広重の絵で見る、昔の荷運び
前回、飛脚が背負っている棒付き箱の話を書きました。
荷物を運ぶという視点で浮世絵を見ると、いろいろ発見があります。
私は歌川広重の浮世絵が好きなので、そこからいくつか。
・棒で運ぶ
見ていて多いのは、棒の両端に大きな箱をつけて、肩に乗せるスタイル。両掛挟箱というようです(飛脚が持っているのは片掛け挟箱)。
物を運ぶとき、荷物の重心が身体の中心に近いほど、楽に持てます。
最も中心に近いのは、頭上に載せる方法。インド・アフリカのドキュメンタリーで見ますね。日本では大原女が薪