グローバルスタンダードとお受験 (フェア、先ず自分が助かる、短所は長所) ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
外資企業、具体的にはシリコンバレーの半導体企業だったのですが、その中に身を置いた時の強烈な印象3つ。
フェアということに拘りが感じられました。ロジカルシンキングの出力として表に出るのはフェアさ。そういう枠組みができていました。しかし私的なビジネスの肝の部分には、残念ながら人脈、友達であるかという切り口も残って居ました。
次に先ず自分の成功を優先させる姿勢を強く感じました。問題が起きても先ずは自分が助かることを露骨に行動にします。裏返せば成功者でなければ人(他人)を救えないということのようです。人も順番が有って、家族から始まって国、民族まで。個人差が大きいのも特徴的でした。唯一家族が最優先というのは不変と見えました。当時の日本は仕事優先というスタンスが残っていた時代なので、より印象的に記憶に残ったのかも知れませんが。
最後は前向きであること。短所は凡そ長所にしてしまいます。捉え方を工夫して失敗も成功に上手く変えてしまいます。ビジネスの世界で上手く渡っている方々、所謂成功者には顕著にその傾向を感じました。遠慮なくガツガツ欲しい物を手に入れていくといったところでしょうか。
こんな印象を持ってグローバルスタンダードの洗礼を受けて帰国した後、再認識させられた出来事が有ります。日本にも上述のグローバルスタンダードを意識している人達が再生産されているということです。
一般ウケしそうな端的な例は、難関小学校の受験。
以下の観点で入学の審査が行われていました。
①行動観察
ロジカルシンキングに基づいたフェアな積極的行動
②集団行動
先ず自分が期待されている行動を完全にこなす。
その上で、必要に応じて他人を助ける。
③面接
短所としてそれは長所でしょうという点を挙げる。
正に私の感じたグローバルスタンダードの視点でした。
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