よいリーダーは部下とのズレに気を配る
■なぜ報告は必要なのかを図解してみよう
リーダーはフォロワーに焦点と方向性を与えることが役割であることは以前記事にした通り。
しかしながら、いくらリーダーが方向性を示しても、フォロワーが全く同じ方向性の行動をとるかどうかはわからない。
というよりも、それぞれ別々の人間なのだから少しずつ思っている方向から逸れていってしまうのが普通だ。
この”ズレ”を修正する作業のことを”報告”と呼ぶ。
絵で書いてみると↓のようになる。
報告の頻度が適切であれば、報告ごとの難易度は下がり心理的な負担は小さい。
しかし報告を怠るとズレ、乖離が大きくなってしまうため報告の難易度が上がり、ズレを修正する作業も大規模なものになってしまう。
よって許容できる範囲のズレの中で納まるような頻度で報告をしていくことが組織における仕事の仕方として重要なことと考えられる。
ちなみに優秀なフォロワー、部下はズレの傾きが小さく、そもそも報告の必要性があまりない人物である(下図↓の緑のライン)
ズレの少ない人は、そもそもあまり指導やフォローの必要がないし、放っておいてもリーダーの意図に沿って進んでいく。
多人数で組織を形成して仕事をしている以上、こうした意思伝達、コミュニケーションは必ず必要になってくる。
リーダーは部下のズレに常に気を配り、コミュニケーションを図ることでズレを最小限に留めて修正するような仕組みを作るべきである。
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