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喇叭亭馬龍丑。日記「財布を吸引する日曜日の魔力」9/8(日)

2024.9.8(日)

「財布を吸引する日曜日の魔力」

 横浜へ。黄金町。私立探偵濱マイクな町。駅前の喫茶店で遅めのランチ。飲食&喫煙スペース完備の横浜な喫茶店。カレーセットご飯大盛り&チーズチリドッグで1040円。お腹いっぱいになったから、「レトルト…」とかは言わない。煙草吸えたし。うん。煙草吸えたし。

 そして二度目の訪問、ジャックアンドベティ。映画『ヴァタ〜箱あるいは体』を観る。最初ドキュメンタリーかと思っていたら、みんな演技をしている。たどたどしさとマダガスカル特有の演説文化が相まった演技が愛おしい。

 アフリカの東洋と称されることもあるマダガスカルの死生観は日本人としてもあまり違和感がなかったりして。生者と死者が交差するラストの演奏はとても素晴らしい。終演後に監督のトークショー。そのラストシーンは撮影に三日かかったとのこと。一発撮りに近く見えた。それは是か否か。ジャックアンドベティ、良い映画館。

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 メルカリで買ったトランペットラヴァーのワタクシには敷居が高過ぎる、新大久保は管楽器専門店ダクの地下にあるスペースDoまでマナティーの所属するビッグバンドを観に行く。テクニカルな曲が多く、凄い。高音トランペッタ―の顔がどんどん真っ赤に染まっていき、「何本か切れて、死ぬんじゃないか…目の前で」といらぬ心配をする。不覚にも、梅干しを連想してしまった。すいません。

 第二部としてサックスアンサンブルも堪能す。

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 気付いたら財布の中身が四十円になっていた。恐るべし、日曜日の魔力。


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