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僕の写真を使ってくれたnoteたち

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みんなのフォトギャラリーで僕の写真を使ってくれたnoteのうち、とくにみなさんに紹介したいnoteを集めました。
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#私の作品紹介

強烈不信感

強烈不信感

政治に対する強い不信感から
もうニンゲンなんかに任せておいてはダメだ
ということになり
世界でも初めて、ねこが、国のトップに就任することになった
それにより、国会は、にゃん議院とニャン議院
と、名称が変更されることになった

その後、お犬さまたちによる激しい巻き返しやら
鳥などを中心とした貴族らによる反ニンゲン勢力の出現
そのほか、ニンゲン以外の生物らによる
多くの政治団体が勃興していった

しか

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【短編】視野の広さは大切

【短編】視野の広さは大切

MFがするべき訓練は、技術よりも、視野を広げることなのではないか。
それはサッカーをやったことがない私でも、この数週間で気付いた。

サッカーは本当によくできている。
攻めるか、守るかの二極化が激しすぎず、互いが適度に鬩ぎ合いつつ、選択肢を模索する余白が瞬間瞬間に存在する。この余白に、次の進撃への足掛かりを描く役割こそ、MFであるのだろう。
彼らは視野を広げ、様々な選択肢を頭の中に思い描き、最適な

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いろいろ挑戦中です~有料マガジン、スタエフ

いろいろ挑戦中です~有料マガジン、スタエフ

新しくはじめたことについて、お知らせです。

スタエフを始めました

喋るのは得意ではないのですが、「面白そう」と思って飛び込んでみました。

noteと同じく、更新頻度は特に決めていません。
収録したタイミングでお知らせ記事を書くのもなんだかなぁ、と思ったので収録本数がたまったらnoteの記事下にURLを貼りつける形でお知らせしようと思います。
※3/11現在、3本収録してます。

noteとの

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【ショートショート】散歩日和

【ショートショート】散歩日和

 今日は天気がよい。
 私はカーディガンを羽織って、散歩に出た。
 目の前には背中を丸め、ヨチヨチと歩くロボットがいる。
 あぶなっかしい。
 おまえは家で留守番をしておれと言いたいが、恥ずかしながら、私自身も似たようなものだ。ロボットには私の骨年齢を入力してある。
 金木犀の薫るなか、ロボットは住宅地の路地をとぼとぼと歩いて行く。このあたりはでこぼこが少なく、飛び出してくる車にさえ気をつけていれ

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囚われたまま、忘れ難く

囚われたまま、忘れ難く

精々口汚く罵ればいいよ。

失望でも何でもアタシにしてたらいい。

どうせ、消えないから。

傷を舐めてたアナタの顔も、

傷から溢れる、アタシの指の血の味も。

思い出して、泣いたらいい。

6月某日 家の前

【詩】上手に生きる

【詩】上手に生きる

つかまらないタクシーに
やっと乗れる夜

さっきまで馬鹿みたいに
笑っていた隠れ家的な店

自分の顔にうつる街の明かり

思いっきり楽しんだ後に
頬に流れる涙

走っている
走り続けている

流れる涙の意味はわからない

家の手前で降りるタクシー
セキュリティキーで入る家
階数を押して溜息をつく

家族に見せる顔は
いつも通りに

求められる像を
求めている

手に入れたいものは
手に入れた

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【詩】傷口

【詩】傷口

君の気持ちを救ってあげる
君のための精いっぱいの思いを
君だけのために

僕ができるのはそれくらい
僕が辛いときに救ってくれたのは
君だから

君はいつだって素敵な人だ
君の地獄は僕がもらってあげる

僕にはそんな力はないけど
そばにいてあげるよ

僕の不幸な話を一緒に話そう
君の不幸話と一緒にして

いなくなるは僕の口癖
だって今でもこうして生きているから

僕はいつだって気がふれて
大声でいな

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【百韻一首・四十五】あはれとも

【百韻一首・四十五】あはれとも

あはれとも

思はれ辛く

暴れども

面晴れ暮らす

事無げ食らふ

※百韻一首…小倉百人一首の一句を使いながら(本歌取り)、5文字の句(初句•3句)・7文字の句(2句・4句・結句)のそれぞれにおいて、母音を揃えて詠んだ短歌。

【詩】白線

【詩】白線

最後は最悪だった
今も最悪の中にいる

白線を通り越し
助けに行く
助けに行く自分を
助けに行く

確認作業は自分の中にはない
他の誰かの価値で自分を
確認する

白線を越えて
手を伸ばして助けられたら
その手は何があろうと離さない
相手が憔悴し力を奪われても
まだ離さない

耐えられず逃げ出しても
自分につけた血液の赤で
それさえも許さない

自分以外の景色を見るなら
全ての時間を奪ってでも

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