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考え方

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自分にとって、好き嫌い、支持不支持、善悪などの評価如何にかかわらず、考えさせられた、新たな視点を学んだ、考えるに値する重要さがあったと感じた記事を記録しておく場所です。この記事リ…
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2022年5月の記事一覧

東大に入るのも、死刑囚になるのも。

東大に入るのも、死刑囚になるのも。

私は犯罪を犯す人の人生を描いたノンフィクションを好んで読む。
それも、大抵「殺人者」のもの。
時に他者への憎しみや怒りを抱える自分と、「殺人者」となってしまった人との間のどこに違いがあるのだろうか、そう思って彼らの心や歩んできた人生を探りたくなってしまうのだ。

結局、いろいろな「殺人者」の人生を読んでみて、抱く感想は大抵変わらない。
彼らが理解し難い異端者であることは少ない。「人」だからこそ傷つ

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「死んだら悲しい」は本当か

「死んだら悲しい」は本当か

また、知り合いが自殺した。
その人とは何人かで集まる時に居合わせるという感じで、個人的にすごく話したというわけではなかったので、「〇〇自殺したよ。」と聞いた時、驚きはしたけど「驚き」程度だった。
「まじか。」に次いで出た言葉は、「OD?」だった。その人がやたら薬に詳しくて度々ODしているのを知っていたから出た言葉だったが、自殺の知らせを聞いてから何も考えずに自殺方法を尋ねてしまうくらいには、私はお

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世代論を唱えるのは常におっさん。小さな全体主義の罠に気を付けよう。

世代論を唱えるのは常におっさん。小さな全体主義の罠に気を付けよう。

ロシア軍が使用している「Z」の意味については諸説憶測が飛んでいたが、 ロシアの国営放送がその意味を明らかにしたようだ。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/z-5.php

しかし、そんなロシアのせいで思わぬ迷惑を被っている人が全世界にいるようで…。

スイスのチューリッヒ(Zurich)保険は、150年間使って来たロゴを当分は使

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親の所得で子の人生のほとんどが決まるのは事実だが「接続する」時代はちと変わる

親の所得で子の学力差が生まれるだけではありません。それが学歴差になり、就職による年収差となり、結婚や子を持てるかの差になります。親の所得はもはや身分や階級と一緒になりつつあります。

そんな不都合な真実については以下で記事化しています。

たとえば、どんなに優秀で医学部に行きたいと子が願っても、貧乏な親ではその学費を払うことは不可能である。親や子の希望や意志や努力とは関係なく、貧乏遺伝子や裕福遺伝

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「普通」にがんばれる力が、結局は一番強い。生まれ持った才能よりも。

「普通」にがんばれる力が、結局は一番強い。生まれ持った才能よりも。

「自分には特別な才能もないし... 」と、多くの人が嘆きます。しかし、冷静に周囲を見渡してみると、「自分には才能があり過ぎる」なんて思っている人なんてほとんどいません。たとえ皆が認める成功者であっても、です。

仮に「自分には才能がある」と自負していた人がいたとしても、その多くは、将来において自分が予想していたほどは成功しないものです。

学生の頃など、周りにいなかったでしょうか。 やたらに、いつ

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