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CGC改定で形式的で保守的な業務が増えた人事の方は、『コーポレートガバナンスの進化』で攻めのCGを取り戻そう!

2015年のCGC (コーポレートガバナンスコード)の公表、2021年のコード再改訂に至り、いよいよ、人事も主体的に取り組まざるを得なくなってきたCGC対応。どの部署の誰が何を担当しようか、バタバタしながら部署間の綱引きをしている組織も多いとよく聞きます。

そして、「取締役会」とか「指名報酬委員会」と聞くだけで、泣く子も黙ってしまう日本においては、なかなか仕事が保守的、規律的、規制的になってしまうことが多いです。社外からのアドバイスやコンサルティングもそこに拍車をかけてしまうケースが多いかな、と思っています。

そんな中、押し付けられた「ジンテキシホンのカツヨウ」ではなく、この機会を利用して、本当に人材を活かせる会社にしていこうよ!というのが今本です。

「変な取締役会」運営になっていないか?(第3章ー1)では、「取締役がするべきはディスカッションであって、ご指導ご鞭撻ではない」と言い切り、フリーアドレスの円卓での実施を提案しています。(弊社はそんな感じかもです)

そういった心構えから、CGCをいかにコーポレートの進化につなげるかというポイントが5つ書かれています。ポイント④「資本コストを踏まえた事業ポートフォリオマネジメント」などは、コンパクトに本質論が展開されていて、人事のスタッフは是非読んでおきたいし、ポイント⑤「人的資本への注力が将来を決める」は、人事外の方だから言える議論です。ジョブ型に触れているのも面白いです。

事業戦略と人事戦略の連動を本気で実現したい方は、こういう人事系ではないところが入っていくと、とてもスッキリするなーというのが実感です。
人事の方は、ぜひ293ページ(「人事部門の仕事とは何か」)からお読みいただければと思います。


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