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マンガデザインで日本を描く(18/47)・山梨県

どうもどうも、吉良です。

今日2月10日は朝から大雪。
僕が住む横浜はそれほどではありませんが、今回書く山梨県周辺はかなりの雪みたいです。慣れていない分、より慎重になる必要がありますね。

「富士山が好き」
いつの頃からか富士山ファンになってから、富士山の見える家に住み続けています。毎週、大阪芸術大学に通う機内の座席は必ず富士山サイド、機内から見る富士山もまた格別ですね。

富士山は朝、昼、夕方、晩、春夏秋冬と、常に違う姿をしています。また、静岡県、山梨県、自宅のある神奈川県、マンガデザイナーズラボのある東京都からの姿もみな異なります。どれが良いかという比較はできず、全て美しい、素晴らしいという形容詞がぴったりの日本が誇る世界の山と言うことができます。

マンガデザインで日本を描く特集、今回は富士山の所在県のひとつ、「山梨県」について取り上げていきます。これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

まずは山梨県の僕の経験記と旅行記を紹介します。

富士山好きの僕にとって、山梨県の話は数え切れません。ぶどうの話やワインの話をするときりがないので3つに絞って書かせていただきます。

①富士急グループ

富士急ハイランドやハイランドホテル、ホテルマウント富士など、富士急グループとは学生時代、電通時代、マンガデザイナーズラボ時代を通じてかなり深い関係があります。つまり、家族、友人、仕事を通じた関係といえます。

特に、マンガデザイナーズラボの創設期からコロナ前までのインバウンド期は国内はもちろん、シンガポールや中国などのイベントを複数年にわたりサポートしていただきました。

富士急グループは山梨県東部・富士五湖地方を中心に静岡県東部・神奈川県西部界隈を主な事業エリアとして展開していて、その全体の俯瞰図動画と大型マンガデザインポスターは現在のマンガデザイナーズラボのマッピングデザインの基礎になっています。四季動画は大変好評を得ている作品なので是非ご覧ください。

(富士急グループ ・キービジュアル)

最近ではグランピングのPICAなども流行ですね。インバウンドの復活と共に、セカンドステージの構築を考えています。

②大親友との思い出の地 山梨県

上記のnoteに書き記した九段高校サッカー部の同期で、最後まで仕事もしていた故・松下三四郎氏との思い出の地がまさに山梨県のフィットリゾート、河口湖カントリークラブ、故・安倍晋三前首相が通っていた中華料理店「湖宮」でした。

特に最後に行った河口湖カントリークラブ泊まりのゴルフの時は、宿泊先のフィットリゾートの部屋が一緒で、松下三四郎氏とはたくさん話をして思い出の2022年の6月3日になりました。それから5ヶ月後に帰らぬ人になるとはまさに「諸行無常の響きあり」です。この思い出は悲しい中でもとても楽しい思い出だったといえます。その日の富士山も綺麗でした。

③最新の山梨県

最近では大変ありがたいことに、山梨日日新聞で60段4ページのデザインを描かせていただきました。2022年10月18日、富士吉田市にて第75回全国新聞大会が日本新聞協会主催で開催されました。まさにこの当日の山梨日日新聞で掲載されるビジュアルを企画デザインしました。

1ページ目にプロローグマンガ、4ページ目に山梨の未来をマンガ化し、2.3ページにマンガデザイナーズラボ得意の山梨県の未来マッピングを描きました。

(山梨県の未来マッピング)

いつも関東側から富士山を見ているので、普段は真ん中か、左上が富士山ポジションだったのですが山梨県から見ると左下に富士山、右手に南アルプスという形で描かれることを知り、視点の面白さを感じました。
来年の新聞大会は長野県で行われる予定なので、是非また機会があればと思っています。

徒然なるままに山梨県にまつわる3つの話を書かせていただきました。

山梨県の特徴も見ていきましょう。
山梨県は県庁所在地が甲府市、県土面積は4465平方キロメートルで、全国第32位の広さです。富士山が有名で、山梨県側から見るとゴツゴツした印象があることから「男富士」とも呼ばれます。

人口約82万(日本で42位)、ぶどう・もも・すももの収穫量が日本一であるほか、日本一速いジェットコースターもあります。意外なものではお寿司屋さんの件数など、日本一が多くあります。

山梨県の地方新聞は八ヶ岳ジャーナル、山梨新報、山梨日日新聞。テレビ局は山梨放送、テレビ山梨です。

有名な観光地・特産品は富士山、ふじさんミュージアム、河口湖、山中湖、忍野八海、富士急ハイランド、ほったらかし温泉、武田信玄公之像、ワイン、桔梗信玄餅、くろ玉、ほうとう、富士吉田うどん、甲州ワインビーフ、甲州印伝等です。

大阪芸術大学の学生が描いた「山梨県」を見ていきましょう。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 大津智哉さん)

【製作意図】
新倉山浅間公園から見た富士山の景色が印象的だったので、その五重の塔から写真を撮ろうとする女の子を描いてみました。

【吉良式視点】
まさに山梨県側から見た富士山。静岡県側よりも高く、雪も多く険しく見えます。このデザインはしっかりその姿を捉えています。足の開き方が丁度富士山の形になっていて、ぴったりセンターライン上にダブル富士山の構図ができているのがとても良いですね。この新倉山浅間公園、行ったことがないので是非行ってみたくなりました。

(大阪芸術大学 デザイン学科3年 髙橋秀也さん)

【製作意図】
最近寒くなってきたので暖かいものが描きたくなり、ほうとうを選びました。

【吉良式視点】
甲斐の武田信玄の陣中食だったと言われている甲斐の名物料理「ほうとう」。僕はうどんも味噌仕立ても共に好きなので、山梨県に行ったら必ず「ほうとう」を食べます。たっぷりの野菜とほうとうが絡んだシズル感がもの凄く上手に表現されています。食べたくなりました。

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科3年 Yue Shengkaiさん)

【製作意図】
忍野八海を描きました。この場所は、私の日本に対する風景・農産物・観光スポットの初印象です。富士山・とうもろこし・抹茶アイス。自然・新鮮・美味しい(虫さんもそう思う)。

【吉良式視点】
天然記念物「忍野八海」は富士山の雪解け水でできた池。2回ほど行ったことがあります。とにかく背景の富士山が綺麗という印象です。まさに富士山を見る観光スポットで名産や自然を描いたマンガデザインは、見る人の目を引きつけます、富士山が抹茶アイスになっていたり、とうもろこしには虫がついていたりと、とてもユニークな構図で見る人の興味を引いていますね。

(大阪芸術大学 デザイン学科2年 宮崎華鈴さん)

【製作意図】
甲州ワインを描きました。山梨県を調べたときに、自然の画像と甲州の白ワインの組合せがいいなと思ったのでまとめました。

【吉良式視点】
山梨県甲府といえば、ぶどうとワイン。この世界感に富士山を組み合わせたこのデザイン、とても完成度が高い、良い作品です。手前のワイングラスから奥の富士山までの壮大な奥行きが作品のイメージを高めています。

次回は「山口県」を紹介します。お楽しみに!

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