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10名ほどの開発チームを率いている会社員。リーダーシップとは何か、マネジメントとは何だ…

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10名ほどの開発チームを率いている会社員。リーダーシップとは何か、マネジメントとは何だろう、を中心に組織に生きる人のモヤモヤを少しでもすっきりさせるお手伝いがしたいです。

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  • よいリーダーになるために

    私の考える理想のリーダー像についての記事をまとめました

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自己紹介します

遅ればせながら自己紹介をしたいと思います。 こんにちは、KAZです。 大阪のすみっこに暮らす30代の会社員です。 新製品の開発や設計を担当する機械系エンジニアです。 大層な肩書きは持っていません。 会社では10名程度のチームの取りまとめをしています。 年齢を重ねるごとに少しずつ自分の会社における役割が変わっていると感じています。 ■趣味サイクリング・自転車競技 プラモデル制作 ■最近の気になること・仕事柄、マネジメントや組織論には興味が出てきました ・3Dプリンターや

    • 本当は怖い”君にしかできない”という誉め言葉

      ”この仕事は君にしかできなかった” ”君がいたからこその成果だ” こんなことを上司から言われたら、相当に嬉しいと感じる人が世の大半ではないだろうか。 しかしながらチームの指揮官がこのような言葉を言われたら、ドキッとするべきだと私は考えます。 チームの指揮官に求められることは、”常に成果を出し続けること”です。 そんな中で、ある特定の人(ここではAさんにしましょう)にしかできない仕事 があるチームは常に成果を出すことができるでしょうか? Aさんは明日会社を辞めてしまうかもし

      • いかにサボるかを考えるくらいがちょうどいい

        私は昔から大人数で何かをするときに”手持無沙汰になること”がとても嫌いだった。 例えば周りの人が何か重いものを運ぼうとしているときに、自分だけが何も持っていないと、とてつもなく不安になる。 たとえ既に十分に人数が足りていても、だ。 昔アルバイトをしていたころもそうだった。 レストランでホールに立っているときも皿を拭いたり、水を注いだりしている方が安心できた。 何もしていないとサボっていると思われるのでないか、コイツ無能だな、と思わるのが怖かったのだと思う。 このような性分

        • 管理しない管理職最強仮説

          表題は最近私が考えていることで、私が目指したいと思っている自分の姿のことです。 というのも、今の職場の私の上司は締め付けの厳しい方で、私自身はまだしも私の同僚や部下はとても苦しい思いをしています。 しかも、管理職はやることのバリエーションを増やすばかりで集中・収束させる方向に指示を与えず、これではいない方がまだマシだ!とまで思われている。 それを反面教師にして、そんな風にならないためにはどうしたらいいのか?を考えた結果、行きついた考えです。 ■うまく行かないから管理するそも

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        • よいリーダーになるために
          21本

        記事

          育てる とは何か?

          リーダーたるもの部下を育成しましょう、とか、部下が育たなくて困っている といった言葉をよく聞くのだが、 そもそも“育つ”って何だ?という疑問から、部下を育てるために必要なことについて紐解くことを試みたい。 ■“育つ”の定義おそらく“育つ”=一人で出来ることが増える、と定義できると思われる。 子供の育ちは ・一人で立てるようになった ・一人で歯が磨けるようになった ・一人で自転車に乗れるようになった など、出来ることの増加で定義できる。 仕事も ・一人で契約を取れる

          育てる とは何か?

          ストリートパフォーマンスとお金とキャッシュレス

          大道芸を見たとき、いくらくらい出してあげればいいのか?昨日、子供と外出したときに大道芸人の方がパフォーマンスをしているところに通りかかった。 私が見たのは最終盤だったのだが、彼がMCで以下のような話をしていた。 ・できればお札をください! ・10円とか細かいお金は結構です。 ・面白くない映画を見ても1900円取られるって考えてみてください こういう話を、とても慎重にするのである。 一方で見ている側も空気が変わるのを感じる。 実際のところ(最後しか見ていないけども)、彼の

          ストリートパフォーマンスとお金とキャッシュレス

          【フォトギャラリー】台風の威力

          もうすぐ台風の季節ということで、2018年に近畿を中心に大きな被害を出した台風18号の被害の様子を備忘録として貼っておきます。 これからの季節、油断することなく台風に備えましょう。 ↓この下をくぐるのはドキドキしました ↓無残 ↓いつまでも修復される気配がありません(現在進行形) この時は、 ・新築の家が激しく揺れる ・一晩停電 ・樹木が倒れる、物置が飛ぶ など、いろいろなことがありました。

          【フォトギャラリー】台風の威力

          幸運を引き寄せる行動3つ

          といってもこの記事で言及するのはスピリチュアルな内容ではありません。 ここでは、名だたる科学者・発明家の事例を基に”運がいい人”に共通する行動様式について考えてみたい。 フランスの細菌学者ルイ・パスツールは微生物学、医学において大変な業績を残した人物である。 特に弱毒化した病原体を接種することで免疫を得ることができるという概念は彼が発明したものであり、これはワクチンの考え方の基礎となった。 現代に生きる我々の健康を支える基盤技術を作ったと言って差し支えない。 そんなパスツー

