当方128

38歳男、飲食店社員。アニメ・声優好き。『第二回ちょっとだけコンテスト』グランプリ受賞…

当方128

38歳男、飲食店社員。アニメ・声優好き。『第二回ちょっとだけコンテスト』グランプリ受賞(みょー様主催)。個人ラジオ不定期更新中→https://www.youtube.com/@user-vz9xy5zx5j

マガジン

  • 小野と芋子

    ある日の高校生男女2人の他愛もない会話。

  • 短編小説

    4000字以上の創作小説。記事冒頭に文字数あり(一部を除く)。

  • エッセイ

    実体験を綴ったエッセイ(随筆)をまとめてあります。

  • 掌編小説

    4000字未満の創作小説(≒ショートショート)。記事冒頭に文字数あり(一部を除く)。

  • ブログで振り返る北川景子シリーズ

    女優として虚構を演じ続ける一方で、web上に文字と写真で残す本来の姿。北川景子の人生をブログのみで追いかけた先には何が見えてくるのか。

最近の記事

  • 固定された記事

かげりとあかり(後編) 【陽キャになれる島・第二話】

 4人グループ。談笑する3人。私は無口。ひいては上の空。いじめは無かったが、別に楽しいわけでも無かった。自分の主張を隠し、共感し合うことで協調性を保つ学校という空間は、私には合わなかった。  中学最後の夏休み。祖母の実家へは一人で夜行バスに乗って行かねばならなかった。アフター5の満員電車に揺られ、新宿駅の南口を出るとそこも人でいっぱいで、重たいスーツケースを引き摺り歩くだけで精一杯で。 「にじいろの雨降り注げば 空は高鳴る」  その時耳に入った歌声が、フェンダーのアコギ

    • 元乃木坂46高山一実、“作家”としての今後に期待する

      芋子「今回は、悪い意味で話題となったアニメ映画『トラペジウム』の原作者・高山一実さんをフィーチャーします」 小野「元アイドル、それも乃木坂の1期生で八福神に何度も選ばれていた主力メンバーだった。近年は『オールスター後夜祭』や『Qさま!!』でMCを務めているからご存じの方も多いと思う」 芋子「そんな彼女が執筆した長編小説『トラペジウム』と、その劇場版の酷評が多い中、私たちは褒めまくります」 小野「そして、実はその後も創作を続けており、今年2月に出版した“2冊目”にかけた想

      • 皐月まう著『パン屋 まよなかあひる』感想

         おはようございます、当方128です。  今回は、一記事まるごと使って皐月まう様の連載小説『パン屋 まよなかあひる』の感想を綴らせていただきます。一記事あたり1,500字超えを毎回の目標に定めていますが、確実に超えてくるでしょう(約2,100字になりました)。それくらい書きたいことが多すぎる。  ***  noteで初めて読んだまう様の記事は『しゅわしゅわの、クリームソーダの下を歩く』でした。以後2年間読み続け、書籍も4冊全て購入していながら感想を書いたことは一度もありま

        • ブルースカイとの差分日記2

           おはようございます、当方128です。  またしてもブルースカイの日記が2週間ほど止まってしまいました。  というわけで今回も、ブルースカイに書かれていない分の日記をこのnoteにまとめて書いてしまいます(全体で2,300字くらい)。 (ちなみに前回はこちら)  *** 6月8日(土) 公休日。遅ればせながら『トラペジウム』劇場版を観に行った。 これについては改めて記事にするつもりで既に1,300字以上書いているのだが、引用したかった某評論家の文章がいつの間にか削除さ

        • 固定された記事

        かげりとあかり(後編) 【陽キャになれる島・第二話】

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        記事

          『かげりとあかり』あとがき的反省会と、今後の展開について

          芋子「今回は、当方128さんの連続小説『陽キャになれる島』第二話までの反省会をしていきましょう」 小野「連続と言えど各話ごとに独立したストーリー……にする予定だったけど、アイドルの話『かげりとあかり』は結局第二話までかかってしまったね。アイドルの話は当方さんがずっと前から書きたかったそうなので、ようやく実現できて今頃安堵していると思うよ。早く続きを書けって話だけど」 1.「行って帰る」の「行く前」の物語芋子「そもそも『陽キャになれる島』がどんな話かというと、あらすじは第二

