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エッセイ

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エッセイをまとめます。
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#人生

めらめら

めらめら

めらめらと揺れる炎

薪が全部燃えることなく火は途中で消えた

燃えた薪は灰となって暗闇に舞う

薪と火と灰をじっと見つめる

この燃えきれなかった薪は後悔か

僕の命はどれくらいちゃんと燃えてくれるだろうか

あのことも、このことも、燃えきれない

消えた炎、暗闇、舞う灰

まだ燃え尽きてない薪が赤く光った

このわずかな光もいずれ消える

もったいないと思っていたその時間の正体は

もったいないと思っていたその時間の正体は

苦しい時間は一瞬ならいいのに。楽しい時間は永遠に続いたらいいのに。

誰もがそれを望んでやまない。

時間というのは不思議なもので、あの時間はなんだったんだろうとか、この時間は一体何?のように僕たちは時間に意義をつけようとする。何故なら時間は平等に流れて、限りがあって、止まってくれないからだ。人生の終わりというものが迫られた中で、無駄なことなどしてたまるかと思うことはごく自然なことだと思う。

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信頼されると仕事は楽しい

信頼されると仕事は楽しい

何のために働いてるんだろう。何でこの仕事についたんだっけ。大人になってからこんなに怒鳴られるなんて思ってもいなかった。"働く"ってことも"生きる"ってことも謝ることなのかもしれないと思ったほどに。

僕は世間一般で言えば、接客・販売の仕事をしている。この仕事をして2年目だ。正直職業や仕事をこのように肩書きのようなもので片付けるのが好きじゃない。だって具体的に何をしているかは人それぞれだし、色々

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エッセイ 春が苦手

エッセイ 春が苦手

昔から春が苦手だ。

環境が変わることが原因なのだろうけど、大きく環境が変わらなくても、心が変化というものに敏感になる。

環境の変化を楽しめる人、不安に思わない人は強い人だ。きっとこの世界を登りつめていく人だろう。
僕はめっぽう弱い。ダーウィンが環境に適応できないものは淘汰されると言ったように、僕は淘汰される存在だろう。
小学生から中学生に進学するときや、大学生から社会へ巣立つときの大きな変化は

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日記から物語を書く

日記から物語を書く

こんにちは火花です。

僕は去年の9月から日記を書いています。ノートに書いたものを写真に撮り、noteにも投稿しています。

日記をはじめた理由は僕は言葉というものをとても大切にしていて、人から言われた言葉や、自分が気付いて言葉にしたものを、忘れないようにしたいと思ったからです。

そしてこの日記が僕のかなりの財産になっていることに気付きはじめました。
読み返すと過去の自分に励まされたり、勇気をも

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