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【東京湯治】12湯目 東京タワーの足もとから汲み上げられる秘湯! ホテルの温泉で過ごす1泊湯治レポ(ザ・プリンス パークタワー東京)

東京なのに温泉旅気分、都内で温泉大浴場のあるホテルに泊まる【東京湯治】シリーズ第12弾!  今回は東京タワーがすぐ近くに見えるラグジュアリーホテルの1泊をご紹介します。宿泊の前後に訪れた周辺スポット(見る/食べる/お茶する)もお伝えします。

宿泊したのはザ・プリンス パークタワー東京。温泉大浴場があるのが意外でした。しかも運び湯ではなく湧出地の住所は東京タワーの近く港区芝公園というのが驚き。しかも宿泊しないと入れない、秘湯感の漂う温泉です。いつか東京湯治シリーズで訪れてみたいと思っていた憧れホテル、ついに滞在実現です!

到着

増上寺を見て芝公園の中をお散歩しながらホテルへ(浜松町駅から無料のシャトルバスもあります。予約不要)。ホテル前の芝生には東京タワーを見上げながらのんびりすごす人の姿も。

お世話になります。

ロビーもシックなつくり。

建物の中心は最上階まで吹き抜けになっています。フロントのある階のド真ん中に立って上を見上げたところ。建物が三角形になっているのが分かります。吹き抜け側がガラスになったエレベーターでは、いつもガラス側に立って子供のように窓の外を見ていました。

お部屋の様子。カーテンを開けると

15階のバルコニー付デラックスツイン。窓の近くの大きなソファ(ベッドになる大きさ)で存分にダラダラできそうです。

お楽しみの、カーテンをオープン! 東京タワーがこんなに近くに(わーい!)東京タワー側の部屋に泊まれて良かった。(予約の時にダメ元で出していた希望が通りました)

ベランダからの眺め。何と言っても主役は東京タワー。1泊2日で東京タワーの写真を何枚撮ったか分かりません。芝公園の紅葉がきれいな時期でした(写真は11月)。

ベランダに出ると、左に六本木ヒルズ、正面に虎ノ門、右手に汐留のビル群、奥には東京スカイツリーという、ザ・東京な眺めを楽しめました。

ホテル前にこんな芝生の広場があります。東京タワーを見上げて芝生にごろん、なんて気持ちよさそう。

増上寺と芝公園。都心にこんなに広い空があるのがすごい。

手ぶらデータ(アメニティグッズ)

部屋のバスルームのアメニティグッズ。私の泊まったお部屋は、C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)のものでした。バスソルトがあったのがいいなと。

シャワーブース独立型。右手にバスタブがあります。

無料のミネラルウォーターが。

冷蔵庫内には有料でひと通りの飲み物、ナッツ、チョコレートといったおつまみがありました。ホテル内地下2階にコンビニもあります(24時間営業ではありません)。
ティーバッグはルイボスティー、煎茶、紅茶(ダージリン)。コーヒーはネスプレッソで味は2タイプ。

コーヒーカップ、湯のみ、ワイングラス、タンブラー、ワインオープナーがありました。ワイングラスとオープナーがあるのが嬉しい。

バスローブがあるとテンションが上がります。その他にワンピースタイプのパジャマ、使い捨てのタオルスリッパがありました。

東京タワーのすぐそばに湧く温泉。大浴場へ、いざ!

東京で温泉に入れるホテルを訪ね歩く【東京湯治】シリーズですが、他県の温泉地からお湯を運んでくる運び湯のホテルが多い中、こちらのホテルはこの地で湧く温泉に入れるというのがスゴい。こんな都会に温泉が出るの!? と、知った時はびっくりでした。ホテルのある芝公園の1600mの深さから汲み上げられた温泉、楽しみです。立ち寄り湯はやっていません。フィットネスクラブの会員になるか、宿泊しないと入れない、まさに秘湯です

温泉に入るには、別途料金が必要です。チェックアウトまで何度でも温泉に入れる権利が3,000円(マジですか)。今回は温泉のためにこのホテルに泊まりにきたのでこれは覚悟の上。日帰り温泉は無し、利用は20歳以上という年齢制限があります。
温泉の営業時間は6:00A.M. 〜 10:00P.M. 滞在中、何回行けるかな。

いざ!