          『かげりとあかり』あとがき的反省会と、今後の展開について

          この夏に流行らせたいキャミワンピコーデ

          小野「皆さんはお気付きだろうか。ロングスカートの女性が激減していることを」 芋子「それより連続小説の第二話はまだですか?」 小野「電車や駅で通学中の女子大生を見ていると、最近は“ミニ丈”か“パンツ”の二極化になっていて、ロンスカはほぼ居ないことに気付いたんだ」 芋子「二極化と言ってもパンツのほうが圧倒的に多いですよね。昨年秋頃に見られたショーパン・ミニスカブームも今は落ち着いてきましたし」 小野「それを裏付けるデータもある。某インフルエンサーがインスタで『パンツとスカ

          この夏に流行らせたいキャミワンピコーデ

          生きるだけでお金がかかる

           5月26日。A銀行のATMからお金を引き出し、それをそのままB銀行の口座に預け入れるという謎の行動をとった。  これは4月の転職に伴い給料の振込口座が変わったことが関係している。前職の給料はB銀行に振り込まれ、家賃や光熱費など固定支出の多くは同じくB銀行からの自動引き落としにしているのだが、4月以降の給料はA銀行に振り込まれるようになった為、B銀行から引き落とされる分だけ残高を移動する作業が必要になったのだ(全ての支出の引き落とし口座をA銀行に変更すれば良いだけの話なのだが

          生きるだけでお金がかかる

          ブルースカイとの差分日記

           おはようございます、当方128です。  4月よりブルースカイでこっそり書いている日記ですが、5月14日を最後に止まってしまいました。早かったですね。  しかし、まだ諦めませんよ。このnoteで今から5月15日以降の日記を2週間分まとめて書いてしまいます。唯一のルールは「仕事の話中心」であること。よって公休日は飛ばしても良い(ブルースカイも同じルールです)。  需要あるか分かりませんが、noteの更新も10日ほど止まっているので、あえてnote記事にすることにしました。え

          ブルースカイとの差分日記

          かげりとあかり(前編) 【陽キャになれる島・第一話】

           小刻みに変化する音程バーは赤線判定が目立ち始める。こぶしもビブラートも40回を超えたので95点以上は確定だろうが、集中力が乱れているのは良くない。かれこれ一時間は一人で歌っているが、脳内は常に明里への執着と怨念で占められていた。  マイクをホルダーに戻し、大きめのトートから記録用のビデオカメラと三脚を取り出しセッティング。今日は会場でリハの時間を確保できない為、カラオケルームではあるがこの場をお借りしてダンスの最終確認を行う。一曲踊る毎に撮影した動画をチェック。やはり笑顔

          かげりとあかり(前編) 【陽キャになれる島・第一話】

          スーツはフィット感が大事

           予備のスーツを購入した。  4月より飲食業に転職したが、社員はスーツでの出勤が義務付けられている。真っ白なワイシャツの上から真っ黒な背広を羽織る、それを毎日繰り返す生活を送るのは実に13年ぶりだった。  一ヶ月半が過ぎた。皴や汚れが少しずつ目立ち始めてきた。そろそろクリーニングに出したいのだが、店に預けている僅か数日間でさえも、職場へ着て行くスーツは必要になる。そこで予備を購入したというわけだ。  ***  実は1月下旬にもスーツを購入している。転職活動中に転んでス

