長編小説 ラブ・ダイヤグラム① 朝焼けにコーヒー
前にも一度来た事のあるコンビニの駐車場だった。
少しだけ高台になっていて、海から登る朝焼けがフェンス越しによく見えるので、
私達のお気に入りの場所になっていた。
いつも風が海の方から吹きっぱなしで、
髪が乱れるのが気になるけど、
それ以上にココの風景の素敵さに
やられてしまっていて、
もっと現場の近くにもコンビニはあるのに、
わざわざ遠くてもついここまで来てしまうのだ。
そんなオレンジ色をした素敵な海を眺めながら
フェンスに寄りかかって風に吹かれていると、
ゆっくりとし