ばっど

脳のトレーニングのために書評的なことを書き始めた50過ぎのおじさんです。 記憶力の衰え…

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脳のトレーニングのために書評的なことを書き始めた50過ぎのおじさんです。 記憶力の衰えが著しく、人の名前と漢字が特にキケンな領域に入ってます。 リターンライダー。 星景写真を撮ったりレースを観に行くためにキャンプしたりもします。

最近の記事

書評 アルプス席の母 最強コンテンツとしての高校野球

五十路のおじさん、ばっどです。 アルプス席の母 早見和真 珍しく最新のベストセラー。 高校野球児とその母親の約3年間のストーリー。 内容としては熱闘甲子園的な部分と、ああいうメディアでは絶対に出てこない「業界事情」を絶妙に織り込みながらも、爽快な読後感をもたらす親子の成長記で、間違いなく面白い。 時系列を巧みに操ることで、読み終わりにやられたな~と思わせる著者の巧者ぶりも好印象です。 お話が成立するベースは、日本における「最強コンテンツとしての高校野球」の存在。 選手

    • 読書の処方箋 自分探しに効く パシヨン 川越宗一 その2

      五十路のおじさん、ばっどです。 パシヨン 川越宗一 書評リンク 処方箋リンク1 いやしかし、このお話が連載されていた時、本当に毎朝新聞が楽しみで。 本当に面白いので読んでない方は是非読んで頂きたい。 なので3回目。 どんなお話かは、書評リンクをご参照ください。 お話の柱の一つは主人公マンショの成長譚と変わらなさぶり。 必死に考える、生きていくには必死に考えざるを得ない。 その結果得られるのは、成長というより、「気付き」。 考えた末であったり、人に言われたことを思い出した

      • 書評 梟の城 Fxxk! 司馬史観

        五十路のおじさん、ばっどです。 梟の城 司馬遼太郎 司馬遼太郎。という名を聞いて、読書好きの皆様はどんな印象を持たれるか?歴史に一家言あって、日本史を俯瞰的かつ聡明に見通した史家・・・みたいとちゃいますかね? 個人的には、そうではない。 つまるところエンタメ作家なんちゃうん?というのが、ばっどの司馬センセイ評。なぜなら、ばっどが読んだ司馬作品はこれだけ!!だからです。 竜馬がゆく?坂の上の雲?燃えよ剣??知らんがな。 梟の城は何といっても直木賞作品。 秀吉暗殺を目論む

        • 書評 F1グランプリボーイズ F1ブームの曙、当時現役F1メカ異色のエッセイ

          五十路のおじさん、ばっどです。 F1グランプリボーイズ 1~4巻 津川哲夫 なんと1970年代からF1のメカニックとして世界に飛び込み、メカ引退後の今も解説などでなお馴染みの津川さんのエッセイ集。 いまでも昭和な雰囲気を残しつつ今も続く自動車雑誌、「ベストカー」の連載。80年代後半~メカを引退した90年までのお話です。 87年から鈴鹿でF1レースが開催され、88年には故エヤトン・セナが劇的な戴冠をし、フジテレビや昭和シェル石油のプロモーションもあり、F1ブーム、セナブー

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          読書の処方箋 子供の成長をどう見守るか? パシヨン 川越宗一

          五十路のおじさん、ばっどです。 誰かに自分が気に入った本を読んで欲しい。と思って書き始めた書評であるが、新聞の書評欄でもなく、出版社のおすすめでもない。 誰が気が付くねん? もう少し当初の志を強めた内容とすべく、「処方箋」として、一度紹介した本を具体的に役立つカタチで紹介してみます。 書評ではでっっきるだけネタバレを避けましたが、ここでは若干のネタバレを含みます。 パシヨン 川越宗一 書評リンク 概要は書評をご覧いただくとして。 このお話は主人公、長じて宣教師となる小

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          書評 アメリカよ!あめりかよ! BIG tomorrow的?80年代青春的熱血譚!!

          五十路のおじさん、ばっどです。 アメリカよ!あめりかよ! 落合 信彦 最近は特に話題になることはなく、どちらかというと経歴詐称じゃねーの?とか、ご子息の陽一氏へ注目が集まりがちですが、一時期は国際ジャーナリストとしてアサヒスーパードライのテレビCMに出たりと脚光を浴びていた著者の青春譚。 アメリカ留学を志し、オイルマンを経て物書きにならんとするまでの来し方を、熱量溢れる筆致で綴った、個人的には歴史的な名著。 (ちなみに件のテレビCMは、渡部陽一氏を戦場カメラマンに導くき

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          書評 Winny 電子書籍がイイ本もあります

          五十路のおじさん、ばっどです。 Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 壇 俊光 電子書籍がイイというより、電子書籍のみですね。 ファイル共有ソフト「Winny」を開発したプログラマーが逮捕され、その弁護を担うことになった弁護士さんが著者。 結果無罪とはなったものの、必ずしもハッピーエンドではないお話です。 が、語り口は軽妙。 金子氏のキャラクターも相まって、面白く(英語のintrrestingの方)読むことができます。 しかしというか当然というか、中身は硬派

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          書評 パシヨン 読書好きならとにかく・・・ 

          五十路のおじさん、ばっどです。 パシヨン 川越 宗一 地方紙の連載小説の単行本化作品。 恥ずかしながら新聞で読むまで、直木賞受賞作家ということを存じ上げなかったが、肩書はともかく、連載で話は全部わかっているのに、お金を出して本を買ってしまった、個人的にはそーゆーレベルの作品です。 ざっくり説明すると小西行長の孫で後にイエズス会司祭となる小西マンショと、小禄の身代から立身出世し、幕府総目付までになる井上政重の二人を軸にした物語。 江戸初期、キリスト教信仰の禁令、弾圧が強ま