地下2階、スパエリアの入口もかっこいい。ルームキーを出して、ロッカー番号をもらって更衣室へ。ロッカー番号の札はスパエリアを出るたびに返却します。

更衣室はプール、フィットネス、温泉を利用する人が使います。温泉の手前にもう1段階、脱衣場があります。ここで出てくるのが、何をどこで脱げばいいの問題椿山荘の温泉の時も更衣室→温泉の手前の脱衣場の二段階構成でレセプションのお姉さんに確認しまくったのでした。
更衣室のロッカーにバスローブとタオル大小が入っています。バスローブに着替え、タオルを持って温泉手前の脱衣場にどうぞということでした。
脱衣場にヘアゴムとかシャワーキャップもあるので必要な方はスタンバイしましょう。
大浴場のお湯はこんな感じ。(写真はホテルHPからお借りしました)

小ぢんまりした浴槽を想像していたのに、大きく裏切られました。ふたケタ人数で入れる大きな浴槽で驚きました。広々お風呂ってうれしい。サウナもありました。
蒲田の温泉ほど黒くは無いけれど、褐色のお湯が東京の温泉を感じさせます(お湯が色付きだと東京の湯って感じがします)。お湯に独特の香りがあります。
脱衣場に貼られている温泉成分分析書を見ると、強力に塩が効いてるお湯(絶対しょっぱいぞここは)ということがわかりました。お湯を味見すると予想通りの塩味。塩分が強いので浮力も強く、浮く浮く楽しい(←一体何をしていた?)
お湯の温度は41度を切るくらいのことが多く、そんなに熱くないのでいつまでも入っていたいお湯でした。なのですが、温泉を出てからどーんと体が重くなるタイプなので、ほどほどで切り上げるのが吉。塩分コーティングで体の熱が閉じ込められるおかげで、お風呂から出た後も体はぽかぽか、11月なのに部屋まで半袖で帰れました。塩の力でお肌もしっとり、嬉しい効果の温泉でした。お部屋に帰って絶景のバルコニーに出て涼むのも贅沢気分でした。

大浴場が遠いといクチコミを見たのですが、行ってみて納得。敷地の端から端まで移動することになります。この図だと左上から右下まで。エレベーターから一番近かった私の部屋からは、所要ジャスト4分。

部屋からバスローブとスリッパで大浴場へ行くのはダメということでした。途中、宴会場の横を通っていくのでそりゃそうですね。

更衣室にはタオル、バスローブの他にクレンジング、基礎化粧品もあるので部屋からは何も持たずに行けました。

ホテル内のコンビニの意外な品揃え

地下2階にローソンがあります。温泉の帰りにのぞいてみると、部屋飲みにめちゃめちゃフォーカスした品揃え
サッポロクラシックとオリオンビール、クラフトビールも色々あって目移りします。それに、スパークリングワインが種類豊富で驚き。しかも冷えてる。

生ハムなど、おつまみになりそうなものの棚が大充実でした。

東京タワーを眺めながら部屋で夕食(持ち込みグルメはここで調達)

部屋からの眺めも良さそうだし、温泉に入ってダレダレになりそうだし(お化粧も落としちゃいそうだし←顔の再構築は面倒)、夕食は外出せずに部屋で食べたいと思っていました。食べたいものだけを買ってきて、好きな時間に食べる。これも贅沢な過ごし方だなあと思っています。
今回はホテルから徒歩、東麻布にある成城石井で夕食に食べたいものを購入。
ホテルのインルームダイニングに電話して、お皿やフォークを貸してもらいました(ありがとうございます!) スパークリングワイン用に、フルートグラスも貸してもらいました。お惣菜もお皿に盛り付けると数ランクアップのいい感じ。ブッツのレバーペーストをドライフルーツのパンに塗って食べるのが止まりません。なのに奥はゆず大根のお漬物と、大変自由な取り合わせ。

きらめく東京タワーを眺めながらの夕食になりました。今回は母と2人。予想通り、温泉に入って既にノーメイク、パジャマでリラックスです。サイコー!

