是さん

隠れ里の住人です。 常識を疑い、善・真・美を求めて、旅をしています。

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    これまでの読書体験などから私に強い影響や感動を与えた先人たちの言葉を紹介しています。ありきたりな名言・名句集とは違う方向性を目指しています。

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    読書ブログなどで取り上げられることが少ない本を中心にしています。

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日本は賤民資本主義

ドイツの社会学者マックス=ウェーバー著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』という本がある。 主な内容は、近代資本主義が、西ヨーロッパでなぜ成立したのか。 そして、近代資本主義が成立する条件とは、何であったのかを考察したものだ。 高校の世界史や倫理で、取り上げられているので、記憶している人もいるだろう。 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中で、ウェーバーは、近代資本主義と対極にある資本主義を賤民資本主義と呼んでいる。 ウェーバーは、賤民資本主義の特

    • 陰謀論者で結構ですよ

      新年になってから多忙の毎日が続いた。 投稿する文章を書く暇がなかった。 仕事上の付き合いがある人から、「あなたは今はやりの陰謀論者だね」と笑われてしまったことが、この間あった。 ワクチン後遺症の話をした際だ。 私は冗談めかして「陰謀論者で結構ですよ。私から言わせれば、政府やテレビの言うことを今でも信じている人が、よっぽどどうかしていると思いますがね」と切り返した。 怒りに彼の表情が変わったので、大谷翔平の話をした。 私を陰謀論者扱いした御仁はワクチンを5回接種した、と後日聞い

      • お天道様は見ている

        関東に移住して、1年ぶりの冬。 朝晩の冷え込みがちょっときついが、昼間は暖かい。 北海道では10月下旬から11月中旬の気候である。 冬の生活がこんなに楽だったとは。 しかし、能登半島地震で被災され、雪と寒さのため塗炭の苦しみを味わっている能登の人々を思うと、お気楽な正月気分は吹き飛んでしまった。 SNSなどで地震に対する日本人の反応を見た。 先に結論を言おう。 前々から言ってきたが、日本社会や日本人は滅ぶべくして滅ぶ。 今この瞬間に苦しんでいる能登のみなさんそっちのけで、あ

        • 義人はいない。ひとりもいない

          テレビを捨てて3か月。 何の不自由もなし。 昼間のワイドショーはもちろん、ゴールデンタイムのバラエティー番組、学芸会ドラマは、10年以上見てなかった。 ただ、天気予報を朝夕見る習慣があった。 その後、情報番組やニュースをチラッと見ていた。 キャスターやアナウンサーが、フェイクニュースを読み、中継を見ながらワイプ越しにあざとい顔芸を披露していた。 仕事だからとニュースキャスターやアナウンサーを大目に見る人がいる。 見た目でいい人そうな人間ほど悪人だ。 次の動画を見よ。 怒りの感

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          なぜ、勉強するのか?

          威風堂々とは、 態度や雰囲気に威厳が満ちあふれて立派な様子を意味する語。 ぱっと見、どこかの予備校の宣伝ビラかと思った。 製作者は、進路指導の教師なのだろうか、委託先の業者だろうか? 時代を見る眼が全くない。 滅亡を向かえた日本社会で、東大や京大、医学部に威風堂々と進学したところで、若い世代に未来はない。 それより、例えば、ウチの学校では「ロシアや中国の大学に生徒がたくさん進学しています」、「海外で起業・成功した卒業生がいる」とアピールすれば、真に個性的で魅力的な学校である

          なぜ、勉強するのか?

          三島由紀夫とGACKTーわかっている人はわかっていたー

          1カ月に一度コインランドリーに行く。 自宅にある小型の全自動洗濯機では洗濯できない大きな毛布やシーツを洗う。 1回900円の出費。 自分の身の回りを清潔に保つための必要経費だ。 先日の早朝に行くと、二人のおじいちゃんが店内にいた。 顔見知りなのだろう。 会話が弾んでいた。 両方とも顎マスク。 内科、整形外科、皮膚科、耳鼻科と 4つの病院に今通院しているんだ、と一方のおじいちゃんが話し、今日は病院 2つ行かなきゃいけないって嘆いていた。 もう一人のおじいちゃんは、それを聞いて、

          三島由紀夫とGACKTーわかっている人はわかっていたー

          天井のない監獄

          イスラエルによるパレスチナ人大量殺戮。 連日投稿されている子どもの惨たらしい映像に目を背けたくなる。 しかし、逃げるわけにはいかない。 レイシズムに取り憑かれた大人の犠牲となった子どもの姿を、しっかり記憶し、誰かに伝えていかなくてはと思う。 それが彼らと同時代を生きる私の責務だ。 そして、人間の狂気も。 ハマスが仕掛けたのだから、どっちもどっちだと屁理屈をこねくり回す時は過ぎた。 シオニストという悪魔が人を殺すことに躊躇なく、パレスチナ民族浄化を実行しているという現実に向か

          天井のない監獄

          増税メガネと批判している人たちへ

          面白い風刺画を見つけました。 岸田氏を増税メガネ、増税クソメガネと揶揄しているみなさんにお聞きしたいことがあります。 コロナ騒動の時、PCR検査を徹底的にやれとか給付金をもっと出せとか、オリンピック開催よりワクチン接種を早くやれ、とみなさんヒステリックに騒いでいましたよね? 私も間違っていたので批判できる資格はないのですが、#PCR検査と治療薬の公費負担を求めます、と今でも能天気に言っている人たちがいて、びっくりしました。 さて、過剰なコロナ対策の結果、どうなったのか?

