栢山野RJ(小説・読物)

箱根で生きる、趣味書き物人間です。 過去に書いた小説とか、のんびり載せています。 (現…

栢山野RJ(小説・読物)

箱根で生きる、趣味書き物人間です。 過去に書いた小説とか、のんびり載せています。 (現在多忙につき、エッセイと短文のみです2/20日時点) 週末は飲み行く事多いのでお休みがちです。 基本夜に更新してます。

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

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  • ワーキングブルース

    仕事の事や、社会人の話。 良い時も悪い時も。 実話も創作も両方ごちゃ混ぜで載っけます

  • 長編小説 ラブ・ダイヤグラム

    OLから、とある業界に転職した女性の話です。 実話ベースのフィクション小説で、どうしても世に出したかった物だったのですが、落選しました。仕事モノの内容です。 21話にて一先ず休載します

最近の記事

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長編小説 ラブ・ダイヤグラム① 朝焼けにコーヒー

前にも一度来た事のあるコンビニの駐車場だった。 少しだけ高台になっていて、海から登る朝焼けがフェンス越しによく見えるので、 私達のお気に入りの場所になっていた。 いつも風が海の方から吹きっぱなしで、 髪が乱れるのが気になるけど、 それ以上にココの風景の素敵さに やられてしまっていて、 もっと現場の近くにもコンビニはあるのに、 わざわざ遠くてもついここまで来てしまうのだ。 そんなオレンジ色をした素敵な海を眺めながら フェンスに寄りかかって風に吹かれていると、 ゆっくりとし

    • ただの街、東京【エッセイ】

      銀座のとあるビルの最上階に、 駅の待合所みたいに殺風景な 少し変な喫茶店があった。 オシャレさや煌びやかさが 持ち味みたいなこの街に イマイチ似つかわしく無い 味気のない店の作りで、 別段旨いコーヒーを飲めるでも無く、 雰囲気だって良いでも無く、 微かに聞こえる程度の 有線の音楽が流れている中 そこらで仕入れてきた様な パックに入って売ってるであろう 飲み物を器に入れて出すだけの、 喫茶店としちゃあ余りにも 何かに拘りというのを 感じない、ダメな店だった。 花

      • バス運転士人生、始動【小説】ラブ・ダイヤグラム21

        本編の前に前書き こんばんは。 栢山野RJで御座います。 日頃私の拙文にお付き合い頂き、 本当に有難う御座います。 現在、賞に応募しようかと 新しい小説を書いている為、 この21話を最後に 当分の間noteへの小説更新は 全部お休みしようと考えてます。 またいずれ、 余裕が出てきて気が向いた時に 続きをアップしようと思います。 これからは短文やらエッセイやらを 中心にして、気分を変えて 単純に好きな事ばかり 気まぐれに載せる場にしようと 思いますので、今後とも宜

        • 鏡に映ったプロの人【小説】ラブ・ダイヤグラム20

          週明け、本社にて 入社前の必要書類の提出他… その他色々する為に、 電車で小野原駅までやってきた。 作成する書類の数を考えると、 中々に時間の掛かりそうな雰囲気で 正直あまりハツラツとした 気分にはなれなかった。 元OLならその手の業務は お手の物だろと思われて しまいそうだけど、 実は私は 「事務方作業」が大嫌いだ。 OLの大多数がそうした 書類作成やらデータの チェックやらに従事する中、 幸か不幸か私は 受付に配属されたもので、 来客対応とか電話やメールでの

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          【無二の個性】茨城県古河市「丸満餃子」への愛を語る

          こんばんは、 栢山野RJで御座います。 基本的に私は外食の際に チェーン店にしか行かない様な、 行きつけ無し、面白み無しの 謂わば、無個性外食人間 なのですが、 こと「ご当地餃子」 に関してだけは… 語ってみないかなんて言われては… もう私の餃子人生を賭してでも オススメしたい唯一のお店であると同時に、唯一の行きつけがありますので、 今日はそのお店の事を語らせて 頂こうかと思います。 熱く…熱量高めに。 茨城県は古河市の 知る人ぞ知る老舗… 「丸満餃子」 と

