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美しいもの、美味しいもの、いい香りのするものが好き。同じものを好きな人がいるといいな。…

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美しいもの、美味しいもの、いい香りのするものが好き。同じものを好きな人がいるといいな。 プロフィール写真は、上野博士とハチ公の像を某所に見に行った際に友人が背後でいつの間にか撮っていたものです。

マガジン

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記事一覧

今年も状況変わらず

 さて、昨年七月にこんな記事を書いていたのだけれど。変異株とやらが猛威を振るっている現在、今年も早々と山鉾巡行の中止が発表された。学生時代を京都で過ごし、それ以…

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3年前

原田マハ『総理の夫 First Gentleman』新版

 今年読了した6冊目。2月25日に読み始めて、3月4日に読了。  原田マハさんといえば、昨年かな、『デトロイト美術館の奇跡』という小説を読んで以来の邂逅。この前に読ん…

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3年前
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渡辺将人『メディアが動かすアメリカ』

 ちくま新書。2021年3月5日に読み始めて、3月23日に読了。昨年の秋ごろに購入して、パラパラとめくってはいたもののちゃんと読んでいなかったので、読んでみようと。なん…

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3年前

1~3月のティータイム記録

 2021年の最初の3か月。 どんなに忙しくても疲れていても、本や新聞を片手にのんびりお茶する時間は手放したくないな。そこに、美味しいお菓子があれば嬉しい。 2021年1…

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3年前
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石原孝『堕ちた英雄』

 ジャンルを問わず、月に一冊は新書を読もうと心掛けている。『ペスト』『白い病』と読んで、その後に読んだのがこれ。2月15日に読み始めて24日に読了。  朝日新聞の記者…

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3年前

「だわ」「のよ」?

 この「だわ」「のよ」という文字から、何を想像するだろうか。ネットである記事を読んでいて、ふと気になったので少しまとめてみる。  小説を読んでいて、あるいは新…

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3年前
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カレル・チャペック『白い病』

 今年の4冊目はこれ。昨年末に買ってあった最後の1冊で、2021年2月9日に読み始めて2月14日に読了。原作のチェコ語・・・は全くわからないので、日本語訳されたものを。 …

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3年前

アルベール・カミュ『ペスト』

 これも、昨年末に買っておいた一冊。1月20日に読み始めて、2月8日に読了。・・・フランス語は小説を読みこなせるほど得意ではないので、日本語に訳されたもの。  ある…

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3年前
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瀬川源『国家と記録ー政府はなぜ公文書を隠すのか?』

 これも年末に買ってあったもので、2021年1月9日に読み始めて19日に読了。  文書の内容を信用できないとなれば、その行政機関の決定は全てが信頼できなくなる。だからこ…

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3年前

久保・金成『アメリカ大統領選』

 2020年10月に出版されたこの本が、2021年に読了した最初の一冊になった。昨年末に買ってあって、元日から読み始め、8日に読了。  アメリカでの大統領選挙とはどういう…

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3年前
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2020年振り返り

印象に残ったこと ・全世界的規模なこととしては、新型ナントカウイルス関連 ・国内に限ると、内閣総理大臣の辞任、かな。 ・他国の話題としては、アメリカの大統領選挙…

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3年前

お疲れ様ランチ

 思えば、戸惑ってばかりの一年だった。今年の一月から二月くらいの時期は、まだそれでもどこか対岸の火事にように思っていたっけ。だけど、いよいよそうも言っていられな…

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3年前

ピエール・エルメと虎屋のコラボ

 だいぶ時間が過ぎてしまったけど、この秋に、洋菓子のピエール・エルメと和菓子の虎屋がコラボしたアフタヌーンティーが供されていたので友人と楽しんできた。場所はザ・…

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3年前
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食後の飲み物記録 2

リッツ・カールトン大阪のフランス料理レストラン、ラ・ベ。カップはノリタケ、いろいろな選択肢の中から、今回はホテルオリジナルの紅茶をチョイス。ミニャルディーズの…

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3年前

明治期の洋館でランチ

 京都市、円山公園のそばに位置する明治期の洋館、長楽館。別館がホテルになっている他、本館はレストランやカフェ、バーとして使われてる。秋の文化財公開で訪れた際に、…

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3年前
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貴族のお屋敷のような

