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「ハイヤーセルフ・ジャーニー〜旅で癒されるココロ〜」42 奈良編 興福寺③ ついに阿修羅像とご対面

こんな形で阿修羅像にお会い出来るとは思ってもみませんでした。

実は阿修羅像が興福寺にいらっしゃるということを知ったのは奈良に来てからのこと。

しかも宿泊しているホテルのすぐそばに興福寺があるということも。これはもう導かれているとしか思えませんでした。


国宝館に阿修羅像がいらっしゃる。私は建物の前で立ち止まり、いったん深呼吸をしました。そして、建物の中に入っていきました。

なぜ、こんなに気持ちがはやるのか?それは13年前まで遡ります。

2009年に興福寺創建1300年記念「国宝阿修羅展」が九州国立博物館で行われました。

私も是非お目にかかりたいと思い、足を運びました。訪れるとそこは人・人・人。あまりの人の多さに圧倒されました。

聞くと、3時間待ち😱エーッそんなに待たないといけないの?お会いしたい気持ちは山々でしたが、次の予定もあり、泣く泣く断念😭会場を後にしました。

そんなに人を惹きつける魅力のある阿修羅像を是非見てみたい。それ以来ずーっと頭の片隅に残っていました。

今日は阿修羅像とお会い出来ると思ったら胸が高鳴りました。

興福寺は法相宗のお寺。私は今回初めてその宗派を知ったのですが、飛鳥〜奈良時代にわたって興った宗派で日本にある宗派では最古のものなのだそう。

日本で仏教が栄えていく礎を作ったのが法相宗とされています。(興福寺は法相宗の大本山)

興福寺という名称は平城京遷都の際、藤原不比等によって名付けられたとされています。

創建1300年余り。そこに安置されている仏様・神様には長い歴史がある。だからこそ、国宝や重要文化財の貴重で素晴らしい文化遺産が興福寺にはたくさんあるのですね。(興福寺は世界遺産です)

国宝館には国宝や重要文化財の仏様・神様がズラリ。

その中にいて私は体中にエネルギーが巡るのを感じました。

同時にココロは穏やかになり、満たされていく感じ。

阿修羅像は国宝館の出口付近にいらっしゃいました。

とにかく、麗しい、美しい。

様々な仏様や神様にお目にかかってきましたが、唯一無二。

こんなに若々しくて、スタイル抜群の美少年的な神様見たことがない。(阿修羅像は八部衆立像の中の一体。インドで信じられてきた異教の八つの神様。お釈迦様を守る神様なのだそう)

ただただ見つめていました。運が良いことにほぼ見学者の方がおらず、その空間には私一人きり。

阿修羅像を独り占め!こんな幸せなことってあるのだろうか?13年前、たくさんの方々がご覧になった阿修羅像を私一人きりで見つめている。そのありがたさに感謝しました🙏

阿修羅像と私の対話は20分くらいにはなっていたと思います。

もっとこの場に居たかった。しかし、時間は有限。泣く泣くその場を離れました。(そんなことばかりな気がします😭)

売店で阿修羅像ゆかりのものを購入しました😊✨

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