          スーツはフィット感が大事

          【星街すいせい】ビビデバダンス“大変身”選手権

          小野「VTuber・星街すいせいさんの『ビビデバ』がマジで大変なことになっているぞ」 芋子「YouTubeの視聴回数が3,100万再生を超えましたね。公式MVの3,000万超えは『Stellar Stellar』以来の快挙です。何なら超えるかもしれない勢いですね」 小野「人気の理由はやはり“ビビデバダンス”だろう。『ビビデバビデブーワ』というキャッチーなフレーズや、“チャールストン”と呼ばれる独特な足の動きが真似したくなる魅力を持っていると思うんだ」 芋子「歌もダンスも

          【星街すいせい】ビビデバダンス“大変身”選手権

          高山一実著『トラペジウム』原作感想……遠回りしながらアイドルを目指す展開の面白さ

           上手い小説を書ける人には読書家が多い。故に、私が創作小説の腕を上げる為に必要なのは読書である。それを理解していながらあまり読まない。読んでも大体は途中でリタイアしてしまう。  例えば昨年、とある有名な小説を読んだ。登場人物が次々に増えていき、すぐに関係性の理解が難しくなった。そこでWordで相関図を作り、それを見ながら何とか100ページ以上は読み進めたが、今度は主人公の父親が母親がどうこう言いだしたので「これ以上増やすな!」と限界が来てしまった。  この小説をつまらない

          高山一実著『トラペジウム』原作感想……遠回りしながらアイドルを目指す展開の面白さ

          家庭よりも仕事が楽しいと思う学生

           ゴールデンウィークは激務だった。ひどく疲れた。何なら風邪も引きかけた。勝ち組の方々は最大10連休とか取っていたのかもしれないが、飲食業はこの時期アルバイトの帰省などで深刻な人員不足に陥り、社員は鬼シフトの洗礼を受ける。例えば私の場合はこのようになった。  5/3(金)9-22  5/4(土)11-23.5  5/5(日)9-22  5/6(月)9-21  唯一のメリットは“中日”と呼ばれる4日と5日は客数が少なく暇になりやすいということ。加えて私は4月に入社したばかりと

          家庭よりも仕事が楽しいと思う学生

          森香澄アナを超えろ……あざとい自撮り選手権

          小野「今回は『あざとい自撮り選手権』を開催しよう」 芋子「急にどうしたんですか? 創作小説が思うように進まなくて現実逃避ですか?」 小野「まずは絶対王者・森香澄アナウンサーの自撮りはこちら」 芋子「相変わらずのあざとさですね。スマホが見えるということは、アウトカメラを鏡に向けて撮っているということですよね」 小野「鏡越しのほうが綺麗に見える説もあるし、スマホという比較対象があることで顔を小さく見せる効果もあるんだよ。加えて↑はフラッシュで光量を増して少しでも盛ろうとす

          森香澄アナを超えろ……あざとい自撮り選手権

          上手くなりたい……誰にも負けたくない

           2021年3月、まだ前職の小売業で働いていた時のこと。当時入社3年半とは思えない勤務能力に、上司が痺れを切らした。二人きりでのミーティングは一時間半にも及んだ。その数日後、私はネットにこんな質問を投稿していた。  2017年8月に前職の会社に転職した私は、中途とは思えないほど成長速度が遅かった。もっと言うと、それに気付くのに一年以上かかっている。恐ろしくマイペースだった最初の一年間は、こんなものだと思い込んでいたからだ。中途故に他の比較対象が存在しなかったことも一因だった

          上手くなりたい……誰にも負けたくない

          いけちゃん、しやごちゃん……アラサー女子YouTuberに学ぶ

           チャンネル登録者数48万人超えの人気YouTuber、いけちゃんが昨日投稿した動画は、とても観るのが辛かった。  現在26歳の彼女は一級建築士の資格がどうしても欲しいのだという。試験には無事合格したものの、資格取得には“2年間の実務経験”も必須である為、建築関係の仕事にこの春就職したという異色の進路を辿っている。もっと言うと、秋田県(故郷)東成瀬村の古民家を借り、自身で改修まで手掛ける予定で、色々と多忙を極めるのにYouTuberはこれまで通り続けていくのだという。おもし

          いけちゃん、しやごちゃん……アラサー女子YouTuberに学ぶ