          増税メガネと批判している人たちへ

          孤独の中の神の祝福

          関東に9月下旬引っ越した。 バタバタして、投稿できなかった。 北海道の寒さから解放され、気分はよい。 雪かきと関係のない人間になれた。 移住して、気がついたことをいくつか。 関東は地域によってマスク着用率に違いがある。 湘南(辻堂・茅ヶ崎)は、マスクをつけている人がとても少ない。 しかし、私が住み始めた根岸線界隈は、北海道の田舎町と同じようにマスクをつけている方が主流だ。 それから、電車に乗っていると、きつい香害で鼻の奥が詰まった感じになる。 きつい香害を発する人は若い女性だ

          孤独の中の神の祝福

          反逆しない奴隷は憐みを受けるのに値しない

          8月に入った。 おなじみの年中行事が、今年もまた繰り返されている。 戦争の記憶を忘れてはならないとの美名の下に、空襲や戦闘で家族を失った者の痛みというセンチメンタルな物語が、日本メディアでいつも登場する。 昭和からずっと同じだ。 戦争の悲惨さ → 戦争はまっぴらごめん → 平和を守ろう というワンパターンな図式が繰り返される。 日本人が戦争の加害者であったという事実、無益な戦争を引きおこした当時の為政者の責任追及、大本営発表ばかりたった日本メディアの問題という視点が、そこから

          反逆しない奴隷は憐みを受けるのに値しない

          ガラパゴス島の住人たち

          日本人は世界から取り残されたガラパゴス島の住人たちだ。 自分の信じたい情報だけを信じ、それ以外の情報は全て陰謀論、頭のおかしい人の戯言、と日本人は決めつける。 事実をありのままに見つめ、これまでの自分の考え方を省みる作業を日本人は怠ってきた。 日本人のガラパゴス化がコロナ騒動でさらに加速した。 私は、ワクチンならぬ遺伝子治療薬であるmRNAワクチンの危険性を親しい人に何度も必死に話した。 彼らは「何、変なこと言っているの、この人?」という感じで私を怪訝そうににらんでいた。 1

          ガラパゴス島の住人たち

          余計なお世話は辞めた

          これから移住する場所を決めるため、5月下旬関東に行ってきた。 乗りたくはなかったが、飛行機を往復利用した。 乗客の85パーセントはまだマスク。 それでも首都圏の鉄道は、マスクをしない人が増えた印象。 夏になればもっと外すのだろうか。 私が見ている限りでは、若い女性はマスクを外したがらない。 彼女たちは未来永劫マスクをつけるつもりなのか? 帰りの便に乗るため羽田空港に着いたときの話も少々。 疲れていたので、チケット発券を早めに済ませた。 出発ロビーでしばらく待つことに 。

          余計なお世話は辞めた

          コロナ騒動の終わりに

          私にとって今回のコロナ騒動とは、自分がこれまで感じてきた日本社会や日本人への違和感が、正しかったのかを確かめるための答え合わせの時間であった。 「違和感を感じるのが、人間として正常である」が解答だった。 正解だ。 といっても、私は勝ったと誇らしく思う気持ちや、他人に優越感を感じることはない。 日本社会や日本人がずっと前からまともでないことなど、ちょっと調べて、考える習慣があれば、誰でもわかる。 「やっぱりそうだったのか」と淡々と受け止めている。 さて、5月8日を境にして、コ

          コロナ騒動の終わりに

          昭和天皇の実像(その2)

          みなさんは昭和天皇の沖縄メッセージをご存知でしょうか? 昭和天皇の沖縄メッセージとは、国際政治学者進藤榮一さんが、アメリカの国立公文書館で発掘した電文のことです。 雑誌『世界』1979年4月号に論文「分割された領土」として、進藤さんは電文の内容を発表しました。 沖縄県公文書館のホームページで電文は閲覧できます。 進藤論文の詳細は、『分割された領土ーもうひとつの戦後史』で沖縄 メッセージに関わる論争も含めて確認が可能です。 1945年以降の日本の歴史を正確に理解するためには、

          昭和天皇の実像(その2)

          昭和天皇の実像

          昨年4月ウクライナの公式 Twitter が、「ファシズムとナチズムは1945年に打倒されました」とのキャプションをつけ、その上にヒトラーやムッソリーニと昭和天皇を同列に写した写真を投稿。日本国内で反発を呼び、ウクライナ側がお詫びした出来事がありました。 昭和天皇は、第二次世界大戦を起こした戦争指導者の一人であり、ファシストだったとウクライナでは思われていたのです。 日本国内における昭和天皇の戦争をめぐっての評価は、昭和から平成に移る前後に活発な論争がありました。 例えば、

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          ワクチンについて記憶すべきこと

          例のワクチン、そもそも何が問題だったのか? 簡潔に言えば、ワクチン接種にかかる手続きが不透明だったこと、ワクチン接種副作用に関わる情報開示が十分になされていなかったという2点です。 まず、埼玉弁護士会の会長声明(2021.10.13)を足がかりに、手続きに関わる問題から。 ここから読み取れる手続き上の問題点とは、 今回のmRNAワクチンは、医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認であるという点です。 では、特例承認とは何か? 厚生労働省ホームページの医薬品医療機器等法

          ワクチンについて記憶すべきこと