旅野そよかぜ@旅と歴史と東南アジア小説 フォロバ100

旅人・文筆家。2020年からほぼ毎日のペースで掌編・短編小説を執筆中。スキを押してくれると嬉しいです。またツイッターでも54文字など短い小説つぶやいています。https://twitter.com/2018kumakuma

妄想の具現化 第846話・5.19

「ふ、カメラで撮影して映し出された人に『デジタルの世界にようこそ』と言われるというのか、そのような話はホラーかミステリーの類だとは思うが、悪いが僕の趣味じゃない…

デジタルに収納するそれから 第845話・5.18

「へへっ今日も色々と撮影したぞ」ハイキング姿の男は、ひとりでつぶやき自己満足。手には黒いコンデジのカメラを持っていて、その中身を見ては、ひとりほほ笑む。  男は…

宇佐神宮から奥宮大元へ 第844話・5.17

「先生、ちょっと頭が痛いですね」歴史研究家の八雲の秘書兼パートナーの出口は、頭を抱えながら辛そうにしている。 「だから、言っただろう。飲み過ぎだなあれは。今日は…

郷土料理とともに呑む 第843話・5.16

「予約していた、酒田です」「2名様ですね。こちらの席をどうぞ」酒田洋平とパートナーで同棲している鶴岡春香は、店員に会釈すると、案内された席に座る。  このふたり…

渡り鳥たちを見る人々 第842話・5.15

「無事に退院できたけど、それにしても変な夢見ちゃったなあ」と水辺を歩くひとりの女性。まだ体の一部が痛むが、歩く分には影響がない。「人間じゃなく別の生き物に転生し…

カンガルーになった訳 第841話・5.14

「おいてめえ、その口が言うか!」中はついに左に対して左手(前脚)を伸ばし口を押えた。それを慌てて止めようと後ろから中を抑え込む右。この3体にいったい何が起こった…