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高専▶︎大学編入 | 前期GPA1位がうつ病に陥り留年した話

今回は大学編入し、前期GPA1位を取ることができた
私がうつ病に何故陥り留年したかについて書かせて頂きます。

興味を少しでもお持ちの方は読んで頂けると幸いです。

私の自己紹介をお読みではない方はこちらをお読みください。


高専5年生の卒業研究がうつ病の発端

私が高専5年生の時にコロナ過になり、前期に卒業研究を行うことが出来ませんでした。

その結果、約4か月で卒業研究をやらないといけなくなり、私の研究室の教授は、ある程度の研究で妥協しても良いと考える甘い教授ではありませんでした。

※教授が悪いわけではありません。

元々研究熱心な教授であると理解し、1年間かけて意欲的に取り組みたいと思い研究室を選びました。

しかしコロナ過により短期間で結果を出さないといけない状況になり精神が徐々に追い込まれるようになりました。

私の卒業研究のテーマを簡単に説明すると、試料を作製し、その試料に流れる電流や電圧などを測定する研究です。

私は不器用で試料を作製するのに失敗の連続でした。

1つの試料を作製するのに、電気炉と呼ばれる高温な装置に試料を入れ、
1週間燃焼し、その後また1週間燃焼し、1つの試料を作製する過程が非常に長かったです。

失敗したら教授にアドバイスを聞きに行きましたが、私の研究は、教授の専攻の内容ではなく、隣の研究室の教授のテーマを私が担当しており、どちらに頼ったらいいのかわからない状態で、成功することが出来ませんでした。

