記事一覧
#87 最近みたもの(6) デリファス的なものの終焉
無理せず一日休んだら体調はほぼ回復し、ひとまず安心。早晩わずかに秋の気配を感じるようになった。残暑も和らぎ、これから少しは楽になるだろう。この夏、本を開く気力のない日は、エアコンの効いた室内でテレビを結構みたのだと思う。
映画「ラストマイル」
野木亜紀子の脚本によるシェアード・ユニバース映画。こんな言葉は初めて聞いた。この映画と世界観を一とする野木によるドラマ「アンナチュラル」「MIU4
#85 百鬼堂農園(28) 種を蒔かずば実は付かず
ここ数日ずっと大根のことを考えている。他のことが手につかない…ほどではないが、ずっと気になっている。
同僚のベテラン菜園家と、秋冬の農園経営について話していたところ、大根をやるなら早く種をまいた方がいい、という。本来は8月にまくべきなのだが、近年は暑さが9月も10月も続くので、すぐに種まきをすれば間に合うという。小松菜などの葉物もこれから育てるのによいのだが、あまり心が躍らない。育てるなら実
#84 最近よんだもの(23) 円形の刑務所と刎頸の交わり
朝ドラ「虎に翼」第23週の最終回から、あさイチの伊藤沙莉ゲスト回の流れは見事なコラボレーションで、いろいろ思い出して泣けてきた。華丸が穂高先生への言葉についてツッコむところもよかった。
「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」(かまど、みくのしん共著、大和書房)
本の内容はタイトルにある通り、そのまんま。とても面白かった。読書という行為がどういうものなのかを再確認し、また読書は楽
#82 百鬼堂農園(26)と最近よんだもの(22)農と書物・下
最近、畑に行くのは早朝で、さっとミニトマトなど収穫して虫にさされないうちに足早に畑を去る。滞在時間が短いため、同じ市民農園の方々とまったく会わなくなってしまった。周囲の畑をみれば手入れも収穫もされているようだが、少々さみしい。会って話を始めると長話になりそうなので、結果的には熱中症の危険を避けていることになるのだろうけど。
農関連の本についての続きです。
「百姓貴族」(荒川弘、ウィングス・
#81 百鬼堂農園(25)と最近よんだもの(21) 農と書物・上
ヒマワリが枯れ始めた。まだ咲いている花もいくつかあるので、はさみで切って持ち帰り、花瓶に挿してみた。いけばなについて書かれたnote記事を愛読して興味をもった影響だろうけど、切り花を持ち帰って生けるなど初めてだ。不思議な感動がある。
今回は農園日記と読書記録のコラボ。というほどたいしたもんではないけれど。通し番号がいろいろ重なるのを仕事では毛嫌いしているのだが、ここではやってしまった。
#79 最近よんだもの(20) 現実逃避と外出忌避
満を持して「百年の孤独」を買いに書店に行った。だが帰ってきたらマルケスの大著は手元になく、そこには「地球の歩き方 ムーJAPAN」があった。マコンドでもなかろうに、不思議なこともあるものだ。「神秘の国の歩き方」のサブタイトルは伊達ではないということだろう。愉快なことこの上ない一冊。
ここ1ヵ月ほど忙しいが、図書館の返却期限に追われ、現実逃避と外出忌避があいまって、エアコンの効いた室内で案外と
#番外 暑中お見舞い申し上げます
厳しい暑さが続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
いや〜仕事が忙しい。おそらくお盆過ぎまでは地獄です。とはいえ勤務時間内の話で、畑には朝早く短時間だけちょいちょい通っています。暑いので読書もゲームもあまりやる気にならず、ダラダラしてます。
何が言いたいかと申しますと、執筆意欲も減退しがちだということです。更新ペースは滞ることになりますが、のんびりやることにします。
私の愛読