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できる、の伝え方

もしもあなたが上司から非常に難易度の高い仕事の依頼をされた場合、どのような回答をするだろうか?
そんな時の回答として、あなたが仕事を任せたくなるのはどの回答だろうか?

①できます。
②できません。
③〇〇だからできません。
④〇〇を何とかすればできます。


”難易度が高い”という共通理解が相手との間にあるにも関わらず、①のように無条件で”できる”と言う人を私はあまり信用できない。
できると言って進めておいて、リソースを使い、できない可能性やリスクを全く評価しない。
これが最も罪深いことだと思うからだ。
結果的にうまく行けばいいが、それは信頼できるということには繋がらない。

②はリソースを無駄遣いしないだけマシだが、適切にリスクを取らないためリターンも少ない。
価値を生み出すためには多かれ少なかれチャレンジが必要だからだ。

③はほとんど合格点で、課題を解決するために足りないものが理解できている。
④との違いは言い方だけだ。

最も良いのは④だ。
課題をクリアするために必要なもの、足りていないものを理解しており、その上でポジティブに返答する。
リスクや前提条件も説明した上で任せてください、と言う。

③と④は実質的に言っていることは同じであっても、ポジティブな側面が強調される④の方が遥かに印象がいい。

■まとめ

何か上司に難しいことを指示されたとしても、出来ません、の一点張りでは輝けない。
例えば、

・作業に当たる人数を増やせば”できる”
・残業することを認めてもらえば"できる"
・予算を上げてもらえば"できる"

など、どうやったらできるか、を提示する方が前向きで建設的な議論ができる。



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