![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83350434/08bf3e1c1d41f46061b7ad1fe733bdc8.png?width=800)
- 運営しているクリエイター
#小説
【ひっそり募集】もしよかったらショートショート書いてくれませんか。
どうも。noteにショートショートの投稿を始めて1ヶ月半が過ぎました、たいらです。
いきなりですが、ちょっと思いついた企画っぽいこと提案してもいいですか。
ショートショートの、最初の一文と最後の一文だけ決まっていて、残りを自由に書くという形式があったら面白いんじゃないか?
というわけで、ショートショートをひっそり募集します。
……既出の企画かもしれません。
でもちょっとやってみたいんです
ショートショート【彼女の話】
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
席に着くなり店員が声をかけてくる。
「あー。ええっと……」
返事ともならない返事を返す。予想外の残業で疲れ切っていた私は、すぐに注文を決めることができなかった。そもそも居酒屋お決まりのこのセリフが私はあまり得意ではない。特に決まって好きなお酒もないし、居酒屋ごとにメニューが違うのだから最初の一杯からゆっくり選ばせてほしいと思ってしまう。
しばらくメニュー
【小説】ご注文はいかがなさいますか?(#たいらとショートショート)
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
「じゃあ……カシスオレンジ2つ」
「かしこまりました」
20歳になった記念にと、仕事帰りにやってきた居酒屋。
帰路にあるので知ってはいたが、実際に入るのは今日が初めてだった。
一緒にやってきたカエデは、飲み物を頼んだきり、ずっと下を向いてスマホをいじっている。
最近の彼女は常にそうだ。スマホも体の一部なんじゃないかと思えてくる。
「何見てるの?」
「
シュシュ 【#たいらとショートショート】
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
背広をハンガーにかけ、ネクタイを緩め、ワイシャツの第一ボタンを外す頃、娘が注文を取りに来た。
「お前、何故ここに……?」
「あれ? 広沢部長、知り合いすか?」
「否、知り合いも何も彼女は……」
突然の鉢合わせ。固まる身体と対照的に心が大きく動揺している俺は、同席の部下に上手く説明出来なかった。
「はじめまして。娘の広沢春奈です!」
娘も最初
恋の駆け引き【ショートショート】1000文字
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
愛と昂司はトラットリアのカウンター席に案内された。
仕事終わり、22時を過ぎるとコース料理のメニュー表は下げられ、二人が入店したこの店はBAR仕様になる。
細長いメニュー表には革のカバーがかけられている。
開くと薄暗い照明に映えるようなアイボリーに濃いブラウンの明朝体で、両面を覆いつくすほどのドリンク名が書かれている。
ミックスナッツと数種のチーズ、キスチョコ
”actor”【ショートショート・820字】
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
「このスパークリングワインを二つ。ああ、彼女の方は、少し飲みやすくしてくれないか」
「当店自家製の、桃のピューレを混ぜるのはいかがでしょう?」
「それでいいかな?」
「はい! 私、桃大好きです」
私は微笑んで二人のテーブルを後にする。ここは私の夫が腕を振るう、小さなビストロ。私はここで、物わかりのいい従順な妻を演じている。彼がこの店の扉を開けた時も、表面上の
ショートショート おうちカフェ
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
その時、時間が止まった、気がした。
「この店のオススメはカフェオレですよ」
「ちょ、ちょっと…祐介…」
「あれ、店長。コーヒー豆切らしてましたっけ」
何が起きてるのか少しずつ整理する。
「あれー、コーヒー豆ってこんな形でしたっけ、店長?」
「いや私、店長じゃないし…。祐介それ、納豆だよ」
「そっかー。でも豆って所は同じですもんね」
今日は彼氏の、祐介の誕生日
SS 盲目の彼女 #たいらとショートショート
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
盲目の彼女はカウンターから注文を聞く。俺はこれから保安官と早撃ちで勝負だ。「スコッチ」コインをテーブルに置くと彼女は手探りでコインを見つける。ショットグラスにスコッチを注ぐと俺に手渡してくれた。「勝てるの?」彼女は心配そうに俺の手の甲を探る。目が見えなくても手から情報を得られる、発汗や脈拍で緊張が判る。
「平気だよ」俺は彼女が好きだ。ベッドで何回か愛し合った
トマさん劇場#27「スリーピング&メイクアップ」/#たいらとショートショート
おことわり)ヘッダー画像は本編と何ら無関係です。
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
「えっ…"先に"…あぁ、布施・鶴橋・大阪上本町へは後の準急が"先に"着くのね…オーケーオーケー…ふぁぁ」
「あっあの、停車順の話ではなくてですね、"先"にお飲み物を、という話で…」
「あっ先に大野見物を…中日だかの大野でも見んのですか…むにゃむにゃ…」
「あっ、その大野見物ではなくて、飲み物、ドリンクの事で…
SS 逆メイド喫茶 #たいらとショートショート
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
猫耳をつけたメイドさんが注文を聞いてくる。「いやまだ決まってないので」彼女は戻ると別の客のカップを下げて回る。忙しそうに飛び回る彼女を見るのが好きだ。尻尾をフラフラさせながら可愛く接客をする。
「お前は、またあの喫茶店に行ってるのか?」友人が僕をからかう。頻繁に通うからお金が足りない、バイトをしないと。僕はバイトを探すとぴったりの店があった。逆メイド喫茶があ
【SS】困った注文 #たいらとショートショート参加作品
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
店員が席に着いたスーツ姿の男女に向かって、問いかける。
2人はメニューを眺めた後、男が店員に向かって、口を開いた。
「水、麦芽などのデンプン源、酵母、ホップなどの香味料といった原料から作られ、主に大麦を発芽させた麦芽を、酵母によりアルコール発酵させて作る製法が一般的である飲み物をお願いします。」
次は女が店員に向かって言葉を紡ぐ。
「リキュールベースの
SS 復讐をする女 #たいらとショートショート
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
俺は目の前の女に丁寧に聞く、緊張している女は「お茶で」とつぶやく。俺は冷蔵庫からペットボトルのお茶を出す。中年を過ぎているが綺麗に着飾っている彼女は、十分に二十代後半に見えた。彼女は「夫の件で相談をしにきました」俺はメモをすると、「浮気調査ですか?」探偵ではありふれた仕事だ。料金表を見せようとする。
「いえ調査は必要は無いです……」資料を置くと「離婚なら弁護
知るか! #たいらとショートショート
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
いつもの居酒屋のアルバイト。今日は宴会の予約が入っている、どこかの会社の懇親会らしい。幹事らしき方が一足先に席に着いているので尋ねる。
「いや、全員来てから注文しますので」
「かしこまりました」と言って営業スマイルをするが、本音を言うとそれはめんどくさい。先にピッチャーでビールを出しちゃダメだろうか。飲み物の注文を受けてそれを作ってからコース料理を出して
先にお飲み物お伺いしましょうか?/ご注文はいかがなさいますか? 第903話・7.15
「先にお飲み物お伺いしましょうか?」
居酒屋の店員が注文を取りに来たが、平良は「ち、ちょっと待って、もうすぐ、あ!」途中まで言いかけて突然立ち上がった。視線を入口に向けて手を上げる。「おう、泰ゾウ!俺も今来たところだ」入口から入ってきた泰羅も平良を見つけ「平ちゃん、ごめん、予定していた新幹線1本乗り遅れちゃって、悪かった」と手を頭の後ろに置きながら、平良の席に向かう。
「早速だが、ドリンクを注文