ソファーの窓近くに座ると、東京タワーの上から下まで、全体が見えました。東京のビル群と相まって、すばらしい夜景でした。

毎正時(19時とか20時とか)に東京タワーの展望台がキラキラっと輝くんです。毎回見逃さないように頑張りました。東京タワーの照明は夜中の12時に消えます。この瞬間を見たいと、寒いけれどベランダに。消えた瞬間、他の部屋のベランダからも歓声があがっていました。みんな見てるんですね。

朝食も東京タワーを眺めながら

カーテンを開けて思わず歓声。快晴の朝です。

朝食も、好きな時間に好きなものを食べることに。
宿泊の皆さんが朝食レストランにいる時間を狙って朝の温泉に行きました。大浴場、貸し切りでした(わーい)。敢えて他の人と違う時間に行動して貸し切り状態を楽しむの、おすすめです。

この日の朝ごはん。チェックインの前にホテルのある芝公園の【ル・パン・コティディアン 芝公園店】に寄り、翌朝用のパンを買って来ていました。
部屋のネスプレッソでコーヒーを入れて、温泉の帰りに地下のコンビニで買った牛乳をたっぷり入れてカフェオレにしました。

青空と東京タワーを見ながら爽快な気分の朝食でした。

ゆっくり朝食を食べた後もう1度温泉に行き、12時のチェックアウトに部屋を出ました。滞在中温泉に行ったのは4回。チェックアウトが12時って、のんびりできて嬉しいです。部屋を出る前に、やっぱり名残惜しくて1枚撮りました。見飽きることのなかった東京タワー。東京に住んでいますが、東京に旅した気分になれました。

ホテル滞在前後の おすすめ周辺スポット

チェックイン前、チェックアウト後、せっかくなので周辺のスポットに立ち寄ってみませんか。食事したりお茶したり、見たり、私は今回こんな所へ。

絶景の穴場【港区役所 職員食堂】

チェックイン日のランチです。変化球でこちらに。港区役所庁舎。

11階に職員食堂があります(誰でも入れます)。12時を過ぎると混雑するそうなので、絶景の一番奥の窓席に座るため食堂オープンの11時すぎにやってきました。ランチ680円とリーズナブル。食券を買います。

トレーを持ってセルフサービス。早く来たので一番奥の絶景スポットの席に座れました。増上寺の向こうに東京タワー。

増上寺の寺カフェ【TERA CAFE SHIEN】

食後のコーヒーはこちらで。増上寺の一角にあるカフェ。

外の席もあり、気持ちよかったです。作家さんの器もステキ。

増上寺と徳川将軍家墓所

ホテルの隣、増上寺の広い敷地内をお散歩。

寺院建築と東京タワーの対比

こんなの撮ったり。中から外

増上寺には徳川将軍家の墓所があります。入口の銅の門に葵の紋が。

6人の将軍のお墓が増上寺にあるって初めて知りました。厳かな気持ちになる場所でした。徳川家のお墓のバックに東京タワー。

海を見ながらランチ 竹芝【Top of side】

チェックアウトした後、ホテルのシャトルバスで浜松町駅に移動しました。
海を見て帰ろうと浜松町駅から竹芝桟橋へ。ニューピア竹芝サウスタワー4階にあるレストラン【Top of side】。窓から海が見えました!

普段は貸切営業がメインですが、限られた日だけランチの提供があります。たまたまその日にあたってラッキーでした。とはいえランチ営業終盤の時間でもまだお腹がすかず、デザートのクレープとドリンクバーをオーダーさせてもらいました。海を見ながら話が尽きません。

近場でも旅だった

  • いつも近くに大きく見えていた東京タワー

  • 温泉大浴場の広々としたお風呂

  • 窓いっぱいの東京の夜景

とっても非日常でした。東京に住んでいますが、東京に旅をしてきた、そんな気分になりました。
温泉に入ってリラックス、1泊でとってもリフレッシュできました。温泉のあるホテルの滞在、一度試してみませんか?

まゆみトラベルラボのプロフィール
海外渡航42ヵ国123回の大の旅好き。温泉好きな温泉ソムリエで【東京湯治】の過ごし方を思いつきました。旅の下調べも好き。旅先でなぜ?と思った事を調べるのも好き。noteマガジン「月イチ九州」では、単身赴任の夫に会いに、2年間に渡り月イチで九州各地に旅した記録をお届けしています。調べに調べ毎回特濃になる旅の様子をご覧下さい!

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