kimi
日々の雑感を徒然なるままに・・・
読んだ本の記録。どんなきっかけで手に取ったのか、読もうと思ったのか、など。本との出会い、そしてお付き合いは人生を豊かにしてくれると私は思う。
美味しかった思い出
素敵な空間で幸せなティータイム
レストランで、コース料理の最後に出てくる飲み物のお話
中・高時代の友人が、以前、FBのプロフィールの趣味欄に「逃亡、失踪」と書いていて笑ったことがある。まあ、私の場合はどこかへ出かける時は少なくとも両親には伝えておくので「失踪」はないかな。でも、時々、無性にどこかへ出かけたくてしょうがなくなる時がある。名付けて「どっか行きたい病」。ただ現実からどこかへ逃げ出したくてたまらない。なので、「ここではないどこか」であれば行き先にはこだわらない、たぶん。 私の趣味はけっこう幅広くて、一つを深く掘り下げるというよりも広く浅くいろいろ
さて、昨年七月にこんな記事を書いていたのだけれど。変異株とやらが猛威を振るっている現在、今年も早々と山鉾巡行の中止が発表された。学生時代を京都で過ごし、それ以降も京都とは縁が続いている私だけれど、昨年に続いて仕事はオンライン。今年に入ってから六月になる今にいたるまで、一度も京都を訪れていないという現実。 もちろん、消毒などに気をつけながら一人で出かけることも可能かもしれない。だけど、従来型よりも感染力が強いだとかいう情報に躊躇してしまうし、このタイミングで親が調子崩した
今年読了した6冊目。2月25日に読み始めて、3月4日に読了。 原田マハさんといえば、昨年かな、『デトロイト美術館の奇跡』という小説を読んで以来の邂逅。この前に読んだ『堕ちた英雄』を読みたくて書店に行って、近くの書棚に目立つように置いてあったので思わず一緒に手にとった一冊。その『堕ちた英雄』を読むきっかけは、さらにその前に読んだ『国家と記録』の中に挟まっていた(当時の)新刊案内に書いてあって気になったから。こういうめぐり逢いがあるから、リアル書店が好き。 カマラ・ハリ
ちくま新書。2021年3月5日に読み始めて、3月23日に読了。昨年の秋ごろに購入して、パラパラとめくってはいたもののちゃんと読んでいなかったので、読んでみようと。なんやかんやで読み終わるまでに時間がかかったけど、面白いエピソードがたくさん書かれていて読み応えがあった。 気になったエピソードとしては、情報源にガッツリと食い込んでネタを取ってくる人がいるけれど、その人の名前で記事が出たら情報源にばれてしまうのでその後ネタが取れなくなる。それは困るので、その人の名前は記事には
2021年の最初の3か月。 どんなに忙しくても疲れていても、本や新聞を片手にのんびりお茶する時間は手放したくないな。そこに、美味しいお菓子があれば嬉しい。 2021年1月 大好きな場所。リッツ・カールトン大阪のロビーラウンジにて、モンブラン。洋酒の効いたちょっとネットリめのマロンクリームに、ふんわりと粉シュガー。中に隠れたカシスのジュレの酸味とマロンクリームの甘みが口の中でまじりあう。この日のお茶はダージリンのサマーゴールド。ケーキのプレートはノリタケのアルマンド、ティ
ジャンルを問わず、月に一冊は新書を読もうと心掛けている。『ペスト』『白い病』と読んで、その後に読んだのがこれ。2月15日に読み始めて24日に読了。 朝日新聞の記者である筆者が、ジンバブエの独立闘争を率いた「英雄」ムガベの姿を追っている。「堕ちた」というのは他国人からみた表現で、ジンバブエ国内においては大統領の座を退いた後もなお、英雄と称える人がいる。ムガベの頃の方がよかった、など。 「堕ちた」とはどういう意味なのか。なぜ「堕ちた」のか。同じく英国の植民地であった南アフ
この「だわ」「のよ」という文字から、何を想像するだろうか。ネットである記事を読んでいて、ふと気になったので少しまとめてみる。 小説を読んでいて、あるいは新聞か雑誌か・・・何かの記事を読んでいて、これらを目にすることがたまにある。小説だと、多くの場合、「戦前とか?ちょっと昔の上流階級とおもわれる上品な女性の話し言葉」として。ただ、この場合は、「~ですわ」「~ですのよ」となっているかもしれない。小説以外の文章だと、「外国人女性のインタビュー記事」で多く目にするように思う。
今年の4冊目はこれ。昨年末に買ってあった最後の1冊で、2021年2月9日に読み始めて2月14日に読了。原作のチェコ語・・・は全くわからないので、日本語訳されたものを。 この著者については全く知らなかったけれど、昨年のいつだったか、毎日新聞の書評欄に載ったのが気になって買ってみたもの。調べてみると、児童文学や小説、戯曲、旅行記、その他ジャーナリストとしても活動していたとのこと。お兄さんのヨゼフ・チャペックが挿絵を描いたり、一緒に活動していた模様。 さらに調べると、この『
