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Kahoot!で盛り上がる!つなぎ言葉クイズ(後編)

こんにちは。ぐうぽんです。

前編では、Kahoot!を使う経緯と、問題づくりまでの苦闘を書きましたが、後編では実践事例の紹介になります。

前編はこちら。


Kahoot!に委ねた「授業」は想像以上

支援員業務との兼ね合いを図りながら、私は授業実施前日まで環境の構築とテストを繰り返し、万全を期して当日を待ちました。

クラスルームには授業開始後公開するよう設定。

支援に誰か一人入ってほしい、と管理職の先生に申し出たら、いつも家庭科でフォローいただいている音楽の先生がサポートできるとのことで、心理的な支えを得て授業を迎えました。

1時間目に基礎を教えるものの、話に飽きてきて少しずつダレてきた児童たち。

これではプリントはできないかな?Kahoot!に切り替えようかな?と思ったら、「プリントやりたい!」の声が挙がり少々予想外の展開に。

もちろん児童のやる気を尊重して紙の問題に取り組んでもらいました。


Kahoot!は2時間目に使いました。

既存問題を提示すると、自ずと児童がテレビの前に集まり準備を開始。

問題が進むごとに変わるランキングに一喜一憂していました。

提示した問題(リンク付き)


問題終了後、児童にこう声をかけました。

「問題、面白かったね」
「うん」
「こんなふうに、問題作りたくない?」
「作れるの!?」
「ええ、これからみんなで問題を作ってみましょう」
「やったー!!」

やり方を説明し、いよいよGoogleフォームの出番。

最初、問題の書き方が分からず苦労していましたが、書き方を理解した数人がフォローに回ってくれたので、私は問題づくりに困っている児童への支援に集中できました。

気づくと、児童同士が声をかけ合って問題を作るなど、協力する姿も見られました。

思わぬ結果、児童の成長

20分ほどの間に多くの問題が集まりました。

児童が送信した「つなぎ言葉クイズ」

スプレッドシートを編集し、いよいよ児童が作ったつなぎ言葉クイズを開催!

ところが事態は予想外に。

だんだん通信速度が遅くなり、児童がKahoot!にログインできなくなる状況になってしまいました。

最終的に全部の問題が実施できなくなり、授業もあと2分まで来てしまったので強制終了させました。

「えーーーー!」「なんだよーー!」「やんなきゃよかった」

胸に突き刺さる不満の声に苦しみがこみ上げました。

すると数人の児童が、

「仕方ないよ、これじゃできないんだから」

そんな声がちらほら出てくると、不満を出していた児童も席に戻っていました。

(今までなら、絶対授業が壊れてたのに・・・)

心を切り替える力を、彼らは持てるようになっていたようです。

最後に、この状況を全員に謝り、必ず続きをさせる約束をして授業は終わりました。


実践後記

今回、授業を実施してみて感じたのは、ICTがもたらす効果と、自ら切り替えようとした児童の成長した姿でした。

担任の先生が出張で不在の中、児童の中には不安もあったと思いますし、いつ気持ちが切れるかも分からない状況でした。

そんな彼らを知っている自分としては、少しでも飽きさせないように、少しでも面白く、苦しい勉強の時間と感じさせないように配慮に配慮を重ねて授業を計画しました。

その結果、Kahoot!が持つゲーム性を上手く使えましたし、何より児童たちが未熟な私を支えてくれてたようにも思えました。

今回の授業は、求められる学びとしては半分も達成できていませんが、実態を考えると無理に机に向かわせるよりICTを使って楽しませた方が合っていたので、これで良かったと判断しています。


最後に、Kahoot!は非常にゲーム性が高いので、活用においてはしっかり目的意識を持ってコントロールをしないと、遊びで終わる危険性があります。

児童の実態を見極め、どんな場面でどのように活用するかを明確化して、5分程度のピンポイント活用することをおすすめします。


一つの事例を作れたので、今後は家庭科等でも活用が図れるかを検討してみようと思います。

クラスがのめり込む、Kahoot!
ぜひ一度お試しあれ!


参考文献


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