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2022年3月の記事一覧

大会をやめれば子供は勝負弱くなるのか

大会をやめれば子供は勝負弱くなるのか

「子供の全国大会をやめてしまえば子供たちが勝負する機会を失い勝負弱くなってしまう」というご意見をいただきました。考えるにあたり論点を
・全国大会つまり大会の範囲の広さは勝負強さに影響を与えるのか
・子供時代の勝負の機会は大人になってどんな影響があるのか
と設定したいと思います。

全国大会がなくなっても地区大会は行われます。試合数はむしろ増えると言われています。ですから全国大会がなくなると勝負弱く

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「編集者」になるのに10年かかった話

「編集者」になるのに10年かかった話

「風、あったかくなってきたなー!」

この風、めっちゃいいな。
サブスクにして売ってくれたら月額980円くらい払うんだけどな。

なんて春の風を楽しみながら駅まで歩き、改札を抜け、すぐに来た電車に乗って、つり革をつかんで。
ふと目の前に座ってる人のスマホを見たら、その人。

私が書いたnoteを読んでいた。

「ぴょ!?」って思った。
変な声出そうになった。

読んでいたのはロングヘアの若い女性だ

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子育てには観察科学

科学を子育てや、自分自身の自己研鑽にどう適用したらよいのだろうか。
科学ではよく「反復数」を大切にする。すくなくとも3つ以上のサンプルが、同じ条件で同じ結果が出るなら、それは4つ目以上でも同じ結果が出る可能性が高い(再現性が高い)と考える。しかし。

子どもはみんな個性がバラバラ。生まれてきた環境、育ってきた環境もバラバラ。再現性を調べるためには「同じ条件」をそろえなきゃいけないのに、そもそも同じ

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再生と未来への挑戦

再生と未来への挑戦

3/20(日)のホームゲームを最後に、東京ヴェルディを退社します。

チーム状況が良い中で水を差してしまうのではないかとタイミングを悩み、ギリギリでのご報告となってしまい申し訳ありません。まさか自分がヴェルディを辞める日が来るとは思っていませんでしたし、これを書いている今でも全く実感がありません。

僅か4年9ヶ月と短い期間ではありましたが、僕にとってヴェルディは「人生そのもの」でした。何よりも大

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中学生のためのプロダクトデザイン入門

中学生のためのプロダクトデザイン入門

この文章は『d long life design』11号掲載に掲載されたものです。
2006年の9月に出版されたものなので、すでに15年以上の歳月が経過しました。しかし今読み返しても書いている内容に風化は感じません。(携帯電話という表現は過去形ですが)
その理由は「流行に敏感な仕事であるプロダクトデザイン」にも、人と人との関わりが大切で、その事自体は普遍であるからだと思います。
追記:文章の区切り

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親のかける「呪い」について

親が知らず知らずにかけてしまう「呪い」について、私も十分に言語化できていないことに気がついたので、ちょっと考えてみる。
昔の親は、子どもに評価を下すことを何とも思っていなかったので、結果的に「呪い」にかかる人は少なくなかったように思う。たとえば。

「お前はどんくさい」「足が遅い」「何を着ても似合わない」「お前に才能はない」などなど。親から言われたネガティブ発言は、他人から言われたものと違って救い

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青春という概念

青春という概念

日本のスポーツ環境を深く理解するには「青春」という概念を知る必要があるのではないかと考えています。青春はもちろんどの国にもありますが、日本の青春は
・一つに賭けて燃え尽きる
・青春時代は替え難い神聖なもの
が強調されているという点で、他の国とは違いがあると私は考えています。

例えば高校時代の三年間で燃え尽きるということが少年漫画では強調されますし、あの三年間を懸命に生きている姿は美しいと大人も感

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無意識下に働きかける言葉かけ「ナッジ」

「みんな塾に行っているけど、ぼく、塾に行ってない。成績が悪いのは仕方ないよ」と言っていた知人の子ども。私は傍らにいたYouMeさんに「塾行ってないのに勉強できるって、一番かっこいいよね~」と何気なく言うと、その子の目が「えっ」と言った感じで、キラーンと輝いた。私は内心ほくそ笑んだ。
塾行っている子が成績良いのは塾のおかげ、塾に行かずに勉強できたとしたら、それは自分の実力?塾に行かないのは不利だと思

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「楽しそう」を実現するのはどちらの陣営か

ヨーロッパは本気で「ゲームのルール」を書き換えようとしているな、と感じる。石油をはじめとする化石燃料の資源国に主導権を与えない世界への変貌。ウクライナ危機は、ルールの書き換えを加速させることになるかもしれない。
https://mainichi.jp/articles/20220312/k00/00m/030/023000c

プーチンは恐らく「そうは言っても石油や天然ガスが欲しかろう」と、ヨーロ

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メタ認知能力について

メタ認知能力について

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内容は..

よき生活者になるをテーマに休日を修行だと捉えて生活してきましたが、記録することで更に自分を奮い立たせる作戦。月100円でマガジン始めました!本を

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