これも、昨年末に買っておいた一冊。1月20日に読み始めて、2月8日に読了。・・・フランス語は小説を読みこなせるほど得意ではないので、日本語に訳されたもの。 ある「書き手」の視点により綴られる、感染症の猛威にさらされ封鎖された街。医師リウー、医師カステルであったり、神父パヌルーであったり、偶然この街に居合わせたがために一緒に閉じ込められる「よそ者」タルー、そしてランベール。それぞれの立場から、やっかいな感染症とどう向き合い抗っていくのかが描かれている。感染症との闘いの中で
これも年末に買ってあったもので、2021年1月9日に読み始めて19日に読了。 文書の内容を信用できないとなれば、その行政機関の決定は全てが信頼できなくなる。だからこそ、文書は確実に記録されなければならないし、保持、保存されなければならない。そして、情報を公開することによって政府の透明性を確保することが政府への信頼につながる。・・・と、筆者は指摘する。そうやってこそ、政府が何かを呼び掛けた時に、我慢してでも応じようという気になれるのでは、と思うのだ。国民の投票で選ばれ、国
2020年10月に出版されたこの本が、2021年に読了した最初の一冊になった。昨年末に買ってあって、元日から読み始め、8日に読了。 アメリカでの大統領選挙とはどういうものか、建国の頃から選挙の仕組みが形成され、政党政治が根付いてきて、選挙による政権交代とは、どういうことが行われるのか、といったことがまず述べられる。その後、党内予備選の仕組み、次いで本選挙の仕組み、それぞれの政党や候補者の支持者へのインタビューなどから2020年11月の選挙へ向けた考察がなされている。そん
印象に残ったこと ・全世界的規模なこととしては、新型ナントカウイルス関連 ・国内に限ると、内閣総理大臣の辞任、かな。 ・他国の話題としては、アメリカの大統領選挙、RBG死去、香港をめぐるあれこれ 年が明けると、アメリカの上院議員選挙のジョージア州決選投票?が最注目。続いて新大統領就任。日本との関係やいかに。国内のこととしては、選択式夫婦別姓をめぐる議論は進むのかとか、緊急避妊薬の薬局販売とか、とりあえずは注視していようと思う。 旅行が好きだけど、2月に予定してい
思えば、戸惑ってばかりの一年だった。今年の一月から二月くらいの時期は、まだそれでもどこか対岸の火事にように思っていたっけ。だけど、いよいよそうも言っていられなくなってきて・・・。 スーパーとドラッグストアと通院、時々地元のお菓子屋さん。それ以外の外出を避けていたら電車にさえ乗っていなかったという春。「第一波」を越えた頃に、外食したい欲が爆発。そんな時に、一念発起して予約してランチに出かけたのが、リッツ・カールトン大阪の中華レストラン「香桃」だった。 さて。慣れないZ
だいぶ時間が過ぎてしまったけど、この秋に、洋菓子のピエール・エルメと和菓子の虎屋がコラボしたアフタヌーンティーが供されていたので友人と楽しんできた。場所はザ・リッツ・カールトン京都。あの頃は、新型ナントカも少しはおとなしかったのかな、と今思えば・・・。 私にとってのリッツ・カールトンといえば大阪の、英国の貴族のお屋敷のようなたたずまい。京都はガラリと違って、京都らしさや日本らしさを随所に取り入れた現代風の建物。ロビーラウンジの照明は和傘のような形で、扉は障子張りのイメー
リッツ・カールトン大阪のフランス料理レストラン、ラ・ベ。カップはノリタケ、いろいろな選択肢の中から、今回はホテルオリジナルの紅茶をチョイス。ミニャルディーズの他、シェフからのプレゼントという名のチョコレートまで。至れり尽くせり。 2020年8月 京都・御所南の京ガストロノミー・コウゾウにて。こちらでは一保堂のほうじ茶をお茶菓子のサブレとチョコレートのお供に。どちらのお茶碗か確認するのを失念・・・。 2020年9月 京都、長楽館ル・シェーヌにて。こちらもフランスならでは
京都市、円山公園のそばに位置する明治期の洋館、長楽館。別館がホテルになっている他、本館はレストランやカフェ、バーとして使われてる。秋の文化財公開で訪れた際に、フレンチレストラン ル・シェーヌにてランチを楽しんできた。・・・注、10月のこと キッシュ・ロレーヌのアミューズから始まって、 冷前菜はシャキッとした蕪が酸味のあるソースと合わさって美味しい。鱸?だったっけ、が赤かぶに隠れているほか、写真奥の丸いのは鬼灯の実ですって。初めていただいたのだけど、ほのかに甘みがあって不