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伝わりづらいとは思いますが、足の歪み調整の面白さを説明してみます

八起堂では足関節治療を重視していて、バレエ関係者など、足の調整に来る方も多いです。

もちろん、足が身体の要所(足が歪むと全身が歪む)というのもあるのですが、足関節が面白くてハマっているうちに、施術が得意になったというのもあります。

足関節のどこが面白いのかというと。

①構造が複雑

とにかく、骨・関節の形が独特すぎます。

一番が足首の骨・距骨。
とくにかかとの骨・踵骨との間にある距踵関節(距骨下関節とも)です。足のアーチを動かすための面と、ねじれた動きを支える面の2つがあって…。(長くなりすぎるので割愛。あと、舟状骨もポイント高し)。

そうした骨を結びつけている靭帯も数多く、方向も複雑。動かす角度や、動く幅をイメージする力が試されます。

②動かし方に要領が必要

足の骨は短い骨が多くて、操作する時の手がかりが少ないです。しかも周辺の靭帯が固いので、ある程度の力が必要です。

腕などのように長い骨を動かすのではないので、骨・靭帯のつながりを利用して操作する必要があります。ここでは、力の方向と集中が必要です。
ちょっとした動きの差で、結果が変わるので、工夫のしどころ。

③調整が奥深い

足関節には、調整する箇所がたくさんあります。

普通に立つときと、つま先立ちのとき、地面を蹴るときなど、ポジションによって力の伝わり方が変わるので、すべてのポジションで安定した形を作るのはなかなか大変です。

とはいえ、その結果がすぐに見られるのがリリースの良いところ。立って、動いてもらうだけで、変化が目に見えます。

調整して、動いてもらうたびに理想的な形に近づいていくのは、施術する側としては楽しみです。

もちろん、施術後に喜んでもらえるのも、楽しみのうち。
真っ直ぐに立てるようになった、重心が変わって背中が伸びたと言われるのはやっぱり嬉しいです。

・仕事のやりがいとは

アメリカの作家、ダニエル・ピンクによると、やりがいのある仕事には3つの要素があるとのこと。その3つとは、

《自立性》自分の判断で、自分の技術を活かして、主体的に仕事できる。
《有能性》「技術の上達」を実感できることがやりがいになる。 
《関係性》他人とつながり、関わることのよろこび。

私にとって、足の施術はこの3つを満たしていると言えます。

現在、足の関節の可動域を広げたり、バランスを調整したりしている人は、びっくりするくらい少ないです。もっと増えてほしい。
マッサージ、整体などの施術をする人たち、この面白さを楽しんでみませんか?


八起堂治療院ホームページ



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