11月の中間発表3日前の時点で試料を1つも作製することが出来ず、教授に

「中間発表までに試料が作製できない際には、中間発表はどのように行えばよろしいでしょうか?」

と尋ねた所、

「中間発表の当日の午前中までデータを取れるよう努めてください。」

と言われ、精神が崩壊しました。

結果として何とか中間発表を無事終えることは出来ましたが、

駅のホームで一日5時間程度、居座り電車に飛び込もうとしてもできず、それを繰り返す日々が3日間続きました。

母が私の異変に気付き、精神科やメンタルクリニックに行くことを勧められましたが、当時の私は、

精神科やメンタルクリニックに行くことが恥ずかしい

精神科に行ったとしても卒業研究から逃げることは出来ない

という思考に陥っていました。

今思うと、この時に早めに早めに精神科やメンタルクリニックに通院しておけば、うつ病が悪化しなかったのかなと思います。

もし今お読みの方でうつ病になりかけている方は

学校の保健室にあるカウンセリングからで良いので絶対に行くよう努めてください。

どうかお願いします。

本当にお願いします。

その後1月の最終発表に向けて毎日卒業研究のため学校に通う生活を行っていました。

毎日駅のホームで電車に飛び込んで楽になりたい
信号のない横断歩道を歩いて車やトラックに轢かれたい
と思って学校に通っていました。

当時付き合っていた恋人や友人関係が上手くいかず
何もかもが上手くいっていませんでした。

その時支えてくれた地元や高専の数少ない親友には本当に本当に感謝しています。

そんな生活が続き何とか卒業研究を終えることができました。

私の卒業研究は卒業式当日でも論文が完成しておらず、学科内で一番最後に提出したと自負しております。

その後大学生活が始まります。


大学の講義のレベルの高さに絶望する

私が編入した大学は旧帝大に合格出来なかった方が多く入学する大学です

私の過去の学歴を簡単に説明させていただくと

中学の時の成績は内申点43~45点しか取ったことが無く

学年340人中1位を取ったり、基本トップ10に入るような成績でした。

進学塾では一番優秀なクラスで学び、全県模試では県内の公立高校であれば全て90%を取ることが出来ていました。

普通の方は公立の進学校に進むところ私は人と同じ人生は歩みたくないと思い大学編入を前提に高専に進学しました。

その後、編入する大学を選ぶ際に中学の自分のような成績の人が行くような大学に最低限行きたいと考えました。

正直このプライドはいらないなと今となっては考えます。

旧帝大に行く学力がない事は高専時代で十分わかっており、その中で自分の過去のプライドを守るために大学選びました。

高専時代は人よりも努力をすることで良い成績を得ることが出来たので
この大学なら何とかいけるかなと当時は思っておりました。

結果として授業についていく事に必死でした。

私の通っている大学は留年や中退が多いことで有名な大学です。

冷静に考えれば、旧帝大を目指し、合格できず、浪人し、また合格出来ずに弊学を進学する大学生の方が留年や中退をするとはどのレベルかを具体的に想像するべきでした。

高専時代に学んだ専門科目は何とか立ち向かうことは出来たのですが、それ以外の講義は非常に難しかったです。

世の中の大学生(弊学)は非常に頭が良く勉学に取り組まれていると思いました。

その中でどうやって大学生活を乗り切れば良いかと考え

とあるYouTuberを知ることで、朝活を頑張れるようになりました。

そのYouTuberの方は下記の「えいと」さんです。

社会人で毎日働きながら努力する姿に感銘を受け、
学生の自分は社会人の方に比べれば時間は無限大にあると考えました。

その後、朝4時半起き生活を半年続けました。


院進か就職かを選択しないといけない

私は院試験に合格することは難しいと考え、就職すればいいかなと軽く考え大学編入をしました。

大学編入をし、編入生の先輩方から

3年生までの累積GPAが上位20名程度に入れれば推薦で院に進むことが出来る。

という情報を手に入れ、編入生の場合1年間のGPAで勝負できると教えて頂きました。

まだやりたい事が見つかっておらず、学生の期間を2年間伸ばしたいという甘い考えで、院進を考え勉強に取り組みました。

しかし問題点があり

内部生のGPAがコロナ過によるオンライン授業でSやAを簡単に取ることが出来、上位20名程度のGPAは3.0を超えていました。

つまり最低限1年間オールAを取る必要があるわけです。

私は院の一般試験の過去問を拝見し、何もかも理解することが出来ず、推薦でしか行くことは出来ないと覚悟しました。


定期試験勉強に絶望する

定期試験1か月半前から毎日テスト勉強を行っていたのですが、
初めての大学の試験であるため
どの程度勉強すればSを取れるかわからず
毎日泣きながら勉強を続けました。

高専時代の試験の時は全ての教科を全て完璧に対策した上で試験に臨むことが出来たのですが、
大学では全てを完璧に理解することが困難
不安がずっと付きまとっていました。

元々完璧主義なところがあったため、完璧にテスト勉強が出来ないことによるストレスが大きかったです。

定期試験では手ごたえが無く精神が完璧に崩壊しました。


夏休みに誰とも会いたくない

GWの時期に高専時代の友人と会った際に

「今年1年間は院の推薦をもらうために勉強を頑張ぞ」

意気込んで伝えていたため、友人に会うことが恥ずかしく引きこもるようになりました。

他大学に編入している友人はオンライン授業で単位が簡単に習得することができ、私は何で試験があるんだと悲観的になり

自分の半年は何だったんだと毎日考え、

もう自分に未来はない

生きているのも辛い

という思考に陥りました。

トイレやご飯を食べる時しか立ち上がることが出来なかったです。


後期が始まるが何も頑張ることが出来ない虚無感

蓋を開けてみたら前期成績は学科1位でした。

しかし、院の推薦をもらうためにオールSを目標に頑張っていた私は、

あと1点あればSだった。

完璧主義の思考に陥り喜ぶことが出来ませんでした。

弊学はGPAの上位順に研究室を決めることが出来る制度で

全員のGPAを学科内のグループで共有し、
第一希望などを伝えないといけない状況になり、
編入生の自分は肩身が狭く従うしかありませんでした。

私が学科内でGPA1位という情報が学生の間に広まり、
Mは頭が良い編入生というイメージになってしまいました。

後期の講義は私が高専時代から苦手な教科がほとんどで全ての科目に不安しかありませんでした。


「この講義不安だな」

と内部生に伝えると

「Mなら大丈夫でしょ」

と全員に言われ頼れる人がいませんでした。

また高専時代の研究室で鬱になっているため

研究室配属には慎重になり

大学に行くとほとんどの人から毎日

「Mはどこの研究室に行くの?」

と毎日言われ、全員敵に思えるようになりました。

私が内部生の立場なら、同じように聞くと思うし、
否定することは出来ないが、私にとってはそれが非常にストレスでした

その結果学校に徐々にいけなくなり
単位を取ることが出来ませんでした。


最後に

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

大分重たい内容でしたが
自分がうつ病になった原因を理解してもらえれば幸いです。

私と同じように潰れてほしくないです。

どうか自分に優しく認めてあげてください。

友達でも家族でもネットの友達でも誰でもいいので頼ってください

誰にも頼ることが出来ないなら私を頼ってください。

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その後1年間休学し、どのように立ち直ることが出来たかについてはこちらに書いてありますので、もし良ければ読んで頂けると幸いです。


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現在、退学や休学かを悩んでいる方に読んで頂きたい記事はこちらです。


大学編入を検討される方に読んで頂きたい記事はこちらです。


私の目標や夢に関する記事はこちらです。


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