 長楽館でランチと館内見学の後に向かったのが、京都府庁。お目当ての建物は旧本館と呼ばれていて、今でも内部はいくつかの部署で使用されている。その旧本館の正庁と旧議…

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3年前

今年も状況変わらず

 さて、昨年七月にこんな記事を書いていたのだけれど。変異株とやらが猛威を振るっている現在、今年も早々と山鉾巡行の中止が発表された。学生時代を京都で過ごし、それ以降も京都とは縁が続いている私だけれど、昨年に続いて仕事はオンライン。今年に入ってから六月になる今にいたるまで、一度も京都を訪れていないという現実。

 もちろん、消毒などに気をつけながら一人で出かけることも可能かもしれない。だけど、従来型よ

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原田マハ『総理の夫 First Gentleman』新版

 今年読了した6冊目。2月25日に読み始めて、3月4日に読了。

 原田マハさんといえば、昨年かな、『デトロイト美術館の奇跡』という小説を読んで以来の邂逅。この前に読んだ『堕ちた英雄』を読みたくて書店に行って、近くの書棚に目立つように置いてあったので思わず一緒に手にとった一冊。その『堕ちた英雄』を読むきっかけは、さらにその前に読んだ『国家と記録』の中に挟まっていた(当時の)新刊案内に書いてあって気

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渡辺将人『メディアが動かすアメリカ』

 ちくま新書。2021年3月5日に読み始めて、3月23日に読了。昨年の秋ごろに購入して、パラパラとめくってはいたもののちゃんと読んでいなかったので、読んでみようと。なんやかんやで読み終わるまでに時間がかかったけど、面白いエピソードがたくさん書かれていて読み応えがあった。

 気になったエピソードとしては、情報源にガッツリと食い込んでネタを取ってくる人がいるけれど、その人の名前で記事が出たら情報源に

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1~3月のティータイム記録

1~3月のティータイム記録

 2021年の最初の3か月。
どんなに忙しくても疲れていても、本や新聞を片手にのんびりお茶する時間は手放したくないな。そこに、美味しいお菓子があれば嬉しい。

2021年1月
 大好きな場所。リッツ・カールトン大阪のロビーラウンジにて、モンブラン。洋酒の効いたちょっとネットリめのマロンクリームに、ふんわりと粉シュガー。中に隠れたカシスのジュレの酸味とマロンクリームの甘みが口の中でまじりあう。この日

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石原孝『堕ちた英雄』

 ジャンルを問わず、月に一冊は新書を読もうと心掛けている。『ペスト』『白い病』と読んで、その後に読んだのがこれ。2月15日に読み始めて24日に読了。
 朝日新聞の記者である筆者が、ジンバブエの独立闘争を率いた「英雄」ムガベの姿を追っている。「堕ちた」というのは他国人からみた表現で、ジンバブエ国内においては大統領の座を退いた後もなお、英雄と称える人がいる。ムガベの頃の方がよかった、など。

 「堕ち

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「だわ」「のよ」?

「だわ」「のよ」?

 この「だわ」「のよ」という文字から、何を想像するだろうか。ネットである記事を読んでいて、ふと気になったので少しまとめてみる。

 小説を読んでいて、あるいは新聞か雑誌か・・・何かの記事を読んでいて、これらを目にすることがたまにある。小説だと、多くの場合、「戦前とか?ちょっと昔の上流階級とおもわれる上品な女性の話し言葉」として。ただ、この場合は、「~ですわ」「~ですのよ」となっているかもしれない

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カレル・チャペック『白い病』

 今年の4冊目はこれ。昨年末に買ってあった最後の1冊で、2021年2月9日に読み始めて2月14日に読了。原作のチェコ語・・・は全くわからないので、日本語訳されたものを。

 この著者については全く知らなかったけれど、昨年のいつだったか、毎日新聞の書評欄に載ったのが気になって買ってみたもの。調べてみると、児童文学や小説、戯曲、旅行記、その他ジャーナリストとしても活動していたとのこと。お兄さんのヨゼフ

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アルベール・カミュ『ペスト』

 これも、昨年末に買っておいた一冊。1月20日に読み始めて、2月8日に読了。・・・フランス語は小説を読みこなせるほど得意ではないので、日本語に訳されたもの。

 ある「書き手」の視点により綴られる、感染症の猛威にさらされ封鎖された街。医師リウー、医師カステルであったり、神父パヌルーであったり、偶然この街に居合わせたがために一緒に閉じ込められる「よそ者」タルー、そしてランベール。それぞれの立場から、

