【古代の響き】 ウチの宗派の法相宗(現存する日本最古の仏教宗派)では色々なお経を読みますが、私が普段よく読んでいるのは『薬師経』です。 『薬師経』は奈良時代に盛んに読まれ、独特のリズム感があって、いわば「古代の響き」です。 皆さまが健康で平安な日々を過ごされますように。^_^
【令興福力】 南都六宗のひとつ、法相宗(ほっそうしゅう)の大本山である奈良の興福寺の寺名の由来は、維摩経にある「令興福力」(福力を興さしむ)の語から。 それは、 「自身の心の中に眠っている幸せになる力を呼び起こす」 という意味。奈良仏教(南都六宗)は他力本願ではないのです。
大化改新の頃から平安時代初期頃までは盛んに読まれた『薬師経』。それ以降は阿弥陀信仰等の隆盛により読まれる機会が減りました。 けれどもウチは現存する日本最古の宗派である法相宗なので、いまでも『薬師経』や『唯識三十頌』などは普段から読んでいます。 古代の響きがする経典です。^_^
拙僧は一般人のイメージとして葬式に登場するか寺の薄暗いところで経しか読んでないと思われてると考えていたが、noteを見ると意外に寺の紹介が多い。よし拙僧も本気でやるぞ。特に河内長野の寺は真言宗が多いのか。空海の高野山の近くだからだな。だけど拙僧は、奈良仏教の法相宗で関係ないけど。