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指導・監修…甲野善紀 著者…荻野アンナ『古武術で毎日がラクラク! 疲れないケガしない「体の使い方」』

 手や腕の力だけに頼らず、全身の力をうまく使って出来るだけ楽に日常生活を送るコツが書かれた本。

 ●ぎっしり重いものを入れたスーパーのレジ袋を指に食い込ませることなく持つ方法

 ●転倒したとしても大怪我しないよう衝撃を和らげる受け身の取り方

 ●大きい家具を運ぶ時に手のひら全体ではなく手の側面だけを使って持ち上げる方法

 といったことが載っていて、参考になります。

 大切なのは、しっかりイメージすること。

 例えば、乗客でギュウギュウの電車の中をかき分けて進みたいなら、

 自分の手に、自分が引っ張られてしまうとイメージしなさい。

(指導・監修…甲野善紀 著者…荻野アンナ『古武術で毎日がラクラク! 疲れないケガしない「体の使い方」』 P22から引用)


 というのがポイントなのだそう。

 また、素振りをする時も、刀もしくはそれに類似するものを「自分」が振っているのではなく、「刀」が自分を導いているから腕も体も足も動く、と想像すると良いようです。

 イメージする力って面白いですね。

 うまく活用すれば、思わぬ効果も得られそう。



 〈こういう方におすすめ〉
 全身の力をうまく使って生活したい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間くらい。

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