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企業と企業のマージナルマンであるアルムナイをどう活かすか(3)
前回は、企業の事業環境が変わり、オープンイノベーションなどの共創が増えてきており、より多様な視点で組織を理解し、企業と企業をつなぐ役割の人材が重宝され始めているというお話をさせていただきました。
今回は、働く個人の就業感と実際の働き方の変化を見ていきたいと思います。
転職やフリーランスの働き方を選択する人の増加かくゆう私自身も3度の転職を経て今はフリーランスのような働き方(一応、自身で設立したト
企業と企業のマージナルマンであるアルムナイをどう活かすか(2)
さて、前回は私自身がアルムナイに興味を持ったきっかけや、私のアルムナイ活動についてお話しさせていただきました。また、後段では組織の事業環境の変化と、その中でアルムナイが果たす役割が大きくなっていくのではないかという仮説についても言及しました。
今回は、アルムナイから一旦離れて事業環境の変化が組織をどう変えていくかということにつてお話しします。
企業間が共創に向かう事業環境の変化
近年、企業間の
企業と企業のマージナルマンであるアルムナイをどう活かすか
なぜアルムナイ活動に注目しているか元々は卒業生という意味であり、企業や団体を退職した人(もしくは人の集合)という意味としても使われる「アルムナイ」という言葉をニュースや記事で見かけるようになってきました。特に私が属する人事界隈では、人材不足の解消という文脈から、「アルムナイ採用」という動きが活発になってきています。
会社における組織活動が中心で、コミュニティ活動や市民参画が少ないことがウェルビ
『なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか』は、女性管理職数のKPI設定よりも大切で本質的なことを教えてくれる。
昨今では、「多様な人材の登用」が組織づくりのテーマとして重要視されてきていますが、「そもそもなんのために、どんな風に多様な人材が活躍する環境を整備していくか」という本質的な議論がなかなか進んでいないというのが、人事界隈での率直な感想だと感じています。
これは、「周囲の理解を深めよー!」的な単純なインクルージョンの話ではなく、「経営課題を解決するための多様性」を獲得するためのプランニングと組織デザ
リーダーシップ、マネジメント、社員の自律でお悩みの経営者と人事担当は『できるリーダーは「これ」しかやらない』の図解&ノート版で自身のリーダーシップを確認することから始めよう。
著者の伊庭正康先生には、前職(ニトリ時代)にとーってもお世話になっていて、入社3年目までの社員のビジョナリーリーダーシップ研修の設計構築から実施まで全てお願いしていました。
できるリーダーは、「これ」しかやらないは、そのベースになっている内容で、今回ご紹介する図解&ノート版は、そのビジュアル版というより、研修版みたいなものです。えっ!これ出しちゃうの?というくらい、先生の研修ノウハウが詰まっている
たくさんの優秀社員を組織に抱えているのにイノベーティブにならない組織は、『「越境企業」のはじめ方』から始めてみよう。越境を目的化してもいいと思えました。
人事や組織の本質的な部分だけが精撰されている、CELMさんの機関誌である『CELM BELIEF』を愛読している関係で、意見交換などをさせていただいていた瀬戸口さんの近著です。
ニトリの有望な若手を越境学習『TEX』に参加させていただいたり、色々と企業が一皮剥けるための相談をさせていただいていました。
ここまで大胆にノウハウを出してしまうのかーというのが、拝読させていただいた感想です。
特に第4
CGC改定で形式的で保守的な業務が増えた人事の方は、『コーポレートガバナンスの進化』で攻めのCGを取り戻そう!