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          書評 勇魚 ガイジンさんが描く日本の歴史活劇

          五十路のおじさん、ばっどです。 勇魚 C.W. ニコル 書評のネタを探して本棚を漁る。 若かりし頃に読んだ本も結構残っていて、その中の一冊(文庫上下セット)。 高校時分に氏のエッセイはずいぶん読んだ。 自然の中で生きていけるヒトに憧れがあったのだと思う。 また、自分はキャラとしてはおとなし目だったので、「やんちゃ」にも惹かれたのであろう。 で、この本はエッセイではなく長編の物語。その存在は知っていたが、大人(20代前半)になって、やっと読んだという記憶がある。 幕末

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          書評 たそがれ清兵衛 映画は看板にイツワリあり。。

          五十路のおじさん、ばっどです。 たそがれ清兵衛 藤沢 周平 時代ものの超人気作家、藤沢氏の短編集。 著書は何冊か読みましたが、ハズレなく安定の面白さ。 この本の各お話の共通点は、日ごろはさえない侍が実はかなりの遣い手で、それを軸にしたお話というところ。 短編だけにどのお話も言葉のそぎ落としがきいていて、主人公の剣の腕同様、切れ味抜群です。 この本にたどり着いたのは、同名の映画が人気だったから。でも映画は見てませんでした。 本を読んで面白いやん!ということで後日になって

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          書評 桜井章一著作集 読む面白さ>自己啓発

          五十路のおじさん、ばっどです。 今日は自分が読んだことがある雀鬼こと「桜井章一」氏の著作を3冊いっぺんに。 負けない技術 人を見抜く技術 決断の作法 探せば氏の著作はまだまだあるでしょうが、上記3冊も本質的に同じことを、応用する局面や視点を変えながら語っているので、自分好みのものを探せば各々楽しめるんじゃないかと思います。 経験談などを聞く(読む)と、この人超人か!!と思うようなエピソードも多々あるのだが、それに関連付けて語られる、考え方や物事への取り組み方のメソッド

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          書評 人生相談を哲学する ニーチェを読んでねぇ奴と・・・

          五十路のおじさん、ばっどです。 人生相談を哲学する 森岡 正博  「ニーチェを読んでねぇ奴と話ができるか!」  正確ではないかもしれないが、研究者・クリエイターとして活躍する落合洋一氏が、中学生ごろに父君から浴びせられた言葉だったかと記憶する。  (情報ソースは確か情熱大陸。)  父君の正体は、国際ジャーナリスト・作家の落合信彦氏。氏の作品もスゲーたくさん読んだので、そのうちご紹介したいが、それはさておき。  ニーチェと言えば哲学。ソクラテス、プラトン、カントなどなど、

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          書評 エキストラ・イニングス 自分を信じたい人へ

          五十路のおじさん、ばっどです。 エキストラ・イニングス 僕の野球論 松井秀喜 言わずと知れたゴジラ松井、2012年に現役引退した、稀代のスラッガーの著書。 2013~14年の新聞連載コラムをもとに、15年に単行本として刊行、16年には早くも文庫化されています。 そこそこ前の本ではありますが、内容は一切色褪せておらず。 初めて読む人はフムフムと読み、一度読んだ人の多くは、手元に置いて、折に触れ読みなおすことになるはずだ。 内容は超大雑把にいうと大きく2種類の話。 松井氏が

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          書評 そこにある山 斬新な概念を駆使した一大傑作論考!

          五十路のおじさん、ばっどです。 そこにある山 結婚と冒険について *  角幡唯介 きっかけは新聞書評。書評で気になったものをかたっぱしから読んでいた時期があり、読んでみた本。 記事タイトルに挙げた「斬新な概念を駆使した一大傑作論考」とは、あとがきにある、著者の自賛の弁からひかせていただいた。 ばっどの読後感においても、そうだと感じており、読書好きの方であれば、是非読んで欲しい作品。 この本の論に腹落ちを感じる方であれば、人生の問題の8割がたは解決したも同然!という実に有

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          書評 SUPER GT FILE 2017 VER.4 自己啓発本としてのモータースポーツ雑誌

          五十路のおじさん、ばっどです。 SUPER GT FILE 2017 VER.4 特集 LC500をつかまえろ 17年規定GT500開発最前線 三栄書房 え、これ、読書?? かもしれませんが、素人(失礼)書評にはビジネス書や自己啓発本が多いと見受けられる。それがアリなら、このムックはそういう意味で得るものや気づきがむちゃくちゃある本。 何でもいいから気づきが欲しい人は、図書館でバックナンバー探して読んでください。 ビジネス的な気づきとしてはGT500車両、LEXUS(言

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          書評 犬がいた季節 同世代の追憶と胸苦しいフィクション

          五十路のおじさん、ばっどです。 たぶん今後は週一(以下)になりそうだが、旗日ということもあり、比較的新しい本でひとくさり。古い本が続いたんで。 犬がいた季節 伊吹有喜 おりしも文庫版が発売されたばかりらしい。(2024年1月) 舞台は三重県の架空の進学校、八稜高校、通称ハチコー。 主に1980年代終盤から90年代にかけての生徒の悲喜こもごもが、丁寧な筆致で描かれます。どちらかというと「悲」というか、辛い目のエピソードが多め。 タイトルにある「犬」は、偶然学校に迷い込ん

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