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マンガデザインで日本を描く(36/47)・愛知県

どうもどうも、吉良です。

台風6号が低速でUターンまでして日本列島に長く居座り被害をもたらしたのも束の間、台風7号は八丈島から関東直撃と思いきや最初は影響が無いと思われていた関西・中国地方に上陸しました。

その後、日本海に抜けてから列島に沿うように東に向かうという、まったく当初の予想を覆す進路をたどり、ハワイマウイ島では想像を超える山火事が発生しました。

コロナウイルスの拡がりの時も使われていた「想像を超える」と言う言葉が毎日のように使われていましたね。

まさに「想像の限界」って何でしょうか?それもあらゆる分野に登場する世界の専門家たちの想像にこそ思考、つまり想像力に限界があるように感じます。もっと言うと「起こってからでは遅いが、起こらなかった時の批判」の怖さが、専門家たちの「想像の限界」のハードルを大幅に下げている感じがします。

まさに、「自分の命は自分で守る」という個人意識の高まり「個人的予防インフラ」の重要性があらゆる面で大切ですね。

今回のマンガデザインで日本を描く特集は、「愛知県」について取り上げていきます。大阪芸術大学の学生がイメージしたマンガデザインと絡めて書いていきます。

これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」「北海道①」「北海道②」「北海道③」「北海道④」「北海道⑤」「佐賀県」「千葉県」「岡山県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

学生から「子どもの頃から愛知県を見ると恐竜に見えた」という発想を聞くと、芸大に入る学生は子どもの頃から芸術性があったんだなぁとつくづく思うときがあります。

愛知県のかたち(大阪芸術大学 デザイン学科 木下涼太さん)

【製作意図】
小さい頃から愛知県の形を見ると恐竜みたいと思っていました。今見ても恐竜にしか見えません。それが印象的なので描きたくなりました。

このマンガデザインを見るとまさに「愛知県は恐竜だ!」と思いました。見る人に共感を感じさせる素晴らしい作品です。

僕にとっての愛知県はこの学生とは違い、「名古屋」に収束されます。電通の支社もあったのでよく出張しましたし、宣伝会議の講座の講師も長期間にわたってしていたので年に2回は行っていました。

名古屋市以外の愛知県というと、2005年の愛知万博(愛・地球博)の時に、「どうする家康」の小牧長久手の戦いの舞台である長久手市の会場で「トトロの家」などを見たときと、阪神淡路大震災が起こった1995年の1月17日に豊橋市のフォルクスワーゲンジャパンにプレゼンテーションに行ったこと、そして何度か海外出張のため常滑市の中部国際空港セントレアに行ったことなどしかありません。

名古屋市の思い出はたくさんあります。大学時代は名古屋の南山大学と僕の大学は1960年から上南戦と称して交流していたので仲間もたくさんいて、よく飲み会をしていました。

その頃から名古屋独自のオリジナリティーあふれるメニューに驚かされました。味噌カツ、手羽先の唐揚げ、そして当時ハマったのがサラダスパゲッティでした。

社会人になってからの「僕的3大グルメ+1」は①味噌煮込みうどん。いまだに名古屋に行ったら必ず食べます。②ひつまぶし。そのまま、のりわさび、出汁と3回楽しむ流儀に驚きました。

きしめん。新幹線名古屋駅の上りホームの立ち食いきしめんも絶品。こちらも必ず食べます。なのでいつも名古屋→東京間には時間的余裕をつくります。

そして+1は、コメダ珈琲店です。まだ、名古屋地区でしか流行ってない頃から行っています。モーニングとシロノワールは絶品です。なぜか、学生作品にまったく食が描かれてないのには、残念を通り越してがっかりしました。

大阪と名古屋、微妙な関係なのでしょうか。そのため、弊社デザイナーに味噌煮込みうどんを描いてもらいました。

名古屋の観光地といえば、なんといっても金のシャチホコの名古屋城ですね。この擬人化マンガデザインはなかなかの作品です。

しゃちほこ(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 近藤俊治さん)

【製作意図】
名古屋城のシンボルであるしゃちほこを擬人化して描きました。

「名古屋を睥睨(へいげい)する」という言葉がぴったりのデザインです。

熱田神宮も有名ですね。今、大ブームの水族館、名古屋港水族館も人気です。名古屋港水族館では、水族の飼育展示をはじめとして、体験学習プログラムや研究など様々な活動を行っているそうです。

学生のマンガデザインも素晴らしいのでよくご覧ください。創造力を加味してビジュアルを増幅するセンスが見た人に繋がり、行きたくさせる。まさにマンガデザインの目的にかなっています。

名古屋港水族館(大阪芸術大学 デザイン学科 大盛明夏さん)

【製作意図】
名古屋港水族館で有名なシャチとベルーガをメインに、青だけでなく少しカラフルになるように珊瑚礁などを加え、その他クラゲや泡などの透明感を出せるように頑張りました。

三河湾には芸術の島、佐久島があります。僕は行ったことがないのですが、学生マンガデザイン作品は行ってみたいという願望を膨らませました。学生が描いた佐久島の「おひるねハウス」について少し調べてみました。

建築家・南川祐輝氏の設計による「おひるねハウス」が完成したのは2004年のこと。波打ち際に近い厳しい自然環境の場で、作品は5年持てば充分だろうと考えていたそうです。

しかし、嬉しい誤算で「おひるねハウス」は佐久島のアートを代表する人気作品になり、修理に次ぐ修理で9年間そこに建ち続けることになったそうです。

建造から9年後の2013年に傷みの激しい「おひるねハウス」が再建されることになり、2か月間だけふたつのおひるねハウスが並立するこ とになりました。それから10年振りに、今年は2023年4月15日から9月3日まで「ふたつのおひるねハウス2023」が現在絶賛展示中です。

これほど調べたくなるほどのマンガデザイン作品、是非ご覧ください。

佐久島(大阪芸術大学 デザイン学科 向優理子さん)

【製作意図】
佐久島はいろいろな作品が置かれている島で、これは「おひるねハウス」という島一番のアートです。行ってみたいと思ったので描きました。

愛知県の特徴も見ていきましょう。
愛知県は県庁所在地が名古屋市、県土面積は5173平方キロメートルで、全国第27位の広さです。名古屋城の金のしゃちほこ等で有名です。

人口約753万人(日本で27位)、普通乗用車、カーエアコン、パチンコ、スロットマシン、ガス湯沸器などの出荷額が日本一です。

愛知県の地方新聞は中日新聞、中部経済新聞、東日新聞、東愛知新聞。テレビ局は名古屋テレビ、テレビ愛知です。

有名な観光地・特産品は、名古屋城、金シャチ横丁、岡崎城、犬山城、熱田神宮、名古屋港水族館、レゴランド®・ジャパン、名古屋市科学館、東山動植物園、トヨタ産業技術記念館、スガキヤラーメン、喫茶店モーニング、きしめん、天むす、ひつまぶし、味噌煮込みうどん、ういろう等です。

次回は「福岡県」を紹介します。お楽しみに!

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