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瀬川源『国家と記録ー政府はなぜ公文書を隠すのか?』

 これも年末に買ってあったもので、2021年1月9日に読み始めて19日に読了。

 文書の内容を信用できないとなれば、その行政機関の決定は全てが信頼できなくなる。だからこそ、文書は確実に記録されなければならないし、保持、保存されなければならない。そして、情報を公開することによって政府の透明性を確保することが政府への信頼につながる。・・・と、筆者は指摘する。そうやってこそ、政府が何かを呼び掛けた時に

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久保・金成『アメリカ大統領選』

 2020年10月に出版されたこの本が、2021年に読了した最初の一冊になった。昨年末に買ってあって、元日から読み始め、8日に読了。

 アメリカでの大統領選挙とはどういうものか、建国の頃から選挙の仕組みが形成され、政党政治が根付いてきて、選挙による政権交代とは、どういうことが行われるのか、といったことがまず述べられる。その後、党内予備選の仕組み、次いで本選挙の仕組み、それぞれの政党や候補者の支持

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2020年振り返り

2020年振り返り

印象に残ったこと

・全世界的規模なこととしては、新型ナントカウイルス関連

・国内に限ると、内閣総理大臣の辞任、かな。

・他国の話題としては、アメリカの大統領選挙、RBG死去、香港をめぐるあれこれ

 年が明けると、アメリカの上院議員選挙のジョージア州決選投票?が最注目。続いて新大統領就任。日本との関係やいかに。国内のこととしては、選択式夫婦別姓をめぐる議論は進むのかとか、緊急避妊薬の薬局販売

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お疲れ様ランチ

お疲れ様ランチ

 思えば、戸惑ってばかりの一年だった。今年の一月から二月くらいの時期は、まだそれでもどこか対岸の火事にように思っていたっけ。だけど、いよいよそうも言っていられなくなってきて・・・。

 スーパーとドラッグストアと通院、時々地元のお菓子屋さん。それ以外の外出を避けていたら電車にさえ乗っていなかったという春。「第一波」を越えた頃に、外食したい欲が爆発。そんな時に、一念発起して予約してランチに出かけたの

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ピエール・エルメと虎屋のコラボ

ピエール・エルメと虎屋のコラボ

 だいぶ時間が過ぎてしまったけど、この秋に、洋菓子のピエール・エルメと和菓子の虎屋がコラボしたアフタヌーンティーが供されていたので友人と楽しんできた。場所はザ・リッツ・カールトン京都。あの頃は、新型ナントカも少しはおとなしかったのかな、と今思えば・・・。

 私にとってのリッツ・カールトンといえば大阪の、英国の貴族のお屋敷のようなたたずまい。京都はガラリと違って、京都らしさや日本らしさを随所に取り

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食後の飲み物記録 2

食後の飲み物記録 2



リッツ・カールトン大阪のフランス料理レストラン、ラ・ベ。カップはノリタケ、いろいろな選択肢の中から、今回はホテルオリジナルの紅茶をチョイス。ミニャルディーズの他、シェフからのプレゼントという名のチョコレートまで。至れり尽くせり。
2020年8月

京都・御所南の京ガストロノミー・コウゾウにて。こちらでは一保堂のほうじ茶をお茶菓子のサブレとチョコレートのお供に。どちらのお茶碗か確認するのを失念・

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明治期の洋館でランチ

明治期の洋館でランチ

 京都市、円山公園のそばに位置する明治期の洋館、長楽館。別館がホテルになっている他、本館はレストランやカフェ、バーとして使われてる。秋の文化財公開で訪れた際に、フレンチレストラン ル・シェーヌにてランチを楽しんできた。・・・注、10月のこと

キッシュ・ロレーヌのアミューズから始まって、

冷前菜はシャキッとした蕪が酸味のあるソースと合わさって美味しい。鱸?だったっけ、が赤かぶに隠れているほか、写

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貴族のお屋敷のような

貴族のお屋敷のような

 長楽館でランチと館内見学の後に向かったのが、京都府庁。お目当ての建物は旧本館と呼ばれていて、今でも内部はいくつかの部署で使用されている。その旧本館の正庁と旧議場が、Kyotographie の会場として使われた。

 1904年(明治37年)に竣工されたこの建物は、創建時のそのままで現役で利用されている官公庁の建物としては国内で最古のものだとか。東京帝国大学出身の建築家・松室重光による設計で、2

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