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過去の手記 2023年11月21日

過去の自分の心の中を覗いて
今の自分について考えてみる。

私は世界が嫌いだ。
私は世界の事を嫌っていない。

私は世界が好きだ。
私は世界を好きになれない。

私は…
結局何でもない。
ただ、苦しいだけだ。
世界は特に変化していない。
ただただ、私は苦しいだけだ。

11/21 16:27

夕暮れ、特に曇った日の夕暮れは陰鬱な気分を加速させる。

私は絵を描く事も諦め、学習にも手が付かず、社会的な関わりを持つ事も放棄して、ただただ、ベッドに座って、この文章を打っている。

病気は確実に私を抑鬱状態の中に引き戻す。

この世界は残酷だ。

この世界は残酷である、と言いたい気分も
きっと陰鬱さから出てきている。

世界はきっと不平等なだけで、その不平等さを残酷だと言いたい気分に私を留めさせている。

世界はただただ不平等なだけだ。
全ての参加者に平等に不病なだけだ。

明日の朝日を拝める鳥もいれば、今日、ただの肉となった鳥もいる。
ただの死骸となった鳥もいれば、生きていても朝日を拝めない鳥もいる。

ただ、それだけの事に過ぎない。

薬:medicine

16:58

友人が作ってくれた食事をとって、薬を飲む。
私にとっての一番の生命線は薬だ。

薬がなければ、正気どころか、意識を保つ事も出来ない。

現代社会では、ここまでイカれてしまっても、死なない。
ある意味、素敵な世の中である。

この素敵な世の中が、素敵であるが故に狂っているのかも知れないと思う。

この国は、これからもっと貧しくなっていくのに、私は、この中で一体、どうやって生きていくつもりなのか、これからも、この素敵さに助けられる事を期待しながら、惨めに生きていくつもりなのだろうか。

答えは謎のままである。
謎のままであり続ける事は同時に決断をしない事を意味していて
私は、これからも世界の素晴らしさに生かされ続けていく事を期待し続けていく事になるのだろう。

17:13

西暦2023年。
私はまだ、壊れたままで世界に存在していた。

元々の自分。
事業家であった自分。

投資家であった自分。

技術者であった自分。

それらが壊れた今の自分。
その過去から引き継いだ要素を持っている今の自分。

それでも壊れている自分。

どうしようもない現実。
それでも素晴らしい現実。

くだらない人達。
要らない要素。

素晴らしい世界と
要らない要素。

何故に私は私自身を要らない要素側に分類せずに要られるのだろう。
そんな厚かましい事が許されるのだろうか。

それでも、今、私は私を生きていて
今、ここで、考えを巡らせている。

色々な事が分からないまま、絶望したまま、希望を抱いたまま、好きなまま、嫌いなまま、壊れたまま、ただ今に存在している。

くだらな過ぎて面白い。
それが今の現実。

花の薫り

友人がくれた花が花瓶の中で咲いている。
その薫りは、私の中にある心にへばり付いたグシャグシャでベトベトのドロドロの黒々しい何かを一瞬、少しだけ剥がしてくれる。

外は寒いが、部屋の中は暖かい。
その暖かな空間と花は、私を少しだけ緩めてくれる。

怒りと裏切り

自己保身の念から出る怒りは私達に裏切りの愚行を犯させる。
その結果、世界をより生きづらい場所へと変化させる。

怒りが何かの選択を自らに促した時、結局、我々は何も選択しない事が正解になるんだろう。

上手く出来ない。
何事も上手く出来ないのに、怒りに支配されては、更に何事も上手くいかなくなる。

しかも、大半の怒りは認知の歪みが作り出した不要な長物で、それなのに自ら、それを取り扱う事が難しく、面倒事を無益に作り出すだけである。

殺伐と不平等、生き辛さ、苦しさの根源、歪んだ個人と、その成れの果て

18:06

世界を再び動き出させる。
小さな、ちょっとした行為によって、自らが閉じこもっていた殻を壊して前を見ようとしてみる。

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