いくら純正でも、ばね式のシューツリーをローファーに入れっぱなしにしといたらいかんね(当時は、そこまでの知識がなかった)。 知ってか知らずか、つげ 義春先生も『ねじ式』とおっしゃっているわけです。 メメクラゲに噛まれたら、ねじ式。 スリッポンタイプの靴に入れるのも、ねじ式。
つげ義春ついでに。 今、AIが「ねじ式」みたいな作品を吐き出したら、読み手(人間側)はちゃんと受け入れられるだろうか。 「ねじ式」が読み手を惹きつけるのは、人が書いたものだからだと思うんですよね。 作家と作品を切り離せるか、というのを考える点で、いい指標になるかも。
鉄欠乏性貧血なので病院でもらった鉄剤を飲んでいます。この病院を選んだ理由は、最初に貧血を指摘した人間ドックのお医者さんが勧めたからです。「内科です。できれば男性の医師が絶対必要なのです。そして近所で開業していたら、なお好都合なのです」と『ねじ式』みたいな調子で教えてくれました。
つげ義春作品は好きなんですが、今の時代に「ねじ式」が初出で発表されたらどう評価されるんだろうか。 真似できそうでできないバランス良さというプラスより、各コマがいろんな写真のパクリというので炎上して消えてしまう確率の方が高そうな気がする。