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2024年 手記

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2024年 歪花の手記 まとめ。
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#日常

火と陽

火と陽

精神疾患を患いながら
この資本主義と対峙する。

それはある種の無理ゲーであるのと同時に
全く毛色の違う話…例えば、凶暴な虎の檻の中でピンク色のモフモフした鞄を選ぶか、皮でできたクラシックな鞄を選ぶか、のような素っ頓狂な問いかけのようにも思える。

希死念慮が湧き上がる中、将来の資産形成を考え、自分の感情すら思い通りに動かせない中、世界の経済動向に気を配る。

吐き気がする程、頓珍漢な組み合わせに

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過去の手記 2023年11月21日

過去の手記 2023年11月21日

過去の自分の心の中を覗いて
今の自分について考えてみる。

11/21 16:27薬:medicine17:13花の薫り怒りと裏切り殺伐と不平等、生き辛さ、苦しさの根源、歪んだ個人と、その成れの果て

訪問介護士さんと私

訪問介護士さんと私

「障害者」と認定されて半年以上が過ぎました。

本当は生まれた時から「発達障害」という脳障害を抱えていたのですが、もう随分と長い間、健常者と同じフィールドで生きてきました。

仕事をして、独立、起業をして、一人暮らしをして…
上手にやらなくては、自分が人よりも何か違っていて、普通の事が難しい自覚があった私は、そこに努力という労力を注ぎ込んで、なんとかかんとか暮らしてきたのですが、結果…

ダメでし

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安寧に飢え続ける獣

安寧に飢え続ける獣

畑で採れた人参を齧りながら、昼食に食べたバーベキューチキンを温める。
数日前からシャッターを開けっ放しにしたままのアトリエの窓は夕暮れというにはロマンティズムに欠けるが日没に向かう風景が見えている。

とある日曜日の夕方。

私は自分の心の事について、また一つ手記を残す事にした。

壊れた心に映る「日常」の姿について。

何も、自分の精神状態が悪い事について、同情を誘おうという訳でも、暗い話の持つ

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さようなら、過去と写真と私

さようなら、過去と写真と私

「想い出は清く美しく」
私の情緒はそんな風には出来ていない。

まるで多くの出来事は、そこに何の匂いもしなかったように、味気なく、ただ事象として記憶されるか、それすらもない。

これが「鬱病」という病の症状らしい。
私としては、それ以前の状況が想像出来なくなってしまって久しいので、「想い出」というのは匂いのしない物事の集まりであり、その中に感情を掻き毟るモノが残っているモノをトラウマと呼んでいる。

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小説と手記

小説と手記

2024/01/06
年が明けてから気持ちの良い天気が続いている。
と、私自身が感じているのは何かの勘違いかも知れない。

というのも、3日の夕方ごろにパニックを起こし、それから、過集中状態と薬の混沌の中で、今日まで過ごした結果、正直、二日間、ひたすら映画を見ていたという事以外、かなり記憶が曖昧というか、一つ一つ、覚えているようで、それぞれの時間の感覚が麻痺しているような、そんな状態が続いていたか

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