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よいリーダーになるために

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私の考える理想のリーダー像についての記事をまとめました
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#上司

育てる とは何か?

育てる とは何か?

リーダーたるもの部下を育成しましょう、とか、部下が育たなくて困っている といった言葉をよく聞くのだが、
そもそも“育つ”って何だ?という疑問から、部下を育てるために必要なことについて紐解くことを試みたい。

■“育つ”の定義おそらく“育つ”=一人で出来ることが増える、と定義できると思われる。

子供の育ちは

・一人で立てるようになった
・一人で歯が磨けるようになった
・一人で自転車に乗れるように

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”社会的手抜き”を抑制する組織を作るには

”社会的手抜き”を抑制する組織を作るには

■リーダーに求められることとは?1.0の能力を持つ人が10人いる組織があるとする。
この組織の能力は単純に計算すれば1.0×10で10となるはずだ。
しかし何の統率も用いない組織では1.0×10とはならず、せいぜい0.8×10=8程度になるのが関の山である。
これは社会的手抜き(=リンゲルマン効果)と呼ばれる。
集団の人数が増えれば増えるほど個人の頑張りが評価されにくくなるため、個々の責任があいま

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よいリーダーは部下がアウトプットの形をイメージできるように指示を出す

よいリーダーは部下がアウトプットの形をイメージできるように指示を出す

↓上司からよくある指示

・教科書や啓発本を本を渡されて「読んでおいて下さい」
・何か課題や問題があるときに「考えておいて下さい」

私はこういった指示の仕方はよくないと思う。

動作の目的・アウトプットの形を伝えていないこういった指示は、動作(手段)を伝えるだけになっている。
しかし本当に上司がしてほしいことは”本を読む”、”考える”という動作ではない。

本当にしてほしいことは、本を読んだり考

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飛び越え指示はつらいよ

飛び越え指示はつらいよ

例えば係長を飛び越えて課長が一般社員に指示を出すことはよくない。
仮に係長の考えが課長と食い違っている場合に様々な問題が発生するからだ。

■飛び越え指示が引き起こすかもしれないこと長の考えが課長と食い違っていることは、担当者にとっては典型的なダブルバインドだ。

ダブルバインドとは2つの矛盾した命令をすることで大きな心理的ストレスを生み出すことを意味する。

詳細は↓に詳しい

マイナビニュース

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私が考えるチーム内相互フォローの仕組みづくり

私が考えるチーム内相互フォローの仕組みづくり

■チーム内の課員同士はどのような関係を構築させるのが良いか。あるべき姿は 課員同士が自発的に相互にフォローし合うことだと考えた。
組織を形成しているのだから、個人の強みを活かしつつ、組織の力で弱みを排除していきたいはずだ。
そのためには、

互いに互いの仕事を理解し、
良いところを認めて共有し
悪いところは指摘しあって共に直す。

という姿が理想的だと考える。

お互いの仕事からシナジーを生み出し

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よいリーダは焦点と方向性を与える

よいリーダは焦点と方向性を与える

■組織の功罪組織には功罪がある
人間は必ず負荷の低い方に流れる.
常に負荷の高いところに身を置きたいと思っている人間は少数だ.
綱引きでは100kgf引けるAさんと100kgf引けるBさんが力を合わせても150kgfくらいしか引けない.
人数が増えれば増えるほど手を抜く人間が出てくる.
これは組織の罪である.

生命が脅かされない環境において,それなりに忙しく暮らしていけるのであれば,そのぬるま湯

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ダメな上司はホウレンソウを求める。いい上司は?

ダメな上司はホウレンソウを求める。いい上司は?

あなたの会社には、やたらと頻繁に詳細な報告を求めてくる上司はいないだろうか。

私の会社にも思い当たる人が何名かいる。

ホウレンソウが大切だ!と言って回る人である。

今日のテーマは、なぜ上司はホウレンソウをしてほしいのか、本来上司はどうあるべきか、について考えてみたい。

■知らないこと、分からないことは恐怖の根源
幽霊の正体見たり枯れ尾花
暗がりで枯れている草木を見たら、幽霊に見えてしまう。

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よいリーダーは常に目的に焦点を当てる

よいリーダーは常に目的に焦点を当てる

多人数の組織を以って成果を最大化するにあたって、事業やプロジェクトの目的を明確にすることは非常に重要なことだ。
目的を達成するために手段が考案され、実行された結果、成果が出来上がる。
目的⇒手段 のように、目的にマッチした手段であるかを常に吟味し、点検することが必要だ。

しかしながら、世の中には手段が目的化してしまうことがしょっちゅうある。
目的と手段が逆転したプロジェクトはかなり高い確率で当初

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よいリーダーはリスクを取る後押しをする

よいリーダーはリスクを取る後押しをする

私の息子はもうすぐ5歳になる。
ただいま自転車に乗る練習をさせており、おぼつかないところもありながら、自分でペダルを漕いで進めるようになってきた。
悩ましいのはどこまで補助してやるか、ということだ。
親としては子供が擦り傷だらけになるのも可哀想なので、上手くできるようになるまで補助してやりたいが、そんなことをしていたら子供は永遠に自転車に一人で乗れるようにならない気もする。
あるところから、”あと

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よいリーダーは人をリスペクトする

よいリーダーは人をリスペクトする

先日、ネットニュースで以下のような記事を目にした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shirakawatoko/20210513-00237540/

この記事の中では、
Netflixが映像作品現場の人間関係における

・様々なハラスメント
・ハラスメントには該当しないかもしれないけれどモヤモヤする出来事

に対して、
相手に対するリスペクトが足りているかどうか

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よいリーダーは自分の判断基準を部下に伝える

よいリーダーは自分の判断基準を部下に伝える

組織の運営は判断の連続で、管理職の役割の最たるものが判断するということである。

・Goなのか、No goなのか
・No goであるならば、どんな条件がクリアされればGoなのか

こういったことをに日頃から頭脳を使っていることだろう。

■判断に関する非効率組織で仕事を進める上で、このようなことを経験したことはないだろうか。

・上司の言うとおりに資料を修正したのに、やり直しを命じられる

・担当

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よいマネジャーは失敗に強いプロセスを作りこむ

よいマネジャーは失敗に強いプロセスを作りこむ

■失敗しようと思って失敗する人はいない会社は社会に、個人に価値を創出し、その対価として利益を得る。この活動の中においては幾多のチャレンジと同時に失敗やミスが存在する。
失敗やミスはチームに迷惑をかけたり、時には会社に損害を出したりするかもしれない。
しかし考えてみてほしい。
よほどの人格破綻者でもない限り、狙って、意図的に失敗してやろう と思っている人はいない。
※狙って、意図的に失敗しようと思っ

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よいリーダーは部下とのズレに気を配る

よいリーダーは部下とのズレに気を配る

■なぜ報告は必要なのかを図解してみようリーダーはフォロワーに焦点と方向性を与えることが役割であることは以前記事にした通り。

しかしながら、いくらリーダーが方向性を示しても、フォロワーが全く同じ方向性の行動をとるかどうかはわからない。

というよりも、それぞれ別々の人間なのだから少しずつ思っている方向から逸れていってしまうのが普通だ。

この”ズレ”を修正する作業のことを”報告”と呼ぶ。

絵で書

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