          【無二の個性】茨城県古河市「丸満餃子」への愛を語る

          【エッセイ】アタシが物乞いにでも見えたのか

          何で皆が喜んでいられるのか、 アタシには理解出来なかった。 日雇いバイトの先で 運ぶ筈だった荷物が届かなくてさ、 アタシ達は、何時間もただ 草っ原の上で座ってるだけだった。 何だコレと思いながら、 何をするでもなく。 あまりにも長い時間、 何一つ始まらないもんだからさ、 たまりかねてアタシ、 客先の人に聞いたんだ。 何か今、出来る事ありますかって。 今の時間に何かお手伝いしますって。 …何にも無いって言うんだ。 良いから適当に待ってろって。 面倒臭そうに、イ

          【エッセイ】アタシが物乞いにでも見えたのか

          止めども無く、変な汗が【小説】ラブ・ダイヤグラム19

          あらすじ ようやくバス会社の入社試験まで こぎつけ「蛸壺」と呼ばれる難関科目に、同期らと一緒に臨んだ愛であったが… 同期への対抗心からか、 よく分からないこだわりからか、 手順とは真逆にハンドルを切った結果、 蛸壺を脱出できずにタイムオーバーの 強制終了となってしまった。 予習はしてたのに… どうしてこうなった…? 落第なのか、不採用なのか私…? 異様な発汗も引かないままに、 頭を抱える愛であった。 本文 「あぁ……ああああああ」 「とりあえずなんか飲めば?

          止めども無く、変な汗が【小説】ラブ・ダイヤグラム19

          春節最中に決心したってよ【今後について】

          こんばんは、 栢山野RJでございます。 世間が3連休&春節シーズン到来の中 皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。 私、栢山野RJは、生息エリアも仕事場も 世界的な観光地…箱根近辺な上、 バッチリ観光業に就いているもので… 誰よりも「オーバーツーリズム」の荒波に 揉まれまくっております。 いやホント、どこへ行っても 見渡す限りの人混みですよ。 少し前までの閑散さが嘘の様な状況です。 人気が無くて寂しいよりも 賑やかで良いには良いのですが… ちょっと…今回は多

          春節最中に決心したってよ【今後について】

          「蛸壺」には魔物が潜む【小説】ラブ・ダイヤグラム18

          あらすじ バス運転に必要な「大型二種免許」を取得し、 会社の入社試験を残すのみとなった愛。 新たな試験までの猶予…一週間あまり。 良いとこの会社を黙って辞めた今までの 親不孝を詫びるべく、久々に親元へと 顔を出すことにした。 会社を辞め、バス運転士を目指している。 初めこそ、そんな話に驚いた両親であったが、 愛の意思が固いことを知ると、 最後には快く背中を押してくれた。 気持ちを新たに入社試験に 臨む愛ではあったが… 本文 入社実技試験 予定 素っ気なくシ

          「蛸壺」には魔物が潜む【小説】ラブ・ダイヤグラム18

          ケジメを付けに、田舎まで【小説】ラブ・ダイヤグラム17

          あらすじ バス会社の運転士養成制度で 無事、大型二種免許を取得した 愛であったが… 安心したのも束の間、 今度は入社試験と称した 実技テストが控えているらしい。 「蛸壺」なる実技内容らしいが… 試験は一週間後だと 電話で告げられた。 本文 私の両親は、関東のはずれの田舎で現在暮らしている。 私も私で、今海沿いの関東の端の町、小野原で暮らしているので、 お互いに住んでいるのは関東ながらも、あっち端とこっち端 みたいになっていて、 大分距離が離れてしまっていた。

