加藤資

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加藤資

短編・長編、詩、エッセイ等はAmazonKindleにて発売中 https://www.amazon.co.jp/dp/B087YWPS39/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&qid=1588327322&s=digital-text&sr=1-1

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喇叭亭馬龍丑。日記「マウスピース沼、再び…」

2024.4.30(火) 「マウスピース沼、再び…」  早起きDAY。しかし、昨日は不覚にも零時に寝たので六時半に起きられる。六時半が早いか否かは各々に任せるが、六時半なんてほぼ真夜中だと思っている。ROUND MIDNIGHTのミュートトランペットが、あの特徴的な金属的音色が聴こえてきそうだ。  チャリで目的地に向かう道すがら、サラリーマンやOLの皆様は当たり前の顔で出勤途中。凄すぎるだろ、日本人。こんなに毎朝早かったら暴動が起きてもおかしくはない。のに、粛々と

    • 喇叭亭馬龍丑。日記「野菜(隠語ではなく)」「エレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルスみたいな発音で)」4/28(日)〜4/29(月)

      2024.28(日) 「野菜(隠語ではなく)」  ほぼ夏、と言っても過言ではない日。終日、Tシャツで過ごす。  夜。まいばすけっとまでカット野菜を買いに行く。パプリカとかほうれん草など何種類かの生野菜パッケージング商品。最近、ハマっていてよく食べている。野菜、大事。三十九年目にして気付いた人生の真実。 2024.4.29(月) 「エレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルス的な発音で)」  早稲田リネンへ。佐藤えりかさんの「宇宙の大きな顔」を観に。今回はエレ

      • 喇叭亭馬龍丑。日記「水のお湯割り。水はエヴィアン、お湯はコントレックス。チェイサーはペリエで」4/27(土)

        2024.4.27(土) 「水のお湯割り。水はエヴィアン、お湯はコントレックス。チェイサーはペリエで」  所沢までシペルヘイシャンナイトを観に行く。所沢MoJo。  親父の田舎に墓参りに行く時は、ここで特急に乗り換えてしまうので、所沢駅で降りるのは相当の年数振り。  高校生の頃、金曜日にゲーセン行って、みんなとバイバイしたあと独り、新所沢の(今は無き)映画館に行くのを楽しみにしていた。だから俺の所沢は新所沢のイメージで固まってしまっている。でもそれすらも二十年

        • 喇叭亭馬龍丑。日記「生憎、伸びしろしかないもので」「劇場版コナン」「ミュグレーのエンジェル」4/24(水)〜4/26(金)

          2024.4.24(水) 「生憎、伸びしろしかないもので」  最近お気に入りのパンチライン。何か言われる度に「すいません。伸びしろしかなくて」と言って顰蹙を買っている。 *  YouTubeで他の人のジャズの演奏を見ている時に、「お、今の良いフレーズ」と思う瞬間がある。その演奏を自分の脳内でリフレインしてみると、だいたいパーカーフレーズだったりする。俺の耳、パーカーに特化してしまっている。勿論、良いことである。 2024.4.25(木) 「劇場版コナン

        喇叭亭馬龍丑。日記「マウスピース沼、再び…」

        • 喇叭亭馬龍丑。日記「野菜(隠語ではなく)」「エレクトリックえりかさん(エレクトリック・マイルスみたいな発音で)」4/28(日)〜4/29(月)

        • 喇叭亭馬龍丑。日記「水のお湯割り。水はエヴィアン、お湯はコントレックス。チェイサーはペリエで」4/27(土)

        • 喇叭亭馬龍丑。日記「生憎、伸びしろしかないもので」「劇場版コナン」「ミュグレーのエンジェル」4/24(水)〜4/26(金)

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          喇叭亭馬龍丑。日記「ハードボイルド・テンダーマン、エンター・サンドマン」4/23(火)

          2024.4.23(火) 「ハードボイルド・テンダーマン、エンター・サンドマン」  トランペッター、金策に走る。それは天啓のように降ってきた。「オマエにもうギターはいらないだろ?」と。生前整理の一環。  最期にもう一度、ケースから取り出し爪弾く。愛でているうちに感傷が頭をよぎる。出来ることなら売りたくないが、もうこの人生で弾くこともなさそうだ。ならば、誰か弾いてくれる人の手に渡った方がお互い幸せだろう。そんなところだ。 *  アコースティックギターは軽いが

