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マンガデザインで日本を描く(34/47)・千葉県

どうもどうも、吉良です。

ビッグニュースが入ってきましたね。なでしこジャパンがFIFA女子ワールドカップの決勝トーナメントでノルウェーに3-1で勝利し、ベスト8進出を決めました。

次戦はベスト4をかけて世界ランキング1位のアメリカに勝利した3位のスウェーデンとの戦いとなります。サッカーは勢いが大切です。今、勢いが一番なのが、なでしこジャパンですね。朗報を期待しましょう、

想像を超えた猛暑が続くと思えば、想像を超える進路で大型台風がUターン。どれもこれも気候変動が生み出す自然現象だとするならば、人間は「自分の命を自分で守る」行動や意識をしっかりと持って「予防行動」をとらねばなりません。

まさに、マンガデザイナーズラボが日本経済新聞と共に関東大震災から100年目企画として制作したシリーズ企画「予防インフラ2023」はまさに自分事としての地震、豪雨等に対しての事前認識の重要性を伝達するタイムリーな企画になっています。

現在9月1日の「防災の日」に向けたシリーズ最終企画を制作中です。noteのマンガデザインプロデュースでも取り上げる予定です。

今回のマンガデザインで日本を描く特集は、「千葉県」について取り上げていきます。大阪芸術大学の学生マンガデザイン作品を使いながら説明していきます。

これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」「北海道①」「北海道②」「北海道③」「北海道④」「北海道⑤」「佐賀県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。

千葉県、と聞くと「東京ディズニーリゾート」を想起してマンガデザインした学生がたくさんいました。1983年に開場してから今年40年を迎えましたね。新たなアミューズメントも次々生まれ世代を超えた人気を継続しています。

学生たちのデザインを載せたいのですが、版権、著作権の問題に触れるので、残念ながら千葉県人気no.1デザインは掲載しませんでした。学生たちの東京ディズニーリゾートに次ぐ興味は千葉県の食でした。

千葉県は太平洋に面した外房(房総半島の外側)と東京湾に面した内房(房総半島の内側)エリアがありとても温暖な地域です。僕の高校には外房守谷海岸に至大荘という学寮があり、高校1年時に臨海合宿がありました。

全員での遠泳2キロ(一部生徒は短い距離)は水泳部OBが隊列を組んでしっかりサポートをしてくれる、素晴らしい行事でした。今はわかりませんが当時の九段高校は赤いスイコン(赤いふんどし)が公式の水着でした。

これも2キロの遠泳に備えるためで、遠泳時における不測の事態に対してふんどしは掴みやすく、掴んだ手がしっかり食い込むというメリットがあります。これは実際にやってみるとしっかり感じることができました。

また、遠泳のスタート地点である勝浦市の「移住・定住ポータルサイト」では「夏は涼しく、冬は暖かいという年間を通して過ごしやすい気候で、観測史上一度も猛暑日(35度以上)を記録したことがない街」とPRしているるほど過ごしやすい地で、高校時代も夕方になると涼しい風が心地良かった記憶があります。だから九段高校もこの地に臨海施設至大荘を造ったのですね。

この勝浦市に隣接するのが、鴨川シーワールドがある安房鴨川市です。その安房鴨川地方で昔から食べられているのが「チッコ豆腐」。牛の初乳からつくられた豆腐です。

産後の牛の初乳を火にかけ固めたもので、日本の伝統的なチーズの一種として食べられてきたそうです。このマンガデザインを見るとまさにフランス料理にぴったりなチーズですね。

チッコ豆腐(牛乳豆腐)(大阪芸術大学 デザイン学科 廣瀬綾音さん)

【製作意図】
チッコ豆腐(牛乳豆腐)は千葉県の鴨川市などの郷土料理で、牛の初乳からつくる豆腐です。「チッコ」は牛乳のことで「チッコカタメターノ」とも言うらしいです。
日本の伝統的なチーズで、最近で言うところのカッテージチーズです。醤油などの調味料を付けたり、スイーツとしても食べられるらしいです。食べてみたいです。

太巻きずしは恵方巻きのイメージから大阪、京都で生まれたと思っていましたが、なんと千葉県の郷土料理ということで、正直驚きました。調べてみると外房九十九里浜の長生郡あたりみたいです。

子供が楽しみに太巻きずしをイメージするこのマンガデザイン、まさに現実的でかわいいですね。

太巻き寿司(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 田口智子さん)

【製作意図】
太巻き寿司は冠婚葬祭や地域の集まりの時のごちそうとして千葉の郷土料理を代表する食べ物らしいです。様々な材料を使ってひまわりや桜などたくさんの絵柄があり、かわいらしいなと感じました今回は太巻き寿司を描きました。

千葉県の梨もなかなか想起出来なかったのですが「幸水」は有名ですね。千葉県は土壌・気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、三方を海に囲まれた温暖な気候のため、関東地方の中では花が咲く時期が早く、収穫時期も早くなるそうです。

主力品種の「幸水」は、真夏を迎える8月上旬には県内各産地が出揃い、暑くて梨が食べたくなる時期と、最も味の乗る収穫最盛期が重なることなどから、昔から千葉県の梨はおいしいと言われてきました。このマンガデザインは見事です。ここまで描いてくれると写真に勝っていますね。

梨(大阪芸術大学 アートサイエンス学科 大間美穂さん)

【製作意図】
関東地方は全国的に見て梨の生産量が多いのですが、中でも最も生産量の高い千葉県の梨を題材に選びました。クリーンな環境で江戸時代から育てられてきたのがテーマです。

そして大トリはやはり落花生ですね。千葉県は温暖な気候なのでスポーツ天国でもあります。サッカー、バスケットボール、プロ野球、なんでもありますね。

高校サッカーでは市立船橋や流経大柏が必ず優勝候補になります。富樫選手の所属する千葉ジェッツ、佐々木郎希投手の所属する千葉ロッテマリーンズと、どの競技も強いですね。

僕にとって千葉県はゴルフ県でもあります。ゴルフはさておき、帰りに必ず買って帰るのが「落花生」。千葉県の落花生は本当に美味しいです。

実際に国内での落花生作付面積は、ピークであった昭和40年には66,500ヘクタールありましたが、輸入などの影響で徐々に減少し、令和元年には約1割の6,330ヘクタールとなっているそうです。

現在、国内の落花生流通量は、全体の9割が外国産で、国内産は約1割程度です。国内産の約8割が千葉県で生産されています。このマンガデザインは美味しい、楽しいがしっかり描かれていますね。「落下する精」いいですね。

落花生(大阪芸術大学 デザイン学科 大津智也さん)

【製作意図】
千葉県は落花生生産量日本一なのでそれをテーマに「落花生」と「落下する精(落下精)」をかけて描きました。

千葉県の特徴も見ていきましょう。
千葉県は県庁所在地が千葉市、県土面積は5158平方キロメートルで、全国第28位の広さです。東京ディズニーリゾートや成田空港があることで有名です。

人口約625万人(日本で6位)、落花生、ホウレンソウ、ダイコン、エダマメ、日本ナシなどの生産量が日本一です。

千葉県の地方新聞は稲毛新聞、千葉日報、房日新聞。テレビ局は千葉テレビです。

有名な観光地・特産品は、東京ディズニーリゾー鴨川シーワールド、東京ドイツ村、海ほたる、マザー牧場、いすみ鉄道、成田山新勝寺、犬吠埼灯台、養老渓谷、九十九里浜、鋸山、ぴーなっつ最中、はかりめ丼、勝浦タンタンメン、ホワイト餃子、等です。

次回は「岡山県」を紹介します。お楽しみに!

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