。日本三大砂丘の1つである鳥取砂丘が有名です。

人口約54万人(日本で47位)らっきょうや松葉がになどの農畜産物が日本一です。人口は少ないですが、カレーの消費量日本一として話題に上ったこともありました。

鳥取出身の作者にちなんで、鳥取空港と米子空港がそれぞれ2015年と2010年に「鳥取砂丘コナン空港」「米子鬼太郎空港」へと愛称変更を行っています。

鳥取県の地方新聞は、日本海新聞、山陰中央新報。テレビ局は日本海テレビジョン、山陰放送、山陰放送テレビジョン(いずれも鳥取県・島根県で電波相互乗り入れ)です。

有名な観光地・特産品は鳥取砂丘、鳥取城跡と仁風閣、大江ノ郷自然牧場、大山、皆生温泉、青山剛昌ふるさと館、水木しげるロード、二十世紀梨、花御所柿、松葉がに、砂丘らっきょう、とうふちくわ、牛骨ラーメン、因習和紙等です。

大阪芸術大学の学生が描いた「鳥取県」を見ていきましょう。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 佐柳伸哉さん)

【製作意図】
らっきょう味噌を描きました。よく親がお土産で買ってきていて美味しいので描いてみました。

【吉良式視点】
鳥取の名産らっきょうと味噌のマリアージュ。食べたことがないので想像の領域ですが、このマンガデザインはイメージを膨らませます。僕のイメージではお酒のつまみとしてかなりいけそうですね。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 山崎梨乃さん)

【製作意図】
砂の美術館を描きました。一度行ったことのある美術館で、砂で表現された像やイラストなど面白いものがたくさんあったので、是非皆さんに行ってみてほしいと思ったので制作しました。

【吉良式視点】
目の輝きがすべてですね。「行ってみたい」という行動を喚起させるデザインには力がありますね。砂丘らっきょうや砂のミュージアム、砂丘から拡がる鳥取県の力を感じます。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科2年 松本愛空美さん)

【製作意図】
鳥取県がラクダの頭に見えたので、シルエットを生かして、背景を鳥取県の風景(砂丘と梨)にしました。

【吉良式視点】
発想力が素晴らしいですね。鳥取県の形が砂丘を歩くラクダの頭に似てるという第一次発想で企画は決まりましたね。そこから背景に砂丘と梨を使うことにより、ガイドブックのようなデザインに仕上げましたね。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科3年 近藤俊治さん)

【製作意図】
好きなアイドルが写真集を撮ったのをきっかけに行ってきた鳥取砂丘を描きました。

【吉良式視点】
やはりみなさん鳥取砂丘ですね。砂丘を主役に使わず、主役はアイドル。これも発想力ですね。ここまでいろんな形で描かれた鳥取砂丘を見ると、是非行きたくなります。

今年絶対に叶えたいこと、「鳥取砂丘コナン空港に降り立ち、鳥取砂丘でラクダ観光、お土産に砂丘らっきょうを買うこと」

次回は「山梨県」を紹介します。お楽しみに!

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