          喇叭亭馬龍丑。日記「ハードボイルド・テンダーマン、エンター・サンドマン」4/23(火)

          喇叭亭馬龍丑。日記「トーンのこと」4/22(月)

          2024.4.22(月) 「トーンのこと」  最近は一日中、トーンのことばかり考えている。これはもはや恋、である。  なんで俺のトランペットから出てくる音は、アホの子が喋ってる、みたいなトーンなんだろう。「あどねー、ぼぐでー」(意訳:あのねー、ぼくねー)、みたいな。  俺の低いIQが滲み出してしまっているのか…。百歳のラッパはもう、「響く」という行為を手放してしまったのか。牧歌的フレーズのオンパレードなのはまだギリ二歳児だからなのか…。 *  本当にオモチャみたい

          喇叭亭馬龍丑。日記「トーンのこと」4/22(月)

          喇叭亭馬龍丑。日記「大和の吊るし柿、へたなりに固まる」「夕飯はメキシカンといこう」 4/20(土)〜4/21(日)

          2024.4.20(土) 「大和の吊るし柿、へたなりに固まる」  同じ曲でアドリブを何度も何度も繰り返していると、フレーズが固まってくる。良い反面、それってなんだか駄目なような気もしてくる。 「さっきこのフレーズ吹いたから、次はこれにしよう」みたいな判断を瞬時に繰り返しながら進んでいく訳だけど、語彙/ボキャブラリーとしてのフレーズの引き出しが少ないからなのか、メロディセンスが圧倒的に欠如しているからなのか、(自分の中での)ありきたりのワンパターンに終始してしまう。  

          喇叭亭馬龍丑。日記「大和の吊るし柿、へたなりに固まる」「夕飯はメキシカンといこう」 4/20(土)〜4/21(日)

          喇叭亭馬龍丑。日記「琥珀で流れるBlueTrain」4/19(金)

          2024.4.19(金) 「琥珀で流れるBlueTrain」  あらゆる電車が遅延するなか、渋谷へ。  ジャズバー琥珀。テッタ君&えりかさん達のNew Afro Jazz Projectを聴きに。琥珀、お洒落過ぎて毎回恐縮する。孔雀が可愛い。俺の癒やし。  着席して飲み物と灰皿が届くタイミングでBGMがコルトレーンの『BlueTrain』に。天(店)の采配に感謝す。最高かよ、大好きだ。てか、五月のビッグバンドライブではコレ演るんだよな、と思いつつ良い音で聴く。リ

          喇叭亭馬龍丑。日記「琥珀で流れるBlueTrain」4/19(金)

          喇叭亭馬龍丑。日記「不穏な住所に翻弄される私立探偵こと俺」4/18(木)

          2024.4.18(木) 「不穏な住所に翻弄される私立探偵こと俺」  その日は朝から雨が降っていた。(いや、実際には曇天。雨のほうがハードボイルド小説の冒頭シーンっぽいから)  新規顧客の住所を貰い、北区へ。Googleマップに住所を打ち込むと、区画を大きく囲むだけで、場所をピンポイントでは指し示してくれない。嫌な予感。こういう仕事をしていると、時折ある不穏な住所。なにせ住所の末尾の数字がデカ過ぎる(勿論、地区によっては存在するけど、この地区この区域に於いては)。

          喇叭亭馬龍丑。日記「不穏な住所に翻弄される私立探偵こと俺」4/18(木)

          喇叭亭馬龍丑。日記「冬将軍、秋参謀、夏一兵卒、春の女王」

          2024.4.17(水) 「冬将軍、秋参謀、夏一兵卒、春の女王」  かれこれ何ヶ月もLINEのトーク画面の上にハードオフの広告が表示され続けている。まぁ自分がクリックしているせいなんだけども。どこか地方のハードオフの広告。connのトランペット。俺のトランペットと同じメーカー。年代は随分と若い。 「いや、買わないよ?」と呟きつつ、ついタップしてしまう。いや、買わないよ?ホントだよ? *  ひと仕事終えて、ヤバ芝氏と蕎麦。おおひら。間違いない。「間違いない」

          喇叭亭馬龍丑。日記「冬将軍、秋参謀、夏一兵卒、春の女王」

          喇叭亭馬龍丑。日記「毎日、トランペット抱えてお出かけ。まるでジャズメン」4/16(火)

