シベリア鉄道に乗ってロシアを周り、いろんな人の話を聞くプロジェクトМесто47。第三回目は、シベリアから極東ハバロフスクに向かう列車の食堂車で出会ったロシア人鉱夫たちが登場します。ソ連の崩壊以降、ロシア経済はモスクワを中心とする西側地域に一気に集中しました。その結果、ロシアでは地域間の格差が拡大する一方です。ロシア国内でも東側地域の状況はあまり報道されていません。彼らとの会話から、ロシア国内のメ
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■大阪 曇時々晴
「息抜きと探検は大事である。」photo by1948HW
「アル クルマノ イツシヨウ【完】
ソノハチ
ユウジン」9/9
illustrated by 1948HW
其の八
ある日懐かしいエンヂン音が外から聞こえ、ドクトルは急いで玄関の扉を開けました。
すると一人の聡明な雰囲気の若い青年が姿勢正しく立っていました。そしてドクトルに深く
列車の旅はいい。車窓風景の変化をぼんやり楽しむこともできるし、何といっても空間が広くて歩くことも多少はできる。そして食堂車が連結されていると列車の旅はなお嬉しくなる。
2009年にスウェーデンのカルマルに2泊したのち、アルベスタに出てそこから乗った特急コペンハーゲン行き。スウェーデン国鉄の高速列車X2000型だ。北欧の冬ゆえ16時ころには外が真っ暗。デンマークまでは2時間以上ある。そこで同行の人