2015年のCGC (コーポレートガバナンスコード)の公表、2021年のコード再改訂に至り、いよいよ、人事も主体的に取り組まざるを得なくなってきたCGC対応。どの部署の誰が何を担当しようか、バタバタしながら部署間の綱引きをしている組織も多いとよく聞きます。
そして、「取締役会」とか「指名報酬委員会」と聞くだけで、泣く子も黙ってしまう日本においては、なかなか仕事が保守的、規律的、規制的になってしま
『できる30代は「これ」しかやらない』は、20代の人と30代の人を部下にもつ50代の人が読むと組織の生産性向上につながる。
マニュアルに見えてマニュアルではない「これしかやらない」シリーズは結構好きで、色々と読ませていただきましたが、松本利明氏の『できる30代は「これ」しかやらない』は読み応えがありました。
30代は仕事の取り組み方を習得(というか、自分で決める)時期でもあり、自分の「型」を形成する時期だと思っています。その「型」のヒントが本書には随所に散りばめられています。
「不得意なことを克服している時間はない」
私と一緒に、最強の戦略人事とグリーン人事の確立にチャレンジしませんか?(レノバHRの仲間募集!)
6/17より、レノバにて執行役員CHROを任命され、レノバHRチームと一緒に、新生レノバHRチームを再構築しています。
枢要な社会課題の解決に向け、レノバの事業戦略はは領域を海外と新事業に拡大させており、現在のプロフェッショナル集団をさらに広く深く強化していく人事戦略が必要になっています。
私もこれまでの経験と知識をすべて投入して、この社会的に意義のある事業に邁進していきたいと思っていますのが
人事施策の「副作用」までを明示した『人と組織の行動科学』は、実用型研究書であり、まさに処方箋です。
セミナー登壇にご一緒させていただくたびに、色々と「勉強」させていただいている、伊達洋駆さんの新刊を一足お先に拝読いたしました。
最新の人事課題から古典的な人事課題まで、人事をやっているとよくぶち当たる44項目の課題を【課題明確化→研究知見で理解→エビデンスに基づく解決策→副作用の明示】というフローで明快に解き明かしてくれます。
コンサルタントであれば、商売道具のような解説パターンを惜しげもなく、
『新しいキャリアの見つけ方』を読んで自分だけではなく、部下や同僚のキャリア資本の整理を手伝ってあげよう
いつもお世話になっている、プロティアン・キャリア協会代表理事の有山徹さんの新刊です。
キャリアオーナーシップを自分自身の手に取り戻し、「キャリア資本」を整理、強化して、キャリアをデザインしていくという、現代版プロティアンキャリアの考え方には、個人的にも大変共感しており、自分のためだけではなく、自社のキャリア教育の考え方に取り入れたりしております。
第3章の「自分の武器・価値を見える化する」という
登壇実績2022(全15回)
2022.01.26 日経転職版「キャリアセミナー」2022.01.27 若手人財の見つけ方・育て方2022.02.24 プロフェッショナルリクルーティング2022.03.03 組織のイノベーターを考える(iroots)2022.03.08 HR Techの最新動向と経営戦略2022.03.14 日経BP Next Working Style Day2022.06.20 グローバル人事塾 166回
もっとみる『NETFLIXの最強人事戦略』を読んで、自由と責任の組織文化についてゼロベースで考えてみよう
2年前にNext Culture Summitというイベントで主催のNewsPicksさんからいただいた本ですが、2年ぶりに読み返しました。当時私は組織開発室に着任したばかりで、等級制度や評価制度などの「伝統的な人事制度」を理解するので精一杯で、なかなか本書の内容は頭にスッと入ってきませんでした。というか、「シリコンバレーの企業とは違うから」などとシャットダウンしてきた気がします。
それから2年
経営・人事にお勧め書籍 #1
日本の大学の卒業生のGPA上位5%の学生さん84名との実際のインタビューと、適性検査結果をベースに、GPA上位者の特徴を解き明かしながら、議論が進んでいくので、うんうんうなづきながら、とても興味深く読ませていただけました。過去に面接をした色々な顔が浮かびました。
本書は、その中でも「GPA上位者」の人物像(ペルソナ)やその背景にあるナラティブ(物語)までも明らかにしていこうというとてつもなく難しい