狩猟採集社会で冷蔵庫など無い時代、果たして朝食を食べていただろうかと、武術研究家の甲野善紀先生が書いていらしたと思う。同様に、いつ獲物が獲れるか分からないわけだから「規則正しい食事」も無かったのでは。獲れた時に食べるのが自然で、規則正しい食事は農耕が広まって以降かもしれない。
MBTIという、ユング心理学をもとにした性格分類を学ぼうとした矢先、「体癖(たいへき)」という性格分類があることを知る。後者は精神科医の名越康文氏や武術研究家の甲野善紀氏の著作で知ったが、いわゆる整体に関連して野口晴哉(はるちか)という方が体系づけたらしい。知らぬ事は山とある。
とても興味深い内容でした。 『この世のあらゆる事象は「初見」であり、「未知」です。』 『「目の前で起きた事」を「目の前で起きた事」のまま受け入れれば良い』 『人は癖を抜くと、技術力が低下する。』 “癖”という考え方が、とてもおもしろいです。いろいろ考えさせられます。