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2019年8月の記事一覧
言葉のプロか、プロの言葉か。
世の中には「言葉のプロ」と言われる職業はいくつかあるけど、「なにか別のプロ」として極まっている人は、結局「言葉もプロ並みに面白い」ということはよくあること。六本木の21_21で開催中の「虫展」に行ってきて、大いに虫好きの欲求は満たされまくったのですが、館内企画の「養老先生の言葉」が、冒頭の言葉とプロの関係性について考えさせられるものばかりだったのです。
特にうなったものだけここに。「何かのプロは
本当の好奇心は、自分を希薄にする
今週は久々の講演の機会でした。ご依頼いただいたゼミのウェブにまとめがのっていたので詳細はこちらを見ていただきつつ。
「こうすると若い人に対してうまくマーケティングが機能するよ」という話以前に、「そもそも、若い人のことを理解するとどんないいことがあるの?」という話からあえてしました。まあ、おおかたのオーディエンスのみなさんは『いや、だからそれは彼らにうちの商品を買ってもらえるようになる、ってことじ
「やる」を逃がすな!
下ネタじゃないですよ笑
仕事で様々な会社をよりよい組織にしていくお手伝いをさせてもらっていますが、最近ふと気づいた「気を付けたほうがいい言葉」がある。『やる』という言葉。
・それは誰が「やる」んですか?
・最後まで「やらせて」ください。
・次回、いつ「やり」ますかね
・A部署とB部署とで合同で「やる」のがよさそうですね
・いいねーそれ、ぜひ「やろう」
いくらでも例文書けますけど、日々これでも
「持ち時間」を何に使っていくか
Dreamdaysというアプリがあって、何かXデーを決めるとそこまであと何日かを、計算して出してくれるというものです。おそらくアプリの名前の通り、夢とか目標に期限を区切って、そこまでの時間を有意義に使いましょう的な意識の高い使い方を想定したアプリなんだと思うけど、「その日から何日経ったか」も計算してくれるので、自分はそっちを可視化するのが面白くて、ごくたまに開いて自分の人生の時間の感覚を持つように
もっとみる「わからない」ことを受け入れる感覚
昨日の話のつづき。「わかっている」と思うから、わからなくなるというか、わかっていないかもしれないと自分を過信しすぎないことが結局、「よりわかろうとする」態度につながるという話だったんだけど。
若者研究をしていてもいつもここの壁には直面する。大人は全員、一度「若者」をやったことがあるので、なんとなく自分が若者をやっていたことの記憶を、さも昨日のことみたく勘違いして「ああ、はいはいあれね」みたいにあ