          ケジメを付けに、田舎まで【小説】ラブ・ダイヤグラム17

          あなたのバスには乗りたくない【小説】ラブ・ダイヤグラム16

          あらすじ 教習時のストレスで とうとう騒ぎを起こした、 同期の冬木を宥めた愛。 話の流れでコンビニまで行き、 イマイチ気乗りしないまま 酒盛りをするハメになったものの… その甲斐あってか、 冬木と更に仲良くなれた気がした。 なんだかんだとあったものの、 二人にようやく大型二種免許 卒業検定の日が迫りつつあった。 本文 私がやっとの思いで仮試験をパスして 路上教習へ進んだタイミングで、 一足先に冬木は免許を取得し、 教習所での教習を終える事となった。 大型一種持

          あなたのバスには乗りたくない【小説】ラブ・ダイヤグラム16

          【短文】三分間を、待ちながら

          三分間を、待ちながら。 心に小さな穴が開く。 いろんなものを選びながら。 好きながら、嫌いながら、 アタシはアタシを全うしてきた。 思う様に生きるために、 素敵な夢を見るために。 数えきれない取捨選択の 戦いの先に「アタシ」になった。 三分間を、待っている。 焼きそばを食べようと。 浮かれもせず、喜びもせず。 一人。 後悔なんてしていない。 アタシはアタシで、あれたのだから。 ただ、 今、三分間を待つアタシの、 選択とは、アタシとは、戦いとは

          【短文】三分間を、待ちながら

          【読書】過去イチ高かった本と安かった本が同時に届いた。

          こんにちわ。 栢山野RJでございます。 ちょっとずつでも書いたものを ひっそり公開していこうか!…と、 勇んで始めたnoteのある生活でありますが、 ここ二、三日更新が滞っております。 それには少しばかり理由がありまして… 今日はその理由と称した、 もはや誰の為なのかも分からない 「言い訳」に終始しようと思います。 事の始まりは、とある方より 詩の本を一冊お勧めして頂いた事でした。 画像左の ラングストン・ヒューズ著 「晴れ着を質屋に」斉藤忠利 訳 詩集になりま

          【読書】過去イチ高かった本と安かった本が同時に届いた。

          或る社会人の記録【エッセイ】

          上手くいかない。 敵も増えた。 勇気が欲しい。 自分が正しいんだと まるで疑わない、勇気が。

          或る社会人の記録【エッセイ】

          ワーキング、アンドワーキング【短文】

          兄弟、悪ぃな遅い時間に。 ちょっと聞いてくれ。 信じらんなくってよ。 手当てを出すって言ってたんだ。 あのシブチンの会社がだよ。 景気良いからな、そうだよ。ああ… 忙しかったから、最近マジで。 あぁ、そうかもな…でさ… 封筒渡されたんだよ。 茶封筒、給与明細と一緒に。 期末手当だ…っつってさ。 1年間ご苦労様ですって。 所長の野郎が勿体ぶって 両手で渡してきたんだよ。 あぁ…いやもう、半信半疑だったから。 あの会社の言う事だからな、 貰うまでアテにな

          ワーキング、アンドワーキング【短文】

          飲んじゃうか、コンビニ前で 【小説】ラブ・ダイヤグラム15

          あらすじ 教習もついに技能教習に入り、 バスのハンドルに触った愛であったが、初日からいいトコ無しのコテンパンにやられてしまった。 おかしい…こんな筈では… 思わず放心状態になる愛に 現実逃避の暇も与えず、 次の教習の時間は 無情にもやってくるのであった。 本文 初日の教習は地獄の四丁目辺りまで 連れてかれたような内容で終えた私だったが、 次の日、その次の日も、間を一切置かずに 予定を入れられるギリギリまで教習を詰め込んだ。 時間を置くと、行くのが嫌になってしまい

          飲んじゃうか、コンビニ前で 【小説】ラブ・ダイヤグラム15