          2024.4.16(火) 「毎日、トランペット抱えてお出かけ。まるでジャズメン」  練習の時のテンポを至極落として、全ての音をタンギングする練。発音発声のはじめからやり直し。まるで幼児。ホントにトランペットの練習過程は赤ちゃんの成長過程によく似ている。 *  日々、朝に夜に、と吹いているので、なかなか唇ライフゲージがMaxの100まで回復することがない。大体いつも40〜60くらいで吹いては使い果たし…の繰り返し。  安息日的に一日くらい空けたら良いのだろう

          喇叭亭馬龍丑。日記「毎日、トランペット抱えてお出かけ。まるでジャズメン」4/16(火)

          喇叭亭馬龍丑。日記「ジャズメン育成計画による気付き」4/15(月)

          2024.4.15(月) 「ジャズメン育成計画による気付き」  メンバーに付き合ってもらって歌舞伎町のスタジオにin。今日はドラムの真穂っちとピアノのmotocoさん。  スモールコンボでのライブ用の曲をさらいながら、構成とテンポを考える。メンバーの素晴らしいアレンジやアドリブに反比例するように俺のソロ、おたおたする。オタオタ…。恥ずかしい恥ずかしい。  帰ってから演奏を録画したものを見返して(聴き返して)みると、タンギングが甘くて、フレーズがくっついて餅のよ

          喇叭亭馬龍丑。日記「ジャズメン育成計画による気付き」4/15(月)

          喇叭亭馬龍丑。日記「今日という日の想い出に」4/14(日)

          2024.4.14(日) 「今日という日の想い出に」  下北沢のメンフィス兄弟へ。ミュージック&DJバー。  下北沢、相変わらず(なのか?)、「若者若者」している。この感じがとても苦手だ。この下北に来た時に思う「若者若者してやがるな」というフィーリングは十代の頃から感じているので、年を取ったせいじゃない。多分、小田急線や京王線の沿線文化が肌に合わないんだろう。こちとら西武線の申し子、プリンスホテル擁するレペゼン堤ファミリーだぜ?  もうすぐメンフィス兄弟に到着、という

          喇叭亭馬龍丑。日記「今日という日の想い出に」4/14(日)

          喇叭亭馬龍丑。日記「あるトランペッターの信仰告白」 「プロテインハンバーグ俺」4/12(金)〜4/13(土)

          2024.4.12(金) 「あるトランペッターの信仰告白」  分かっているんだ。少しでも余力を残して止めさえすれば、翌日に残らないってことは。でも…。分かっちゃいるけど止められない。徹底的に、限界まで、そこを超えてボロキレの如くなるまでヤらないと、自分に嘘をついてるみたいでさ。つい、ね。悪い癖だ。  あ?酒の話じゃねぇぞ。唇の話だ。酒はそんなに呑めない。 *  ジャズ評論家だった平岡正明に『ジャズより他に神はなし』という名の著書がありますけれど、何に中毒するか、何に

          喇叭亭馬龍丑。日記「あるトランペッターの信仰告白」 「プロテインハンバーグ俺」4/12(金)〜4/13(土)

          ライブ告知6/22(土)

          『No Sleep ‘til VILLAGE VANGUARD vol.1』 Day: 6月22日(土) 19:00 OPEN * Charge: 2000円+ワンドリンクオーダー * Live: 馬龍丑。伍重奏團 (俺の定義による)ジャズとは「人間が駄目になっていく過程を恥ずかしげもなく晒し続ける」ことである、と。強固かつ堅牢なメンバーに支えられながら、40分かけて俺の唇が駄目になっていく様をお楽しみください。 Tp.馬龍丑。 ゲストSaxophone.M

          ライブ告知6/22(土)

          喇叭亭馬龍丑。日記「トランペット肉体考」4/11(木)

          2024.4.11(木) 「トランペット肉体考」  どの楽器でもそうだとは思うんだけど、自分の持つリズム感を正確に楽器へと移し替えることはとても難しい。  ワタクシただでさえ、リズム感が良い方では決してないのにもかかわらず、それが自分とは異なる金属物質と合一することで、最悪なリズム感を発するモンスターラッパ吹きが爆誕してしまう。 「今ここ」というタイミングで鳴らしたいのに、唇が振動しなかったり、遅れて震えだしたり、指先のほんの僅かなモタりやハシり…。それが生み

          喇叭亭馬龍丑。日記「トランペット肉体考」4/11(木)