          幸運を引き寄せる行動3つ

          許しあうこと、それが愛

          表題の言葉は結婚して8年になる私がたどり着いた愛の真理である。 愛があるなら大概のことは許せるし、気づかないところ(気づいていることもあるけども)で自分もきっと許されているはずなのだ。 皿洗ってくれなくても お風呂や排水溝洗ってくれなくても ベッドの中から靴下やタオルが出てきたって 愛があるから許せる。 私だって プラモデルの作りすぎで部屋がシンナー臭くても 休日はトレーニングのため早朝から10時まで家にいなくても 仕事で毎日帰りが遅くても 妻には許してもらってる

          許しあうこと、それが愛

          ”社会的手抜き”を抑制する組織を作るには

          ■リーダーに求められることとは?1.0の能力を持つ人が10人いる組織があるとする。 この組織の能力は単純に計算すれば1.0×10で10となるはずだ。 しかし何の統率も用いない組織では1.0×10とはならず、せいぜい0.8×10=8程度になるのが関の山である。 これは社会的手抜き(=リンゲルマン効果)と呼ばれる。 集団の人数が増えれば増えるほど個人の頑張りが評価されにくくなるため、個々の責任があいまいになり、個々のパフォーマンスが下がるとされている。 すなわち、リーダー・マネ

          ”社会的手抜き”を抑制する組織を作るには

          やっぱり伝え方が大事

          この写真はとある竹やぶの入り口に当たるところに立ててあった立て看板。 竹を育てています、と、"パンダのごはんを育てています" 言っていることは同じでも印象が全く違う。 さらに言えば、この看板が言わんとする事は、無断侵入禁止なのだろう。 しかし、無断侵入禁止と書いてある看板よりも、この看板の方がよほど人が勝手に入ってくるのを防ぐことができそうだ。 ストレートな言葉をぶつけるよりも、相手の情緒に訴えかけるような言葉の方が効果的なこともある。 そんな良例だと思いました。

          やっぱり伝え方が大事

          複雑な問題に対する不安を解消するには、「わかる」まで細かく分けよう

          人間は本能的に、わからないことが怖い。 幽霊の正体見たり枯れ尾花 わかる状態であれば、何とも思わないような物でも、わからない・わかりにくい状況下では怖い物に変化する。 不安の正体は、"わからない"ことです。 だからこそ、人は不安を解消するために様々なことを調べ、探求する。 しかし複雑な不安であればあるほど、ちょっとやそっと調べただけでは"わかる"にはならない。 そんなときは、複雑なものを簡単になるまで細かく分解してみることが有効です。 ■例①:おうちの家計問題不安:

          複雑な問題に対する不安を解消するには、「わかる」まで細かく分けよう

          できる、の伝え方

          もしもあなたが上司から非常に難易度の高い仕事の依頼をされた場合、どのような回答をするだろうか? そんな時の回答として、あなたが仕事を任せたくなるのはどの回答だろうか? ①できます。 ②できません。 ③〇〇だからできません。 ④〇〇を何とかすればできます。 ”難易度が高い”という共通理解が相手との間にあるにも関わらず、①のように無条件で”できる”と言う人を私はあまり信用できない。 できると言って進めておいて、リソースを使い、できない可能性やリスクを全く評価しない。 これが最

          できる、の伝え方

          アメリカ人の体重分布を調べたら日本人とあまりにも違うので驚いた話

          もう表題の通りなのだが、先日同僚と海外主要国の体重について調べる機会があり、その中で、 120kgで線を引くと全アメリカ人男性のうち90%はカバーできる という話になった。で私の感想 「120kg以上が10%もおるんかい!」 というわけでアメリカ人の体重分布を日本人と比較してみたのが次のグラフ。 日本人がとてもとても軽く見えてくるのは気のせいではない。 ※なお平均身長は日本人男性170cmに対しアメリカ人は175cm程度とそう大差はない 男性も女性も100kg以上が

          アメリカ人の体重分布を調べたら日本人とあまりにも違うので驚いた話

          雪山で遭難した偵察隊はなぜ間違った地図をもとに生還したか

          リーダーはフォロワーに焦点と方向性を与えることが最も重要な役割。 今回はある事例をもとに、先が見えない状況下でリーダーが果たすべき役割について考えてみたい。 ■ハンガリー偵察隊の雪中演習かつてハンガリー軍の偵察隊がアルプス山中で機動演習を実施していた時に大雪に見舞われて前後不覚の窮地に陥ってしまった。 しかし彼らは”たまたま隊員の一人が持ち合わせた地図”を基に行動し無事に下山できた。 下山してきた彼らの地図を確認した上官は驚いた。 彼らが参照していた地図はアルプスの地図で

          雪山で遭難した偵察隊はなぜ間違った地図をもとに生還したか

          うまくいくプレゼンのコツ①

          学校、会社、業種を問わず重宝される技術の一つがプレゼンテーションのスキル。プレゼンの本質は自分の考えを伝え、わかってもらうこと。 ここでは、学生時代に散々プレゼンに苦しんだ結果、作った鉄則について。 ■その① 何が伝われば成功か?をセットする端的に言えば、表紙の次のページで 本日私がお伝えしたいことは○○です。 と宣言してしまうのがいい。 ↓こんな感じ。 発表者の意識としては、この○○が聴衆に伝えられたら発表は成功、そうでなければ失敗、ということになる。 大事なことは

          うまくいくプレゼンのコツ①