私が考えるチーム内相互フォローの仕組みづくり
■チーム内の課員同士はどのような関係を構築させるのが良いか。
あるべき姿は 課員同士が自発的に相互にフォローし合うことだと考えた。
組織を形成しているのだから、個人の強みを活かしつつ、組織の力で弱みを排除していきたいはずだ。
そのためには、
互いに互いの仕事を理解し、
良いところを認めて共有し
悪いところは指摘しあって共に直す。
という姿が理想的だと考える。
お互いの仕事からシナジーを生み出し、価値を生み出す効率を高めることができれば、組織の価値もまた高くなる。
■やるべきことは互いの仕事について、語り合う場を作ること
互いの仕事を理解するために、我々のチームでは週に1回、1時間の進捗共有ミーティングを実施している。
ここでは各々が前の1週間にやったこと、困りごとなどを話してもらうようにしている。
やっていること自体は普通のことなのだが、いくつかの工夫をするようにしている。
特にミーティングの費用対効果は重要な検討事項だ。
■私がミーティングの費用対効果を高めるために実施していること
・一人一人の報告時間を3分に制限する
⇒説明力の強化を狙う。3分で理解されるように話をするためには、思考の整理+説明の練習が必要になるからだ。
また3分×10人であれば30分で済む。
実際には質問も含めて60分以内でダレないように。
時間が長くなれば長くなるほど費用対効果が下がるため、時間は厳格に管理している。
・わかりやすかったで賞を投票で決めてポイントレースをする
⇒ゲーム性を持たせた方が楽しくやれると考えた。こんな報告はわかりやすいという共通認識をチーム内で作ることができた。
これがベストか、と聞かれると試行錯誤はもっと必要だと思う。
ただ、日報を送りあうだけ、チャットでお互いの進捗を見るだけでは相互理解というのはなかなか難しいということは、コロナの影響もあってよくわかった。
相互理解の努力を怠ると、組織は個人商店の寄せ集めのようになってしまい、組織の意義を発揮できない。
あるべき姿からは遠くなっていってしまう。
それを避けるために、お互いの仕事について声に出して話す、表情を見るということは重要なことだった。
こうした施策・仕組みを試行錯誤を続けながらアップデートし、課員が働きやすいように支援していくことが今の私のミッションだ。
■まとめ
仕事とは大海原の中を漂う小舟の航海に似ている。
見渡す限りの海原にポツンと一隻だけでいるのはとても怖いことだ。
そのなかで、他の船が視界の中に一隻いるだけでも、とても心強い。
呼びかけに答えてくれたり、助けを呼べば来てくれるなら、その心強さはさらに高まる。
航海の不安はぐっと減る。
心強さがパフォーマンスを高めるのであれば、お互いの仕事について語り合うことは、組織の価値を高めることにつながっているはずだ。
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