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記事一覧
#85 百鬼堂農園(28) 種を蒔かずば実は付かず
ここ数日ずっと大根のことを考えている。他のことが手につかない…ほどではないが、ずっと気になっている。
同僚のベテラン菜園家と、秋冬の農園経営について話していたところ、大根をやるなら早く種をまいた方がいい、という。本来は8月にまくべきなのだが、近年は暑さが9月も10月も続くので、すぐに種まきをすれば間に合うという。小松菜などの葉物もこれから育てるのによいのだが、あまり心が躍らない。育てるなら実
#82 百鬼堂農園(26)と最近よんだもの(22)農と書物・下
最近、畑に行くのは早朝で、さっとミニトマトなど収穫して虫にさされないうちに足早に畑を去る。滞在時間が短いため、同じ市民農園の方々とまったく会わなくなってしまった。周囲の畑をみれば手入れも収穫もされているようだが、少々さみしい。会って話を始めると長話になりそうなので、結果的には熱中症の危険を避けていることになるのだろうけど。
農関連の本についての続きです。
「百姓貴族」(荒川弘、ウィングス・
#81 百鬼堂農園(25)と最近よんだもの(21) 農と書物・上
ヒマワリが枯れ始めた。まだ咲いている花もいくつかあるので、はさみで切って持ち帰り、花瓶に挿してみた。いけばなについて書かれたnote記事を愛読して興味をもった影響だろうけど、切り花を持ち帰って生けるなど初めてだ。不思議な感動がある。
今回は農園日記と読書記録のコラボ。というほどたいしたもんではないけれど。通し番号がいろいろ重なるのを仕事では毛嫌いしているのだが、ここではやってしまった。
#74 百鬼堂農園(22) 草生えるw
わが農園のタヌキによるトウモロコシ被害を半ば強引に聞かされた、畑仲間の若き同僚が、「けさ採れたばかりのおすそ分けです」とズッキーニを2本くれた。深緑に輝いて美しい。「うれしい、ありがとう。でもお返しできるものはないよ」と応えるほかなかったが、人様にあげられるような立派な野菜をいつかつくってみたいと思った。
さて、梅雨入りしてから雑草の伸びがすごい。とはいえ放置しているわけではないので、草刈り
#72 百鬼堂農園(21) 野望のグリーンカーテン
「キュウリ作らないの?接ぎ木の苗が安くなってるよ」
南東さんからあからさまな圧力がかかる。
キュウリは家庭菜園の中でも人気の野菜だ。ただ、食材として嫌いということはないが、積極的につくって食べたい、というほどではない。あと、ウリ科でツルを伸ばして成長するため、ネットを張らなくてはならない。100均で売っている材料で簡単に作れる、みたいな動画がたくさんアップされているが、やはり面倒くさそう。
#70 百鬼堂農園(19) 姑獲鳥じゃなくて収穫の夏
エダマメとトウモロコシを収穫した。豊作とは言い難いけれど、エダマメはできのよい2株、トウモロコシも比較的大きな2本をもぎ取った。トウモロコシは皮をむいてみたら思ったより小さく、ちょっと早かった。
エダマメもトウモロコシも、甘い。本当にうまい。
残った株はあまり期待できないけれど、今回食べたものに関しては満足度は高く、感動を禁じ得ない。妻にも食べてもらったところ、おいしいとのことで、好評だ
#69 百鬼堂農園(18) ネギとわたくし
ネギについてこれほど考えている人間がほかにいるだろうか。
6~7月はネギを植える季節。今までそんなことを知らずに生きてきた。しかし、知ってしまった限りは植えなくてはならない。そんな気分でこの数日間過ごしてきた。
ネギは植えないのか、と南東さんに厳しめの口調で何度か指摘されていた。いやでも難しそうだし、やってみたいけど苗売ってるの見たことないんですよ。「ホームセンターの店の外の苗売り場じゃ
#68 百鬼堂農園(17) NOT UNDER CONTROL
妻が所用のため何日か実家に帰った。妻が育てているベランダの花に水をやり、リビングにPS5を移し、Rise of the RONINというゲームを始める。幕末を舞台にしたオープンワールドアクションロールプレイングゲーム(長い)。セールになっていたので買ったけど、キャラクターのクリエイトだけで疲れた。読まなきゃならん本が山積みで、ゲームどころじゃなかった。
風の影響だろうか、ミニトマト苗1本がべ