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【読書】過去イチ高かった本と安かった本が同時に届いた。

こんにちわ。
栢山野RJでございます。

ちょっとずつでも書いたものを
ひっそり公開していこうか!…と、
勇んで始めたnoteのある生活でありますが、
ここ二、三日更新が滞っております。

それには少しばかり理由がありまして…


今日はその理由と称した、
もはや誰の為なのかも分からない
「言い訳」に終始しようと思います。



事の始まりは、とある方より
詩の本を一冊お勧めして頂いた事でした。

画像左の

ラングストン・ヒューズ著
「晴れ着を質屋に」斉藤忠利 訳


詩集になります。
人生初の「詩集購入」でした。
方々探すも見つからず、

結局Amazonでポチってしまった為
人生最高額の書籍の代金に
なってしまいました。
(まあ…言っても3000円そこらですが)


学生時代にアメリカ南部で
暮らしていた折に、
人生における「ブルース」とはなんぞやと
散々ぱら体感させられまくった私は
タイトルの時点でやられてしまった訳です。

これは買って読むしかねえ…と。



いつぶりに本買っただろうか…
って位の久々の本の購入でした。



便利なもんです。

古本屋這いつくばっても
見つからなかったものが、
手元の携帯で最も簡単に
見つけられて買えるのですから。



…と、ふとAmazonの
「アナタヘのお勧め」に目をやると…



中学時代からもう1000回以上も
繰り返し読みまくった挙句に、
大学前にはズタボロのバラバラに
なり逝ってしまったという

CWニコル 著
「冒険家の食卓」松田鉄 訳

…があるではないですか。


CWニコル氏のエッセイになります。
若かりし頃の思い出と、それに付随する
謎の料理のエピソードとレシピが
語られる、ニコル氏にとっても、
私にとっても最も思い出深い一冊。



別に私はCWニコル氏の熱烈ファンで、
彼の著作なら何でも読みまくるぜ!
…みたいな感じではないし、

関連商品も何一つ検索した覚えも無く、
存在すら忘れかけていた書籍が、
急に眼前に突きつけられたワケです。

…AmazonのAIは
一体私の検索履歴の何から
私の嗜好を的中させてきたのか…

ネット社会の恐ろしさを
微かに実感した瞬間でもありました。

…しかも値段は驚愕の96円…!



「晴れ着を質屋に」の過去最高額から一変、
古本屋の大抵の最低価格、100円を切るという
人生最安値での本の購入となりました。



あまりの安さに

「これってまさか…騙されてて
本のカバーだけ届くんじゃね?」

などと不安になりましたが、
無事、ちゃんとカバーに包まれた本も
一緒に届いたという次第であります。



ラングストン・ヒューズ氏の詩集は
私の期待していた通りの品物で、

大学時代に嗅いだ砂埃の匂いや
錆びて朽ち果てた車の残骸、

笑顔の底に悲しみのへばりついた
人々の顔を思い起こさせてくれましたし、

CWニコル氏の本もまた
私に「シロクマの煮込み」のレシピやら
「ヘラジカの糞入りチョコ」の衝撃を
再び与えてくれました。



私は思いました。
本ってのは良いなと。
最近とうに読んでなかったしなと。



書き物が趣味になって、得意になって
「小説書いてアップしてるぜ!」
なんて宣ってはいるものの、

実を言えば、
私は他の小説を書いている
noteの方々に比べても、全然創作物を
読まない人間だと思います。



小説に限って言うのならば、
最後まで読み切った
名の知れた小説は人生で僅かに4冊だけ。

吉本ばななさんの「tugumi」

山田詠美さんの「熱帯安楽椅子」

戸川猪佐武氏の「小説吉田学校」に

芥川龍之介氏の「地獄変」


こんだけです。
他に何か読んだっけかと
頑張って思い出そうとしましたが、
ホントにこの4冊だけでした。

それも学生時代に読んだっきり。

何故かその後まるで創作物を
読まない様になっていました。


一応活字中毒患者のケはあるので、
ちょこちょこ古本屋で
気になるものを買ってはいたものの、

「毒の話」やら「微生物の何ちゃら」やら
「世界奇食大全」みたいな
ちょっと変わった学術書とか、
知らない国の歴史書みたいな奴ばっかり
読んでいました。

私の本棚を人が見たら、
「この人一体何に興味ある人なんだろうか…」
と思うに違いないと思います。

ジャンルもメチャクチャ…
著者もバラバラ…

唯一共通点があるとすれば、
ほぼ全部の本が「ノンフィクション」
ってことくらいでしょうか。

「実話好き」「エッセイ好き」
なんですね、多分私は元々からして。



で…問題はここからです。



そのラングストン氏の…
言ったら「人生初の詩との触れ合い」と

CWニコル氏の著書から受けた
「改めて、本って良いですね」
が、何を引き起こしたかというと…

我ながら程度というものを
知らない人間で、自分でも困ってます。


最寄りの図書館で、
借りてきてしまいましたよ。

限度の10冊目一杯まで。

今迄読んで来なかった詩集やら、
小説やら、伝記物やら…


1〜2冊は今書いてる小説の
資料ではあるのですが、

まあこれ全部、
読んでいかねばならないワケです。
10日のうちに…


幸いかどうか知りませんが、
私は多少の速読が出来る事が
少ない取り柄なので
何とか間に合うとは思いますが…


仕事から帰ったら
近頃コイツらと向き合っております。

不本意にどこかヒィヒィ言いながら…


特に、詩の教養があまり無いせいもあって、
やたらと詩集の言葉の意図を読み解くのに
時間を要しております。

あーなるほど、そう言うことか…と
なってくれないと、
どうにも次に進めないのです…

楽しいのですが、
日増しにどんどんと
他にやりたい事タスクが山積みに…


多分…あと2〜3日中に読み終え、
普段の自分の生活を取り戻すかと思います。

またいずれ、お会いしましょう


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