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ミクロマコ
2024年6月6日 17:40
☆所要時間:2分☆人数 :1人用波に揺れる月明かり夜に消えてしまいそうな笑顔儚げなあなたを守りたかった「ふたりだけだったら よかったね」まだ幼かったわたしたちは世界の圧力に立ち向かうことすらできなかった「私を まだ 覚えていますか」あなたに触れられなくてもあなたを同じ距離から見守れる月のようでありたかった「ふたりな
2023年11月14日 15:09
☆所要時間:2分☆人数 :1人用あなたを見つけたのは森の中開けた小さな湖でした小鳥が眠る暗がりで夜露が光る少し前満ちたあなたの輝きが湖面に揺れて呼ばれた気がして見上げたらやわらかな光を放つあなたと目が合いましたあなたはわたしの迷った瞳の奥まで照らし「いつでもおいでと」微笑んでわたしはそれから何度も何度もあなたの光の袂(たもと)へ向かいましたそれなの
2023年8月19日 11:08
☆所要時間:2分☆人数 :1人用和太鼓の振動が胸に響いた篠笛(しのぶえ)の音(ね)が頭に響いた思い出を震わすように遠く聞こえる祭囃子(まつりばやし)あの日から目を向けることができなかった社(やしろ)どんなに泣いてもあの人は帰ってこないと思い知らされるから眩しい夜店賑(にぎ)わいはガラス一枚挟んだ映像のよう金魚すくい射的花火どの瞬間にも 隣
2023年8月24日 23:41
☆所要時間:2分☆人数 :1人用もう、これ以上私に優しい言葉を掛けないでください。もう、これ以上私の心に触れないでください。もう、悲しい思いはしたくないのです。もう、傷付きたくはないのです。さよならすることでアナタを守れるのでしょうか「大好きでした。ありがとう。」そう言えたなら私はここから動けるのでしょうかどんなに理由を探してもアナタを嫌いになんて
2023年10月1日 12:58
☆所要時間:2分☆人数 :1人用ありがとうを伝えたくて書きました。ありがとうを伝えたい時に読んでいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。こんなネットの片隅(かたすみ)でこんなアプリの端(はじ)っこであなたの声が聞けたことあなたと会話ができたことあなたと声劇できたこととっても とっても幸せでしたこの1年、いろんなことがありました。辛いことも、ありました。
2023年9月10日 22:08
☆所要時間:2分☆人数 :1人用アナタに名前を呼ばれるためにワタシは此処に居るのだと思うのです出会うのが遅かったねと、風に言葉が乗って聞こえましたがそんなことは、とんとないのですこれまでの時をアナタが過ごし乗り越えてきてくれたからこそ私はアナタに惹かれたのです言の葉の美しさを音の楽しさを空を見上げる喜びをアナタが知っていてくれたから私は風の香りに思いを馳せて
2023年8月17日 23:22
☆所要時間:約3分☆人数 :1人用世界はすぐに行き止まりになってしまうと思っていただって私は日が暮れれば厳重な城へ戻らなくては行けないし朝が来れば学びの館へ閉じ込められるその箱の中で決められたルールに沿ってのみ「自由」だと紐を解かれるのだもう何処にも居たくなかった私の声にならない悲しみは誰にも届かないひとり無限のような夜に溶けてしまいたかった門
2023年7月10日 21:52
☆所要時間:約2分☆人数 :1人用ボクの本音は笑顔の奥のずっと奥悲しみに ひしゃげた顔でも悔しさに 歪んだ顔でも怒りに 奥歯を噛み締める顔でもなくてたぶん誰に 寄り掛かるでも何に もたれるでもなくどこにも力を込めることなくただただ名もない感情と涙が溢(あふ)れてくるそこにこそボクのココロが在るのだと思うボクの中にはきっと扉が
2023年2月27日 17:04
☆所要時間 約2分☆1人読み用台本パート分けして2人で読む際には🍀🌷マークをご参考にどうぞ。区切りを変えても、何人で読んでいただいても構いません😊🍀金木犀の残り香を探す間もなく訪れた紅葉(こうよう)の秋銀杏(イチョウ)の黄色が眩しい頃に偶然アナタと出会った🌷着込んだコート白い息に擦(こす)り合わせる手1歩1歩ゆっくりと 互いを知っていった冬🌷
2023年2月27日 20:10
☆所要時間 約2分☆1人読み用-----------------雨に洗われた空気を大きく吸い込んで虹を探しに歩き出すビルの谷間で埋もれる私は忙(せわ)しなさに自分を見失いそうになるけれど君の声が聞こえれば足を止めゆっくり流れる雲のやわらかさを思い出すことができるんだ君は言う「知らないことがあって、いいんだよ。」世界のどんなこともそれでいいと思うのに君に関して
2023年2月28日 12:38
☆所要時間 2〜3分☆1人読み用------------履歴それは記録それは文字が羅列されたメールそれは時刻表記にしか見えない通話履歴それはなんでもないように見える検索履歴履歴それは「思い出」文字が羅列されたメールには一文一文ワタシの想いが込められていてアナタからの言葉に一喜一憂するワタシが居て遠くのアナタに触れられた気がした時刻
2023年3月10日 21:41
☆所要時間:約2分☆人数 :1人用喉元(のどもと)まで出かけた「終わりにしよう」という言葉なんでもない会話の最後に明るく伝えようと思ったんだ。でも、震えて声が出なかった。ボクはいつでもキミから離れられるとタカをくくっていたんだろう。重ねた特別な時間はやがて当たり前になりボクの中の傲慢(ごうまん)さがキミの想いのうえに胡座(あぐら)をかいてまるで自分
2023年3月10日 21:49
☆所要時間:約2分☆人数:1人用女性視点で書いてありますが、どなたでもどうぞ。また、男性視点に読み換える際には「いい女」「都合のいい女」という箇所の変更を事前に考えていただくと良いかと思います。--------------------------背伸びをしていたこともいい女のフリをしていたこともきっとあの人には見透(みす)かされていたのだろう1人で車をとばしあの人の元
2023年4月30日 16:44
☆所要時間:約2分☆人数:1人用--------------ひらり ひらひらひらひらり梅の花びらひらひらり冬が終わって春が来たいつの間にやら日が伸びてコートを羽織らない日も増えて風にそよぐ菜の花の黄色に口元が 弛(ゆる)んだのですひらり ひらひらひらひらり河津桜(かわづざくら)がひらひらりそこここに目に眩(まぶ)しく映りこむ濃いピンクは