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物悲しさ… その1 アナログ時代の装甲兵員輸送車の活用 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 物心が付いた時、真空管は白黒テレビやカラーテレビの時代でもディスプレーのブラウン管として親し見ました。初めてのラジオは鉱石ラジオと言って半導体。私はそんなアナログ時代を良く知っている世代です。

 もっと言えばデジタルと言われる今の時代でも、ハードウェアの基本は正にアナログで、ソフトウェアとしてのデータに変換された瞬間からが純粋なデジタル。最先端半導体を研究開発から楽しんだ私にはその辺の事情が手に取る様に実感できます。

 朝鮮戦争やベトナム戦争辺りからは同時代を生きた人間として理解しています。そんな私には、至近のロシアによるウクライナ侵攻は、極めて残念な出来事の1つです。
 侵攻されているウクライナの方々には同時代を生きている人間と傍観せず寄付など間接的な方法で終戦に向けてのお手伝いをさせて頂いて居ます。

 そんなアナログ技術、戦争への思いを背景にして…

 上述のアナログ技術を良く理解している人間として以下の報道に触れた時、

温故知新

アナログ時代の技術塊の現実的な再利用の姿に単純に感動したのでした。

デジタル的な妨害はアナログ機器には通用しない…。

その感覚は、子どもの頃に例えば最先端の技術の塊としてのジェット戦闘機を何も考えず単純に格好良いと言う感じ、後にその用途を理解するに連れ封印していった感覚です。

 私達の世代が慣れ親しんだ技術が侵攻を受けた方々の為に間接的に活かされている事は、”一義的には“幸せな事です。(そもそも力による侵攻を受けているという状態が遺憾なことなので…)

 純粋な技術だけではなくビジネスとして私はクリミア戦争前のロシアへ(勿論輸出管理規制の範囲内でですが)、例えば医療機器や放送用設備等を輸出する企業に属しても居ました。これらは所期の目的に使われていると信じています。しかし技術はその基本的な性質として侵攻等に用いる事が…詰まり軍事転用可能です。

 ですから…

 当たり前過ぎて意識しなくなっていることですが、極論すればアインシュタインが晩年悩んた様な心境を今更ながら味わって居ます。

 それだけなのですが…そのなんとも言えない物悲しいくも残念な気持ちを共有致したく…

つづく

蛇足
 その物悲しさは複雑で…








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